パープルレッド

2003オールスターin札幌観戦記(1

2003 JOMOオールスターサッカー in 札幌ドーム Part 1

2003.08.09 札幌ドーム J-EAST 3-1 J-WEST





■はやく我が町にもローソンできないかなぁ篇。


こんなハイテクデジタル時代にも関わらず携帯電話を持っていなかったがために6月某日のチケット先行販売を逃したので、仕方なく一般販売で粘りに粘りなんとかゲットできたJリーグオールスターin札幌。
余談だがその先行販売の時、そのあは所用で友人Nさんと共に札幌へ走り行く汽車の中で談話に花を咲かせすっかりチケットの事など忘れていたのだ。
当初の予定では札幌駅に到着した時点で近場のローソンに走り込みロッピーを我が物顔で占領しまんまとチケットゲットに緩む顔を店員に見せつけると、ここまで考えていたのに。
すっかり忘れていつだったかにやっと思い出し、Nさんを道連れに最寄りのローソンへ駆け込んでみたもののそこはオールスター。

完売。


それから約一ヶ月くらい経ったような頃(だっけ?)、一般発売を前に再びチケット奪取へ闘志をみなぎらせるそのあ。
しかし午前10:00からの電話販売なのにその時間はバイトでオールスター旅行の資金稼ぎに汗を流していたのであります。
ということで午前中のバイトが終わってから、11時を過ぎた頃急いで自転車を走らせ法事かなんかで家に来ていた親戚の伯父さんへの挨拶もそこそこに電話の受話器をぶん取り何度も電話をかけてみるが、そこはオールスター。

なかなか繋がらないうえに、ホーム側は完売。

かかかか、完売かよっ! マジでこんな感じに驚いちゃったすよ。

オールスターっすよ?
札幌でやるのにコンサドーレはJ2にいるからってドーレ君しか出場できないんすよ?
勝手に人はあんまし入らないだろうからチケットは楽勝だな~なんて考えてたそのあが阿呆だったっす。
仕方ないのでアウェー側にチャレンジしてみるが、やはりなかなか連番(つーても2枚)空席は見当たらず。
この際生ヤマちゃん見れりゃー金額は関係ないぜ!ってことで、横で金額を心配するなんちゃってパートタイム主婦ママンなんか見もせずにバックスタンドアウェー側でなんとか空席にありつけることができ、直ぐさま購入。

翌日、ローソンでチケットを手にして既に幸せに浸る私。
まだ試合見に行ってないてーのに、満面の笑みです。ご満悦。




■台風と共に札幌突入篇。


そんなこんなで見事 Jリーグなのに高額 チケットを手にしたことで、8月の家族旅行に札幌へ向かうそのあ家ご一行。
自宅を出る前にというか前々日くらいから「台風が上陸したら札幌行かないかもしれないから、覚悟しておけよ」と父様に忠告を受け、内心どころではないくらいドキドキハラハラな幕開け。
しかし当時の私はもし家族で行くのが駄目になったら無理矢理汽車で札幌まで行こうとすら考えていたのでした。
所詮は自分の幸せを最優先させるのさ、なにしたって生ヤマダ様見たいんだ。

豪雨の中を颯爽と走るうちの愛車、 藤田俊哉 あくまでも車の名前です。
名前が藤田俊哉なのにメーカーは三菱です、エアトレックです。
ナンバーが彼の生年月日の西暦と同じで、その年生まれの中で我が家でそこそこ名の知れていたのが彼藤田俊哉。
というだけで名付けられた不憫なエアトレックさんですが、さすが三菱の車であります。
豪雨だろうと雷が鳴り響く空の下だろうと何故か渋滞している国道の中だろうと、車内は快適に後部座席じゃママンと弟が寝息立てておりました。

素晴らしい、三菱車って素晴らしい。

後部座席がこんな時、私は助手席で父様の世話係改め話し相手ガム供給係りリアルナビゲーターetcなどやっていたのでした。
いつの日か臨機応変できるカーナビを世に出してください。


そういえばこの日はサカキンに浦和レッズの若き闘将鈴木啓太さんが出演される日でありました。
生憎私の住んでいる地域ではテレビ東京系列が放送されていないので、午前10時ともなればおそらく札幌圏内に突入していると目論んだ私は車内で初サカキンを見ようと計画していたのでした。
こんな時には、カーナビであります。
このご時世ハイテクデジタルに世界が染まりゆく現代で、カーナビは欠かせない物となりつつあります。
携帯電話にもテレビやラジオが付く時代であります、なんて素晴らしいデジタル世代。


しかし、ひとつ見落としてしまった事があったのでした。
目の前の道路はこれまでの一本道から枝分かれして徐々に街中へと突っ走ってゆくのです。

車が札幌へ近付きまくりなのでカーナビを見ないと道が分からないということ。 そんなの思いつかんがな。


しかし私はなんとしてもサカキンが見たいんだ!
啓太さんのin my lifeが見たいんじゃ!


