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マックバレンがスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の傘下に入って、輸入元が変わるだろうという話を受けて、それなら同社がOEM供給しているJTブランドのパイプ煙草はどうなるのだろうかと思い、JTブランドの現行品を全部買って来て吸い始めました。でも、輸入元がどうなるのか結局は分からなかったので、今回の購入に余り意味はなかったのですが・・・。(笑) ま、とにかく吸います。 で、最初は「飛鳥」です。この煙草を最初に吸ったのは、45gパウチが2013年7月で、一時的に販売された40gパウチが2019年3月、そして100g缶が2020年11月の事でした。 この煙草は現在100g缶のみでの販売となっているようですが、以前は45gパウチと併売されていましたし、一時期は40gパウチでも売られた事があります。また、同じく歴史上の時代名を冠した同社の「桃山」は、今でもパウチと100g缶が併売されていますし、JTの更に他のパイプ煙草はパウチでのみの販売になっています。どうして「飛鳥」だけが缶のみでの販売になっているのでしょう。 以前、40gパウチ版の記事を書いた際に、それは何処で入手出来るのかという質問を頂いた事があるので、パウチ物「飛鳥」の需要もそれなりにあるのではないかと思うのですが、実際はそうでもないのでしょう。JTのパイプ煙草銘柄数もどんどん減らされていて、需要の少ない物から廃止されて行っているでしょうから、パウチ物「飛鳥」は現行の他のパウチ物ほどは売れていなかった事が想像できます。まぁ、初心者にはハードルの高いラタキア物ですから、ディープなスモーカーにしか売れていないのかも知れません。しかも、そういう方々は「飛鳥」に拘って常喫するので、100g缶での供給が最も適していると・・・。 そんなこんなをボヤーと考えながら「飛鳥」を吸っているライトなパイプスモーカーが私です。(笑)[拘っている煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.26
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今回はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の「スイートダブリン」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年11月の事でした。 この煙草、やっぱり名前で損してるように思います。「スイート」と名付けられているからには、バニラ系とかの相当甘々な喫味を想像してしまいますが、実際はアイリッシュウィスキーを使った洋酒系の大人な味わいの煙草です。この辺、甘々な煙草を避ける本格志向のパイプスモーカーが、如何にも誤解して、絶対に手を出さなさそうです。勿体ない・・・。 どうなんでしょうね、例えばダン・タバコ(DTM)の煙草のように、喫味が全く想像出来ない名前の煙草(「ブルーノート」とか)というのもアレですが、これのように完全に喫味を誤解しそうな名前というのも如何なものかと・・・。 煙草の銘柄名を考える過程というのは、意外に難しいのかも知れません。[本格志向の煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.23
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 冬向けを含む限定100g缶が三つほど入荷していましたので、先ずはそれを買っています。それと、ちょっと思う所があって、容量違いの同銘柄というのを一組買っています。 三つの限定物というのは、全部コップ社製なのですが、近年のコップ社はこういう限定物を頻発しています。某情報筋からの推察によると、原料葉煙草の供給が安定せず、レギュラー品の製造に支障が出ているため、原料葉煙草の供給が安定しない中でも製造・販売がしやすい限定物に注力せざるを得ないのではないかとの事。成程、確かに限定物であれば同じ原料で製造し続ける必要がありませんから、限られた原料での製造はしやすそうです。飽くまで推察ですが、有り得る話だなと思います。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![有り得る煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.19
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今回はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の「メローブリーズ・フルアロマティック」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年1月の事でした。 その最初のレポートの時は、葉っぱの湿気が強くて、吸うのに少し苦労したようなのですが、今回のパウチはかなりパリパリに乾いていました。それで着香分も飛んでしまったのか、味も香りも最初のレポートの時とは違っていて、今回のはウィスキー系の洋酒でケーシングした煙草のような干草系の味わいになっていました。でも、これならこれで、そういう煙草と思えば結構美味しく、十分に楽しめています。 パリパリに乾いて着香分が飛んでしまっていても、それなりに美味しく吸えてしまうというのは、この煙草の素性の良さを示しているような気がします。この「メローブリーズ」シリーズには、以前二つの銘柄があったのですが、今はこの「フルアロマティック」だけになってしまっています。二つを一つに減らすくらいなら、いっその事、全部廃止にした方が良さそうなのですが、一つが残されたというのは、この煙草の素性の良さ故なのかも知れません。少なくとも、それなりに人気がある・・・。いや、この乾き具合から考えると、流通在庫期間は長そうなので、そんなに売れてはいないような・・・。まぁ、同じ日本国内でも、地域や販売店によって売れ行きに違いはあるでしょうから、単に私の地域で売れていないだけかも知れません。 人気銘柄の地域毎の違いがあるのなら、そういう情報を知れたら面白そうだなと思います。[面白そうな煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.16
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今回「セブンシーズ」シリーズの最後に吸っているのは「レギュラー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年7月の事でした。 この煙草も湿気気味ではありますが、「ゴールド」よりは少しマシで、吸いやすさはこっちの方が上だと思います。そういう意味では、「レギュラー」という名前で、シリーズの中心銘柄的位置付けになっているのは適切だと言えるのではないでしょうか。 この前「チェリー」を吸った時にも書きましたが、こういう「セブンシーズ」シリーズは、価格が安いとは言え、湿気が強いだけに本当の初心者には喫煙テクニック的に適しているとは言い難いですし、お店での回転率の良さから考えて、一般的なパイプスモーカーに比較的良く買われている事が想像されるのですが、実際どんなパイプスモーカーに適しているのでしょう。 当然、ベタベタな着香煙草なので、バージニア原理主義の方とかラタキア至上主義の方とかには適していませんし、前述の通り初心者向けでもありません。となると、着香好きの方に適しているという事になりそうですが、このシリーズは着香物として見ても、そんなに個性的とか傑作とかとは言えない面もあるので、着香好きの方の中でも特に拘りの強い方には余りお薦め出来ない気もします。あと残るのは、拘りの少ない、割りと何でも吸っちゃうカジュアルなパイプスモーカーの方になるかと思うのですが、どうでしょう。 吸う銘柄に対して強い拘りがないのであれば、不味くはない煙草が経済的に苦しい時でも買いやすい価格で売られているのは助かりますし、内容量が40gで取っ付きやすいというのもプラスでしょう。在庫の回転が良く、パリパリに乾いたパウチを買わされる可能性が低いのも良い事です。 う~ん、でも、今のご時世でパイプを吸うような人が「カジュアル」な煙草好きであると言えるのかどうか、多少疑問ではあります。「セブンシーズ」シリーズの在庫の回転率の良さを考えると、「カジュアル」なパイプスモーカーは意外と多いのかも知れませんし、私自身も自分の事を「カジュアル」なパイプスモーカーだと思っているのですが、傍から見たらそうは見えていないのかも知れません。拘りが強い事を誇りに思っているパイプスモーカーは多そうですし、「カジュアル」なパイプスモーカーである事を自認しているかどうかなんて、他人が見てても分かりません。 そういう事から考えて、「あ、この人には『セブンシーズ』シリーズが向いているな。」なんて思う事は滅多になさそうな気もします。難しいですね。(笑)[拘りの強い煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.12
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引き続きマックバレンの「セブンシーズ」シリーズを吸っています。今回はその中の「ロイヤル」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年12月の事でした。 この煙草も同シリーズの他の銘柄と同様、湿気が強めとなっています。 湿気の強い煙草は柔らかいので、パイプに詰めた際に指に伝わる感触が緩く、ついつい多めに葉っぱを詰めてしまい、結果としてドローが重くなります。また、湿気が強い分だけ、元々少し燃え難い面もあります。こうなると強めに吸ってしまいがちになり、最悪の場合、返って過燃焼させてしまったりします。 