April 7, 2005
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まず仔猫の体重を計ると3匹は80g少々あったのだが、小さいと言われた。さらにもう一匹は60gほどしかないことが分かった。その子は一番最初に産まれた子だ。

出るほうのおっぱいに、その子の口をあててみたが、吸えない。念のため、他の子も含めて人口授乳をすることになった。

初めは哺乳瓶の口を少し大きめに切って吸いやすいようにしたが、仔猫の小さな口には吸い口自体が大きすぎて、口に含んでもすぐに顔を横に振って出してしまう。仕方なく細いカテーテルで胃まで直接ミルクを注入。一気には入れられないので、少しずつ時間をかけて5cc入れた。する側もされる側も辛い作業だ。特に仔猫には必要なこととはいえ、産まれて数時間しか経っていないのに辛い体験をさせてしまった。

その間、むくちゃんは仔猫を取り上げられた不安と産後疲れからか呼吸が激しく乱れ、一時酸素BOXに入れられた。幸い大事には至らなかった。

家に帰ると私には、4~5時間おきで仔猫にミルクを与えるという仕事と、すっかりご飯を食べられなくなったむくちゃんのためにお湯で粉をといて作る流動食を与える仕事が待っていた。これも一度に沢山与えることはできないので、数時間毎に与えることとした。

あー、また眠れない日々が続く。でも、お乳が出てしまったら、それはむくちゃんの栄養が体の中から吸い取られるということだから、私がしっかりしてあげないと。そんなことを思うと、夜中に何度も起きてお湯を沸かし、一時間かけてミルクを与えることも、そのたびに哺乳瓶を煮沸することも、できないものではないものだ。





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最終更新日  April 11, 2005 02:32:28 AM コメントを書く


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