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ベルギー(四歳)の雑記部屋
シキと腹黒メイドの場合
月姫
S
ide
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『白昼夢』
~いんたーみっしょん シキと腹黒メイドの場合~
俺の名前は遠野四季、と言いたい所なんだが何と言うか今はそうとは言い切れなかったりする分けで。
実の所『遠野四季』と言う存在はもうこの世には存在しない。
誰しもが唯一平等にその訪れを待つ死という奴を体験したって事なんだが。
じゃあ今ここでこうやって存在する俺と言う存在は一体どこの誰なんだといえばやはり遠野四季と言うしかないわけで
一番、語弊のない言い方を選ぶとするならばかつて遠野四季だったものの断片とか残滓とか言うもの、といった所だろうか。
らちが明かないので暫定的に俺の名前は四季であるとおもってくれればいい。
まー、ここにこうして分けのわからない現象の中でかろうじて自分が存在していると定義づけること…つまり『我思う故に我あり』と言う定義なわけだが…にしている俺にしてみても正確な所なんてものは何にも解っちゃいないのだからなんとも言えないのだが
そしてそんな『何も解っちゃいない』状態の俺だが一つだけ解っている事がある。
「ととと?、ここはどこなのでしょう??」
それはこの俺が存在する空間に時折、客が訪ねてくること。
それも生前、縁があった者たち。
声が聞こえる。
どうやらまたお客のようだ。
白酔夢
いんたーみっしょん
『シキと腹黒メイドの場合』
「・・・・・・・秋葉の次はお前か琥珀」
「あら、四季さまじゃないですか!お久しぶりです~」
「あぁ、久しいな・・・・って!!琥珀!お前、俺の事が解るのか??!」
「解るも何もはっきりくっきり解っちゃってますよー」
「ば、馬鹿な・・ここじゃ余程の事がないと俺は認識できないはずなのに?」
少なくとも今までここにやってきた志貴・・は例外としても秋葉はそうだったわけだが
「う~ん、そうですね。言われてみれば確かにボンヤリとしか感じですね~。何というか四季さんの周りに薄い幕がはってある感じで」
「・・・・・」
「私が思うにこの空間は四季さんの印象が薄れる・・と、言うよりも四季さん自体の存在が薄い状態でたゆっている状態なので四季さんを見る相手には四季さんを四季さんと認識できないんですね。つまりこの空間だからこそ四季さんは四季さんとして何とか存在してるって感じなわけで」
「あ、相変わらずの頭の切れだなおい」
「いえいえ~」
「で、でもそれなら何でお前は俺を四季だと認識できるんだ?」
「多分、私が感応者としての能力を持っているからじゃないですか?」
「それだけで俺が俺として認識できるのか?」
「やーですねー四季さんったら~。そこはアレですよ、四季さんと私の間にある感応者の能力を使ったつながりの名残と言うか何と言うか。私と四季さんは他人じゃないんですから~♪」
「すみません前回、妹にぼこぼこに凹まされたばかりで正直、ボクもこたえてるんです。そこらへんの事を言及されるといよいよ立ち直れなくなるので止めてもらえないでしょうか、あと笑顔が恐いです」
「ここに秋葉さまが?どんなことをお話したんですか?」
「いや、何か愚痴でも聞いてやるぞといったら、二度と立ち直れなくなるような実の兄への思いのたけとかをきかされてな」
「はは~、秋葉さまらしいといえば秋葉さまらしいですが」
「しかし言うに事欠いて
『生理的に受け付けない』
だぞ?しかも人間以下から始まって獣以下、しまいには節足動物以下ときたもんだ」
「あらあら」
「まぁ、確かに俺も兄として不味い事とかやっちゃいけない事とかしでかしたりとかしてるわけだが、もうちょっと言い方ってもんがあるだろ?」
「そうですね~、獣以下はともかくとして幾らなんでも虫以下は酷いですね~」
「いや、獣以下はいいのかよ」
「だって獣・・例えば家ねずみなんかはまったく異なった場所で育っても、従兄弟にあたる範囲の異性とは性交渉を持たないんですよ?同じにしたら
獣に失礼
ですよ~」
「・・・・・・・・・」
「あ、ちなみに昆虫の方は近親相姦で繁殖を繰り返す虫も多いんです。だから虫以下は酷いかなと。言うならせめて
虫程度
ですよね~♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「それにしても秋葉さまにも困った物です。人の上に立つもの・・遠野家の当主たるもの、人の気持ちの解る人間になってもらいませんと・・」
「それは本気で言ってるのか?てかお前の場合、間違いなく確信犯だな」
「と言うわけでこの琥珀!四季さんのためにも遠野家のためにも一肌ぬいじゃいます!!」
バサァ!!
「お、お前は?!」
「ある時はちょっぴりおちゃめなメイドさん!またある時は謎の中国人Mr珍!・・・・しかしてその実態は!誰が呼んだかマジカルアンバー!右手にお注射、左手に箒!てやや~の一声空も飛ぶ!超絶美少女・マジカルアンバーてやや~っと、ただ今参上!」
「こ、これが巷で噂の割烹着の悪魔・・」
「何か言いましたか?四季さん(ニコニコ)」
「ごめんなさい。謝りますから笑顔で注射をこっちに向けるのは止めてください」
「あらあら~そんなに怯えなくても。すぐに気にならなくなりますのに~♪」
「あ、あのアンバーさん?」
「何ですかモルモッ・・・もとい四季さん?」
「モルモッ・・・って・・・いや、えっと、貴方は確か俺のために一肌ぬぐって言って登場してきませんでしたっけ確か?」
「おぉ!そーでしたそーでした!ついノリにまかせてアンバー道につっぱしっちゃう所でした!そうなのです!一肌ぬぎにきたのです!」
「・・・・・(助かった)」
「聞けばそこな貴方、妹さんの冷たい態度に悩んでおられるようで!」
「お、おお」
「そこで私が開発したこのニューどらっぐ!『兄の事が好きにな~るマキキューZ』を秋葉様にてややと!」
「うん。大体オチが解るから俺。あれだろ?どうせあれだろ?『これで秋葉さまも四季さまの事を!では早速!プス、ってあらら??し、しまったぁぁぁ!
この私としたことがぁぁぁ!秋葉様に兄の事が好きにな~るマキキューZをお注射したら単に志貴さんの事を好きになるだけでした!!残念ですね四季様♪どうやら最早、秋葉さまの中で四季様は兄と深層心理の中ですら思われていないようですね~♪』とか言うオチだろ?」
「わぁ四季さまってば虫程度の割には鋭い!」
「虫・・・いや、もうどうでもいいんですけどね」
「しょうがないですね~。じゃぁ取って置きのお薬を出しちゃいましょう!その名も『妹の事が嫌いにな~るマキキューZZ』ちなみにZZはダブル・ゼータと読んでくださいまし!」
「そ、それはつまり?」
「つまり志貴さんにこれをプスっと失敬して志貴さんに秋葉さまに対して秋葉さまが四季さまにいだく嫌悪感にも負けずおとらずな嫌悪感を抱いてもらって秋葉さまに冷たい態度をとって頂くと!そーすることにより秋葉様は肉親に抱かれる嫌悪感という物がどれほど辛く厳しいものなのかを悟り四季様への態度を改めると同時に人間としてまた大きく成長するのであったぁぁぁ!!と言うシナリオなのです!」
「す、素晴らしいぞ軍曹!」
「いえっさー少佐!それでは早速・・・・・・あ」
「どうした?軍曹」
「いや今気づいちゃったんですけど妹ってカテゴリーには実は翡翠ちゃんもはいるんだなーと」
「あ・・・」
「ノンノンノンなのですー!例え神が許そうと仏様が許そうと翡翠ちゃんが悲しむ事はこの私、マジカルアンバーがさせないのですー!喰らえ諸悪の根源!プス♪」
「てか、なんで俺が刺されるのですか」
「えっとですね。『妹の事が嫌いにな~るマキキューZZ』を志貴さんにお注射できなくなった今やこのお薬の効果を実験する体のいいモルモッ・・じゃなくてですね!」
「・・・・・・」
「発想の転換というヤツなのです!」
「つまり?」
「つまり秋葉さまの冷たいご自分への認識が耐えられないのなら、それが気にならなくなる常態。つまり秋葉様に何を思われようが気にならないという常態。
秋葉のことなんてどうでもいいし!と言う風に思える状態に四季さまがなればいいわけで」
「・・あーそれで『妹の事が嫌いにな~るマキキューZZ』?」
「どうです?秋葉さまのこと嫌いになりました?嫌いになりました?」
「・・・・・・・・・」
「もうこれで秋葉様に嫌われても何にも感じないわけで!これにて一件落着~~~♪・・・・って何ですかその恐い目は」
「解毒薬をよこせ今すぐに」
「うう~~しかたがないですね~」
「もう頼むからお前、帰ってください」
「帰る?帰るってどこへです?」
「いやだからここから出て行けと言う意味で」
「イヤですよ~四季さまったら~」
「??」
「ここって時間の概念が曖昧みたいですよね?ここでどれだけ時間を過ごそうとも現実世界での私は自分の寝室で夢を見ている感じで」
「ま、まぁそうらしいが」
「なんて素晴らしい!!屋敷の仕事で忙しく時間が持てず遠野家地下王国の建設はおろか新薬の開発も思うようにはかどらない昨今!こんなに素晴らしい空
間が他にあるでしょうか?!いやありません!!」
「まま、まさかお前・・」
「今日からここは遠野家地下王国の植民地なのです!もう週に6回くらい入り浸ってめくるめく新薬の開発やら遠野家地下王国に必要な戦力の増強・製造を
思う様やってやるのです!!」
「全っ力でお断りさせていただきます!!!」
「あら、四季さんそんな脱兎のように逃げなくても・・あらら?ちょ、あれれ?空間が歪む??」
「さらば、琥珀もう来るなよぉおおおおおおお!!」
「な、なるほど!この空間は四季様を基点に存在力をもっていたため、その基点となる四季様が私から遠のいた事によりなんちゃらかんちゃら!くぅ!卑怯
な四季さま!!あいるびーば~っく!!次きた時こそはこの空間を手に入れて見せます~~~~!あ~~~~~れ~~~~」
俺の名前は現在、暫定的に遠野四季。
実の所『遠野四季』と言う存在はもうこの世には存在せず、つまり誰しもが唯一平等にその訪れを待つ死という奴を体験したって事なんだが・・・
「・・・・いっそ成仏したい」
俺は一人、心の底から呟いた。
END
しょうがないのでBBSにでも感想を書いてやる
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