パイプへの葉っぱの詰め方で重要なのは、多分、葉っぱの密度なので、湿気が強くて感触の柔らかい葉っぱは、その分だけ緩い感触のまま詰めて、葉っぱの密度を適切に保つ事が肝要なのではないかと思います。また、湿気が強く燃え難い分だけ、密度を下げて空気の通りを良くして、少し燃えやすくする必要もあるかと思います。 この辺の感覚は経験的な部分なので、習得するにはそれなりの場数が必要だと思うのですが、それにしても、この事に関する世間での情報量が少ないような気がします。「パイプの吸い方」といったレクチャー物で、この事に言及している物は少ないように見受けられるのです。確かに、指に伝わる感触を言葉で表現するのは難しい事ではあるのですが、乾いた葉っぱは硬く、湿気た葉っぱは緩く詰めるという事をもっと頻繁に言及して行く必要があるのではないかと思っています。 少子化問題と良く似ていますが、後に続く後輩達に役立つような情報を出来るだけ多く残して行く事は、同胞の数を増やすと伴に市場の規模を将来的にも確保し、将来の自分のためにもなると考えています。[ためになる煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.09
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続けてマックバレンの「セブンシーズ」シリーズを吸っています。今回は「セブンシーズ・ゴールド」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年1月だったのですが、その時点で二回目の購入でした。 チョコレート&バニラな味わいの煙草で、同シリーズの他銘柄と同様に湿気が強いです。 でも、マックバレンの他のシリーズはそんな事ないのに、どうしてこのシリーズだけ湿気が強い煙草になっているのでしょう。推測してみますに、それはこのシリーズがマックバレンの中でも最も安価な煙草である事に由来するのではないでしょうか。 最終製品の重量単価を下げるには、品質がそれ程良くはない安価な原料葉煙草を使う必要があります。そういう原料葉煙草は味わいが薄いので、それを補うために香料をたっぷりと使う必要が出て来ます。こうなると、最終製品はたっぷりの香料でベタベタになった煙草になってしまうと・・・。う~む・・・。 私の推測が正しかったとすると、それならそれで安い原料葉煙草を活かす一つの手法として「アリ」だなと思いますし、一方で香料を過剰に使わずに安い原料葉煙草の元の姿をそのまま感じられる煙草も吸ってみたいなという気持ちも出て来ます。 味わいの薄い安価な原料葉煙草を、自分でどうにか工夫して美味しく吸おうとするというのも、ちょっと面白いかも知れません。[面白い煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.05
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マックバレンの煙草を続けて吸っています。で、今回から「セブンシーズ」のシリーズを吸いますが、初回の今回は「チェリー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年2月の事でした。 「セブンシーズ」のシリーズは、50g換算で約1,563円と、重量単価的に最も安い銘柄という訳ではありませんが、40g入りという事で、1パック1,250円と非常に買いやすい値段になっています。それだけに、未だ本格的にパイプ煙草を始めるかどうか決めかねている方とかに、お試しで買わせるには丁度良いのですが、シリーズのどれもが比較的湿気が強く、喫煙テクニック的にちょっと難しい面があるので、所謂初心者には進め難い煙草でもあります。ちょっと勿体無い気がします。 そうなると、慣れたパイプスモーカー向けの常喫用という事になるのでしょうか。慣れた方なら、これ位の湿気の強さなら許容範囲でしょうし、買いやすい価格というのは常喫用として必須項目だと思います。実際、行きつけの煙草屋さんでの在庫の回転は比較的良いように見えますし、パイプ初心者がそんなに多いとは思えませんから、一般的なパイプスモーカーに比較的良く買われている事が想像されます。毎回違う煙草を吸っている私でさえ、この「セブンシーズ」シリーズは、ほぼ毎年買ってますし。(笑) で、そういう「セブンシーズ」シリーズですが、その中でも今回の「チェリー」はどれ位売れているんでしょう。日本でのチェリー着香の人気がそれ程高いとは思えませんし、かと言って、今回のパウチでもそうですが、中身がパリパリに乾燥する程には在庫期間が長くなっているようでもありません。ちょっと前に吸った「オリジナルチョイス」なんて随分乾燥していましたから、少なくともアレより遥かに良い在庫の回転率なのでしょう。もしかしたら、日本で売られているチェリー着香物の中では一番売れているかも知れません。 ま、そんなこんなをぼんやり考えながら、だらだらと吸っている私なのでありました。ちゃんちゃん。[一番売れている煙草ブログは此方 Click!]
