《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2006年09月21日
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ずーと書き漏らしていて、気になっていた映画です。

「パピヨン」に続きダステイン・ホフマンの友情映画?ということで、ここらあたりで入れておきましょう。

69年は‘アメリカンニューシネマ’が咲き乱れた年で、「イージータイダー」「明日に向かって撃て!」「ワイルドバンチ」という、アメリカンニューシネマの代表作にまじって「真夜中のカーボーイ」がありました。

そして、アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞を勝ち取ったのがこの作品です。

まず言いたいのが、原題「MIDNIGUHT COWBOY」を「カウボウイ」でなく「カーボーイ」としたのは、当時日本ユナイトの宣伝部長だった水野晴郎です。

僕のコラムは、作品の詳しい内容をあまり書いてないので、興味をもたれた方は、ネットで調べて深く知ってもらえれば嬉しいのですが、「カーボーイ」ですからご注意ください。

もちろん誤訳ではなくわざとです。

この方が都会的だとかの理由ですが、都会に来た田舎モノの話なので「カウボウイ」の方が正しいと思います。

はっきり言って、水野晴郎迷惑です。



そして、ダステイン・ホフマン。

男二人の‘道行き話’って、アメリカには結構あります。

「イージーライダー」も「明日に向かって撃て!」もそうですし、「スケアクロウ」とかもあるし…(残念あと思い浮かばない)

まあ、ふたりいればドラマもあるし、会話もあるから話進めやすいということですかね。

でも、‘友情’というくくりをつけようとすると難しいものがあります。

アメリカは所詮個人主義の国で、二人連れは所詮パートナーなんですね。

このふたりも、相手に対する敬意など微塵もなく、生きるために利用せざるをえない間柄です。

ニューヨークという大都会にはじかれ、おしのけられた落ちこぼれの若者の、悲しい物語です。

という印象をうけました。

まだ映画を見始めた頃に出会った作品なので、細部をつかめずに見て、そのままです。

アカデミー賞をはじめ、各種の評価を集めた作品なので、アメリカンニューシネマの代表作な訳ですが、見終わった後の、どんよりとした暗く沈んでいく気持ちが重かった記憶があります。



ラストの駄洒落の説明なんかもしてくれましたっけ。

JUN君は高校の同級生ですが、僕よりずっと大人で、常に先を行ってました。

待ち合わせはいつも‘バンカラ(字は忘れました)’というジャズ喫茶で、煙草の煙たちこめる暗い店で、JUN君は巧みに体をスイングさせてました。

僕はあの店の雰囲気もすきではありませんでした。

でもあの頃は、ホンネと裏腹にそういう暗い、淀んだ空間を求めて彷徨っていた気がします。



「真夜中のカーボーイ」は、そんな未来への壁に戸惑う僕たちに、妙な隙間を覗かせてくれた作品だったような気がします。

と、抽象的なことばかり書いてますが、ほんとは細かい所を良く覚えていないんですね。

覚えているのは、ホテルのテレビにSEXの最中‘ウルトラマン’が映っていて、お尻の下のリモコンのせいでカチャカチャ変わっていくのと、ラッツオ(ダステイン)が自動販売機のつり銭口に指を突っ込んで小銭を探す所。

今でも日常つり銭を取るとき、指がつり銭に触れると、このシーンがさっと頭をよぎります。

それと、ラストのバスの中。

これも観光バスに乗ると必ず思い出してしまいます。

一番後ろの席に座って外を眺めると、ラッツイオの悲しい微笑といたたまれない心が甦ります。

好きではないといいながら、頭の部屋の中にはしっかり写真が貼ってあるんですよね。

そうそう、この話せば暗くなってしまう映画を明るく支えているのがニールソンの主題歌「うわさの男」

この曲が流れると、青春の風が通り抜ける50歳代の人多いんでは?

「タクシードライバー」と同様、あんまり好きでないと思っていながら、完全に青春時代の焼印を押されてしまった作品でした。

主役のジョン・ボイドですが、「チャンプ」以外は作品が思い浮かばず、それにしては最近名前を聞いたよなあと、よく考えたら、ブラピと結婚して出産したアンジェリーナ・ジョリーのお父さんでした。

ジョリーの映画は「17歳のカルテ」がお勧めです。








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最終更新日  2006年09月21日 07時46分37秒
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