と言い張り、なんとか番組冒頭10分くらいを見せてもらえることになったのです。
内容はあんまし覚えてないんですが、出しゃばりプリンスとかワンダーボーイとかが画面横に出ていたりしてほんわかムードにひとり和ませていただきました。
肝心の啓太さんについては、覚えてません。すいません。
後日フッティバルにも載っておりましたので、記憶違いなところとかはそこで補わせてもらいました。

画面がカーナビへあっさりと切り替わりなんとか宿泊先へたどり着いても未だ私の脳内はデジカメを手にしていた(ような気がしたけどそれは定かではない)出しゃばりプリンスとそれを目尻下がりすぎな表情で笑う啓太さんで埋め尽くされておりました。
はぁあ……頑張って投票したんだけどな、この二人に。
まぁヤマちゃんがいるからいいんだけどさ。
ということで、父様と弟は小樽へ行き、私とママンは札幌駅周辺で買い物をした後札幌ドームへ向かうのでありました。




■サクラじゃなかった満員だ!篇。


近くの食品売り場で夕食を調達し、私とママンはようやっと札幌ドームを目にしたのでした。

余談ですがこれの前に私はステラプレイス内のスポーツショップにてレッズのタオルマフラーを購入しておりました。
すいません、今まで持ってませんでした。
買おうか迷ったんですが(迷うな)、折角だしというかレッズグッズはこれしかなかったから買ってみました。
ちなみに、隣に現われた女の子2~4人組はJリーググッズの前で「きゃぁー、ツネグッズ買っちゃおうかな~!」なんて戯れておられました。
実に微笑ましい、宮本ツネは負傷で辞退したのに。


話を戻しまして会場付近。(付近て)
やはり雨が降り続く屋外では傘を差さなければ歩けませんので窮屈ながらも傘を差し、歩道橋の上を通って会場を目指しておりましたらふと、タクシーの親父(※zeppの話参照)の話を思い出してしまったのです。
そういやぁGLAYのカウントダウンライブって真冬だったんだよなぁなんて思い始めると、多少の雨も苦に感じなくなってきたのだ。
どっちかっていったら、雪の降る中立ち尽くすより雨の中の方が幾分かはましですよ。
う~ん、親父のパワーはすごい。
そのことを黙って立ち並ぶのもなんなので母さんに話してみると、「ふーん」ですと。
一言で枯れ終わる親父ネタ、グッバイ。


何十分か雨の下に立ち歩かされやっと会場入り。
しかし、札幌ドームなんて初めて来たもんだからどこがあたしらの席なのか歩き回った末発見し、ひとまず座って落ちついてみる。
そしてグッズを買いに私は売り場まで行き、やはり売られているキングカズグッズ。
眩しいよ、3●歳のおっさんが、眩しく光り輝いているよ。
しかしキングカズは欲しくないので、パンフレットと父様ご指名の携帯ストラップを購入し席に戻る。

が、 森島と大久保と吉原と達也とその他大勢を間近に見たいからオペラグラス買ってこい! といういぶし銀プレイヤー大好きママンの命令に従わされやむなく再度売り場へ行かされる。
しかしなかなかオペラグラスを売ってるところが見当たらず、係員に訊ねてなんとか購入。
買って席に戻ると呑気に地下街で調達したプチ夕食(おにぎり)を頬張っていた母さん。


あ、あたしゃ…走り回ってオペラグラス買ってきてやったのに、その様かよ! さすが女王様。


と叫びたかったが目の前のピッチでは子供たちが楽しそうにボールを蹴っていたので大人気ない行動をぐっと堪えてパンフでも読んでみました。
スーツ姿で掲載されていた大久保嘉人インタビュー記事は読まずに選手紹介ページを眺め、まじでヤマちゃんオールスター選手に入ってるよーなんて今更思い直してみる。
ヤマダさんに気を取られすぎてすっかり忘れていた最終ページに付いている特製選手カードみたいなものを発見し、ヤマダ様が出てくることを祈りながら取り出してみると

松井大輔 それもキラキラ仕様

え、エレ玉…!
どうせならEASTの面々がよかった……まぁWESTに座ってしまった運の尽きよ。
まぁエレは嫌いじゃないんでいいんですけどね、スーツがあれほど似合わない若者小僧よりは。
さすがに京都を切り盛りしておられる人気女将さんだけあって、キラキラです。(みんなそうだよ)


試合開始前のオープニングセレモニーとはなんぞや、とママン改め女王様に訊いてみる。
しかし女王様はそれどころではなく、果たして森島はどこの位置にくるのかとかそもそも先発なのかということしか考えておられませんでした。
なのでそのあは勝手に、もしかして鈴井貴之が出てきて30分間のトークショーとかし始めたらどうしようとか。
むしろ川淵キャプテソが出てきてトークショーし始めたら止まらないわとか。
その上セルジオ越後もおそらく来札してるだろうからトークショーし始めたら誰が止められるの?とか。
私の粘り根性によって隣に座ってるくせにその眼はもはや森島しか見ていない女王様のせいで誰かと言葉を交わしたくて仕方なかったおかげで、誰かのおもしろトークショーが聞きたいかもなんて事しか思い浮かびませんでした。

ちなみに鈴井貴之とは北海道のアイドル(嘘つけ)でサッカー大好きコンサドーレは私の生き甲斐ですという、たまーに映画監督もしてみたりするそんな男です。


しかし出てきたのはゴスペラーズでした。
しかもあたしらの席からは彼らの尻しか見えなくてセレモニー中その唄声に聴き入るしかありませんでした。
【飛躍】とか歌うんなら選手も出してくれよな!
鹿プリとかヤマちゃんとか森島とかもいるんだからさぁ!

とかいう私はこのCDちゃんと聴いたことないのでした、テレビでさわり程度です。


思い出の一枚。
札幌でレディアが見れるなんて嘘みたいですね! 試合前にクラブマスコットによるPK戦の時。レディアの中には山田さんが居たようでした。青い服の人はテレ朝の前田アナです。相変わらずの喋りでしたが、こういうイベントでは可愛く見えます。
ゴスペラーズの背中もなかなか見れないものですよ。 熱唱するゴスペラーズの皆様を背後から。2曲ほど歌ってくださいました、生ゴスは素敵でした。



次へ行く。


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