2025.11.02
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今回はマックバレンの「ミクスチャー」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年8月の事でした。 パッケージデザインが「バージニアNo.1」に似ていたので、その「バージニアNo.1」と良く比較したくなる煙草です。味としてはスコッチ風味≒洋酒系・ウィスキー系ですが、この着香自体がバージニア・ストレートに近い味わいになりますし、より細かく解されているとは言え、カットは同じレディラプドです。実際、かなり近い存在だと思います。 けれども、味わいとしては「ミクスチャー」の方が奥深く感じます。「バージニアNo.1」はバージニア・ストレートとしては熟成が浅く、ちょっと青臭ささえ感じるような味なのですが、「ミクスチャー」の方は、ブラックキャベンディッシュがブレンドされ、熟成感もより深い感触があります。このため、煙草として楽しむのであれば「ミクスチャー」、最廉価バージニア・ストレートとしてパイプの慣らし等で使うなら「バージニアNo.1」という使い分けを私はしています。 で、先般「バージニアNo.1」のパッケージが変更された訳ですが、こっちの「ミクスチャー」の方は未だです。でも、これは偶々在庫回転のタイミングが合わなかっただけで、近い内にこちらも変更されるのでしょう。しかも、以前と同じく「バージニアNo.1」と似た感じになるのではないでしょうか。 ・・・何だか、これからも「バージニアNo.1」との対比で語り続く事になりそうな煙草です。(笑)[楽しむ煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.29
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ちょっと前にパッケージデザインが変更されたマックバレンの2銘柄を吸いましたが、「そう言えば今年は未だマックバレン銘柄を殆ど吸っていなかったな」という事で、その他のマックバレンもこれから吸って行こうと思います。で、今回は「オリジナルチョイス」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2013年8月の事でした。 今回のパウチを開封してみると、かなりパリパリに乾燥していて、開封時の香り立ちが弱いです。最初のレポートでは「湿気はやや強め」と記録しているので、相当乾燥が進んでしまっているようです。それだけ流通在庫期間が長かったのだろうと思われるのですが、こんなに乾燥してしまう程に在庫の回転が悪くなるなんて、最初にレポートした当時では考えられませんでした。 私がパイプ喫煙を始めた頃のマックバレンは、パウチ物でブイブイ言わせていた時期で、新製品を次から次へと頻発していました。内容的にも豊富で、着香物だけでなくパウチ物でラタキア物とかコインカット物とかもあったりして、非常に豊かなラインアップが揃っていたものです。 その勢いの方向性が変わって来たのは、2014年に角缶入りフレイク物数銘柄を日本市場に投入した頃でしょうか。当時は、「マックバレンの勢いもここまで来たか!」と思っていたのですが、その後は他ブランドの吸収とかはあったものの、新製品の投入がすっかりなくなり、逆に銘柄数が減って行く一方です。そして、終に独立系だった会社自体がスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の傘下に・・・。 で、注目は「マックバレン」ブランドの日本への輸入元が今後どうなるかです。マックバレンはJTブランドのパイプ煙草のOEM供給元である関係上、日本への輸入は主にJTアイメックス社が担ってきたのですが、一方で親会社となったSTGの輸入元は主に春山商事でした。STGの方が「親」であるので、今後のマックバレンの日本への輸入は春山商事になりそうなのですが、JTブランドのパイプ煙草まで春山商事が輸入元になるとは考え難いですし・・・。何だか面倒臭い事になりそうです。 まぁ、単なる一消費者の私としては黙って見守るしか出来ないのですが、輸入銘柄数の減少だけは避けて欲しいなと思うばかりです。[ブイブイ言わせる煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.26
