けいざい日記

けいざい日記

リサイクル万歳じゃマズイ



【今日の1冊】
[そしてウンコは空のかなたへ]
平田剛士/金曜日刊/2004年11月/237頁


【本について】
日本のリサイクル事情を素朴な疑問と語り口でコミカル
に描いた1冊。日本におけるリサイクルが、「ゴミをゴ
ミではない形にすればいい」、という極めてレベルが低
い状態ということがよくわかる。

たとえば、自動車のリサイクルと言っても、ただ燃やし
て熱に変えたり、燃え残りを(材料として)舗装道路の
下に敷くだけでリサイクルと法律で認定されている。
廃車から新車を再生してこそリサイクル、という僕たち
のイメージとはかけ離れた現状と言える。

それなのに、「現在は廃車のリサイクル率80%を達成、
目指すは95%!」などと政府が喧伝する。「それって
ほとんど自動車生産は環境に悪影響与えてないじゃん」
とだまされてはいけない。ただゴミとして埋められなか
っただけなのだ。


僕が学んだ消費者問題の教科書でも、ゴミを、リサイク
ル(再生循環)するよりもリユース(再利用)、さらに
リデュース(削減)が望ましい、とある。結局、ゴミは
減らすことが一番大切だ。というよりもゴミを活用する
のはすごく大変のようだ。

刺激的なタイトルの割にはお勉強になる。決してウンコ
が大冒険するようなSF小説ではないのであしからず。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: