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2015年01月24日
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カテゴリ: 日々の仕事雑感
 今働いている訪問看護ステーションは、まだ医療保険でも訪問看護が認められなかったころ外来で働く1看護師が、気になっている患者さんのご自宅に無償で訪問して看護をしたところから始まり、1980年に訪問看護を病院の事業として開始した。その2年目に私はこの職場に転職してきて、訪問診察と訪問看護、健康診断、地域の老人会の血圧測定、障害者の旅行の付き添い、脳卒中の患者会の一泊旅行や日帰り旅行の付き添い、喘息患者のサマーキャンプなど外来や病棟看護以外の看護業務を一手に引き受けた部署の業務に従事してきた。

 医療保険で老人訪問看護が保険対象になった年に、他の部署に異動してそれから25年後また訪問看護に戻ってきた。

 報酬の無い訪問看護をして80年代前半は、訪問看護をしている事業所はまだ全国的にも少なく、戦前の済世会や聖路加病院などや、保健所保健師や自治体の保健師が訪問をしていた時代だった。

 経験も浅く、知識や技術もなく、一生懸命に患者や家族の話を聴いて、毎日毎日朝や夕に職員二人と相談しあって仕事をしてきた。何でも話し合い、何でも相談し合い、分からないことがあると他の部署の医師や看護師に尋ね回ってとにかく患者のためになることならなんでも頑張ろうと必死で仕事をしてきた。

 看護の仕事をするとはそういうものだと思って、一つでも患者のためになるなら勉強してその結果を患者さんに返していく、それが当たり前だと思い、そういう仕事ができるのが私が勤めている法人の魅力だと思った。お給料は安いけれど「患者さんのために」と気持ちを合わせられることが仕事を続けれるのが看護師として幸せに思えることであった。


 あれから20数年たって、訪問看護の制度は確立し看護の基礎教育科目にもなり、全国各地に訪問看護ステーションができている。


 看護技術も進歩し制度も整ってきたのに、なのになのに、私の事業所では、当初の心意気はすっかり忘れられてしまっている。

 階段下の狭い部屋で、同僚二人とああでもこうでもないと議論した日々が懐かしい。






 いざ決行。
 とりあえず幹部の上司に同僚二人とレポートを持って行って話しをして、労働組合にも労基法違反疑いについて話しをして、年度末面接で所長にこの一年半に課題についてレポートを出す。

 数カ月、半年で何も現状が変わらないなら退職届もやむなし。魂の無い組織で働くことはもうできない。





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最終更新日  2015年01月24日 10時35分51秒
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