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2015年03月05日
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カテゴリ: 日々の仕事雑感
今日は22歳の女性Sさんののシャワー浴をヘルパーさんと一緒に行った。

初めて伺った方なので、同僚には「ベテランのヘルパーさんなので色々教えてもらって!」と言われて
ヘルパーさんに教えてもらいながら仕事をしようと決意して訪問した。

とにかくびっくりしたのは、無言のまま「手荒」と思えてしまうケアをしていること。

初めてだし、教えていただく立場なので、何も言えず。

手も足も自分の力で動かせないので、全面的に介助を受けざるを得ないし、ご自分で意思表明できないので痛いとも嫌とも何も言わず、黙々とケアを受けている。

シャワー浴の前に浴室を温めておいてよいかとたずねると「そんな必要はない」とバッサリ。

冬の浴室は寒いのに、大丈夫かと思っていると、浴室はやっぱり寒い。

服を脱がせる時は、首の力が無くて頭がゆらゆら揺れるのに、頭を支えずに体を横に向けたり、力任せに服を脱がせたり。



ともかく驚いた。

さらに、ケアが終わり、ヘルパーさんはベッドに腰掛けてご自分の胸元あたりを覗いている。やおら、利用者さんのお薬入れ箱を開けて、その薬をご自分の胸元に塗り始めた。

(アァ、ビックリ)

後片付けをした後、時間が少しあったので、拘縮している上肢の関節可動域訓練とマッサージを行う。その間もヘルパーさんはベッドに腰掛けたままで何もしない。ベッドが高いので低くしたかったが、初めてあったヘルパーさんに何も言えず。


今55歳になるJさんも7個の方と同じように出生時からの脳性マヒで自宅で過ごしている。そのJさんのお母さんは、娘さんが50歳くらいまで決してヘルパーさんの利用を始めようとしなかった。看護師がケアに入るときにも、初めから終わりまでそばについて一部始終を観察している。

お母さんがどうしてそこまで、他者のケアを拒んだり用心したりするのは、この若い女性に対するヘルパーさんのような介護を知っていたのだからかもしれない。


昨今は、看護でも介護でも利用者本位!ということは嫌になるくらい耳にする。なのに、なのに、現場ではこんな実態があるんだ。

ご自宅で過ごしている方に対する、訪問介護(ヘルパー)、訪問看護(看護師、理学療法士、作業療法士など)の仕事は一人で出かけて行ってする仕事で、場合によっては家族が誰もいない場合もある。利用者さんが意思表明できない方であれば、何をされても分からないというような状況が続いてしまう。

衝撃を受けた一日であった。







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最終更新日  2015年03月06日 03時25分37秒
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