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ピーターソンのパウチ物4銘柄の最後に吸うのは「アイリッシュデュー」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年4月の事でした。 前回の「アラン」の記事で指摘した通り、今回の「アイリッシュデュー」のパウチに入れられた警告表示は「アラン」より少し大きくなっています。ですから、今回の「アイリッシュデュー」の製造時期は前回の「アラン」より遅く、その分だけ流通在庫期間が短く、中身の乾燥も進んでいない事が予想されます。 で、開封してみますと、本当に予想通り、普通の乾燥具合で、全く過乾燥な感じはありません。そして、味わいについても最初のレポートの通りとなっています。 まぁ業界的に、パイプ煙草の流通在庫期間が同シリーズの中でもバラバラになるのは、特段気にする事でもないのでしょう。そもそもパイプ煙草製品には、JTの紙巻煙草と違って「賞味期限」という概念がありません。だいたいが、茶色く枯れさせた葉っぱを、更に長期間熟成させた上で刻んで封入している訳ですから、賞味期限もヘッタクレもありませんわなぁ。乾き過ぎたら加湿すれば良いだけですし。 ただ、特に密閉度の高くないパウチ入りの着香煙草の場合、乾燥と伴に着香も飛んでしまうので、一度過乾燥してしまうと、着香分の味わいは確実に変化してしまいます。それは後から加湿しても戻らないので、もうどうにもなりません。また、流通在庫期間に加えて、その間の環境温度の変動も、味わいの変化に寄与するでしょうから、やはり在庫期間が余り長くなるのは良いとは言えません。 とは言え、着香分が飛んでしまったとしても、不味くて吸えなくなるという事にはならないので、やっぱりそんなに気にする事でもないのですが・・・。 ま、こういう事もあるというのも、パイプ煙草の面白さの一つと考えるのが「吉」でしょう。[面白い煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.22
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ピーターソンのパウチ物を続けて吸っています。今回は「アラン」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年4月の事でした。 今回のパウチも前回の「コーンメイラブラック」と同様に、葉が少し乾燥してしまっているように感じます。最初のレポート当時のこれは、バニラがメインとなりつつ果物系の香りを加えた結構な着香だったと思うのですが、今回のパウチでは着香感が希薄で、ベースの葉の味わいの方が前にあります。着香が乾燥と伴に抜けてしまっているようです。 それで気付いたのですが、前回の「コーンメイラブラック」のパウチの警告表示と今回の「アラン」の警告表示は、同時に購入した「ワイルドアトランティック」と「アイリッシュデュー」のパウチの警告表示より少し面積が小さいです。警告表示の面積は年々大きくなっている筈ですから、前回の「コーンメイラブラック」と今回の「アラン」は、「ワイルドアトランティック」と「アイリッシュデュー」より前の時期に袋詰めされた事が推測出来ます。つまり今回同時に購入した四つの銘柄の内、「コーンメイラブラック」と「アラン」は製造時期が古く、「ワイルドアトランティック」と「アイリッシュデュー」は新しいという訳です。成程、製造時期が古く、その分だけ流通在庫になっている期間が長ければ、乾燥も進んでいる事でしょう。 同じブランドの同じシリーズで、しかも一つのお店に同時に在庫されているとしても、警告表示の大きさに違いが出る程の製造時期の違いがあるというのも、何だか「へぇ~」って感じですよね。紙巻煙草よりも遥かに長い流通在庫期間になりがちなパイプ煙草の特徴かも知れません。[長い煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.19
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 マックバレンがスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の傘下に入って、輸入元も変わりそうだとの事で、「それならマックバレンからOEM供給されているJTブランドの煙草はどうなるんだ?」と思い、JTブランドの現行パイプ煙草を全部買ってみました。で、結局は輸入元がどうなるのか分からなかったのですが・・・。 JTブランドを全部買った関係で、「桃山」も缶とパウチの両方を買う事になったので、この際、缶とパウチで味の違いがあるのかどうか比較してみたいと思っています。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![比較してみたい煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.15
