November 13, 2005
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が、私は重千代が死ぬのは嫌でした。
一番初めに生まれてきてくれて、その後一時間以上も
お乳を吸えなかったどん臭い重千代。
オメメが開いても、なんだかジジ臭い顔の重千代が
私はたまらなく大好きでした。
そんな重千代とお別れするのは絶対に嫌。

でも、何をしていいのか分からない。
夜中に『きゅぅ』と鳴いたかと思えば、
再び粘液交じりの緩い便を出す重千代。

その度に、お湯で体を洗い『重爺、温泉浴だね』と話しかけ
体を拭き、ドライヤーで体を乾かす。

朝になり重千代を見ると、ホワホワの産毛があっても
げっそりと痩せてしまったのが分かる…

こんな風になってしまってどうしようかと思っているとき
動物病院から猫の具合はどうですかと電話が入った。

私は、下痢が止まらず粘液が混じっていること、ミルクは
相変わらず口にしようとしないが、お腹はすいているようで
兄弟達のお腹を空しくもまさぐっていることを伝えると
一日早いが、母乳を再開しようかと提案された。。。
他にできることはもうないし、私もそれしかないと思った。

しかし、ムクちゃんはあまり子供に興味を示さない。
なぜならば、その一時間ほど前に彼女は再び酷く吐き
ムクちゃん自身もグッタリしていたからだ。
それでも半ば無理やり重千代をお腹に置き『ムクちゃん、ゴメン』と
声を掛け背中や首を揉むとと、嫌がることもなく授乳させてくれた。
重千代も、他の子たちも嬉しそうにママのお腹へ飛び込んでいった。


母乳復活☆
母乳を再開して12時間後の写真

私はムクちゃんと仔猫たちが落ち着いているのを確認すると
キッチンへ行き、ミルクを作った。いくらなんでも3匹分の
授乳は今のムクちゃんにはきついと思ったからだ。

重千代以外の子は順に乳首から離し、シリンジでミルクを与えた。
健康だからだろう。母乳でなくとも、とてもよく飲んだ。

仕事は間が出来るようにスケジュールを組んでおいたので
一軒行っては家に戻り、ミルクを作って授乳のサポートをした。

戻る度に、重千代が冷たくなっていないか、そんなことを考えた。
が、重千代は夜になる頃には下痢もおさまり、
げっそりと痩せていた腹も少しだけ戻っていた。

もしかして、これはいけるかもしれない。
が、ムクちゃんの母乳はあまり出ていないようで
仔猫たちは私の気配を感じると、母の元を離れ
『ミューミュー』と鳴いて私の足元へ寄って来た。

ムクちゃんの体も大切だし、暫くは人工授乳を続けようと思う。
取り敢えずは、何とかなりそうな見通しが立って、良かった。


本当におじいちゃんのようになってしまった重千代
これも母乳を始めて12時間後の写真。
痩せてしまったけれど、もう大丈夫と思えたので
嬉しくて写真を撮ってみました。
これでも元気はあったんですよ(^^)

重千代君、辛いときをよく頑張りました!









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最終更新日  November 15, 2005 06:27:10 AM
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[2005年10月27日産まれベビニャン] カテゴリの最新記事


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