2004年06月19日
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たとえばある日、こんな食事をしたとします。

朝食
  ゆで卵
  レタス(100g)
  トースト1枚
  トマトジュース
昼食
  ロースハム(40g)
  チーズ(24g)

  もみキャベツオリーブ風味サラダ
   (キャベツ150g)
間食
  ショートケーキ
夕食
  ハンバーグ(120g)
  ジャガイモ(100g)
  ニンジン(100g)
  クロワッサン
  ホウレンソウとガーリックトーストのサラダ
   (ホウレンソウ50g)

   (トマト50g)

総カロリーは1540kcalです。

さて、ここで問題です。

●この食事には大切なものが足りません。さて何でしょう?

どうせtetywestが出す問題ですから、答えは 「果物」

皆さんは「DASHプラン」という言葉を聞いたことがおありでしょうか?
「DASHプラン」とは「Dietary Approaches to Stop Hypertension eating plan」の略称で、アメリカ保健社会福祉省、アメリカ国立健康協会、アメリカ国立心臓、肺、血液協会が合同で提案している高血圧の人に対する食事摂取の指針です。

これは、「カリウムの豊富な食べ物とナトリウムの少ない食べ物は、高血圧と脳卒中のリスクを低くする」という研究結果に基づいています。
過去12年間の疫学調査(コホート研究)により、カリウム摂取量と脳卒中の発症との間には負の相関があり、カリウムの摂取量が380mg上昇するごとに、脳卒中の死亡率は40%低下すると推定されているのです。

ところで、最近のTVは健康に関する番組が大人気ですよね。でもTVの健康情報番組の問題点は、ある特定の食品のある特定の成分が健康に良いと判断して紹介していることです。日替わりメニューで「あれも良い、これも良い」と言われたのでは、結局「どれでもいいんじゃないの」となってしまいます。

これは医学界でも同様で、たとえば「カルシウムやビタミンCなどに血圧の低下作用がある」というような研究が行われてきました。これらの研究は学問的には重要なのですが、もし健康に良い食品がわかったとしても、そればかり食べていたのでは栄養のバランスを崩してしまいます。

そこで、成分ではなく食品自体を中心にした食事療法として考え出されたのが、「DASHプラン」なのです。

現代の食事で不足しがちな成分として カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、良質なたんぱく質などがあります。DASHプランではこれらを豊富に含む食品を積極的に食べ、さらに脂肪(特に飽和脂肪酸)摂取を減らす総合的な食事療法です。

その方法には、8皿/ポーション(訳注:1皿/ポーションは、生の葉物は1カップ、生または刻んだ野菜・果物は1/2カップが目安)から10ポーションの果物と野菜を毎日、2ポーションから4ポーションの低脂肪乳製品を毎日、そして1週間に4~5回ナッツを摂ることが含まれています。

つまり、
増やす食品
 ・果物
 ・野菜
 ・ナッツ
 ・魚
 ・肉は鶏肉(皮を除く)
 ・小麦は全粒
 ・低脂肪の牛乳・ヨーグルト・チーズ

減らす食品
 ・牛肉・豚肉
 ・甘いお菓子(脂肪分にも注意)
 ・砂糖を含むソフト・ドリンク

ということです。

続きは、また明日・・・

「果物と健康」についてもっと知りたい方は、ぜひ 「毎日くだもの200グラム!」 のホームページへ。






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最終更新日  2004年06月19日 00時02分11秒
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