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ピーターソンのパウチ物の二つ目は「コーンメイラブラック」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年3月の事でした。 この煙草を最初に吸った時には、そのチェリー着香が随分と強いように感じたのですが、今回のパウチでは開封時の香りからして随分とマイルドに感じます。着火後の香りも、予想より更にマイルドです。流通在庫になっている間に、ちょっと着香が抜けてしまったのかも知れません。 と言いますのも、今回のパウチでは開封時の煙草の手触りが、かなり乾燥しているように感じたからです。最初に吸った当時は、この煙草が日本に輸入されるようになった直後でしたから、よりオリジナルに近い状態だったのだと思うのですが、当時の私はその湿気具合を「普通」だと記録しています。ですから、今回のパウチは当時のパウチと状態が異なります。まぁ、こういう事はパウチ物では珍しくありません。やはりパウチ物の密閉度は缶物より劣るのだと思います。 とは言え、そんなに長く流通在庫になってた個体なのでしょうか。この煙草がそこまで不人気だとは思えないのですが・・・。或いは、やはり日本に於けるチェリー着香は、他の着香より人気がなくて、在庫期間が長くなりがちだったりするのでしょうか。 でも、今回の状態でも辛くて吸えないという訳でもありませんし、これならこれでマイルドなチェリー着香物として美味しく吸える訳ですから、実際はそんなに気にはなりません。味わいが変わりやすいというのもパウチ物の性格の一つとして楽しめば良いのだと思っています。[オリジナルな煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.12
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今回からピーターソンのパウチ物4銘柄を吸って行きます。最初は「ワイルドアトランティック」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2016年3月の事でした。・・・ピーターソンのパウチ物なんて最近出て来た新銘柄だと思っていたのですが、日本で発売になってから、もう9年も経つんですね。光陰矢の如しとはこの事かと。 今回の「ワイルドアトランティック」はピーターソンのパウチ物4銘柄の中で唯一のラタキア物です。ってか、パウチ入りのラタキア物って、今の日本ではこれと、後は「アンホーラ・イングリッシュブレンド」ぐらいしか残ってないのではないでしょうか。一時期ダン・タバコの「ロンドンブレンド」の20gパウチ物が出回っていましたが、未だ残ってるかなぁ・・・。 で、これらのパウチ入りラタキア物を通して眺めてみると、どれもラタキア物としては非常に軽く、ラタキア感が薄い物ばかりです。やはりラタキアその物が高価で、安価にしたいパウチ物では、そのブレンド割合を低く抑えざるを得ないのでしょう。 とは言え、先日まで吸っていたドクターパイプのラタキア物に比べると、ラタキア特有の臭みがしっかりあって、私が持っているラタキアに対するイメージからすると、あれらよりもこっちの方がよっぽどラタキア物らしい仕上がりになっています。そういう面と価格の面から考えると、ラタキア入門用としては、やはりドクターパイプよりもパウチ入りラタキア物の方が適しているように思います。 後、ラタキア至上主義の方々の中で、特に価格を気にする方に対しても、常喫用として向いているのではないでしょうか。 大切に守って行きたいカテゴリーの一つです。[守って行きたい煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.05
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今回はロバート・マッコーネルの「レッドローゼス」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2017年8月の事でした。 この煙草のようにレギュラーの100g缶というのは多くはありません。ラットレーとか以前のラールセンとかには幾つかのレギュラー100g缶がありますが、その他のブランドでは本当に少数派です。それでも、コールハスの「カロライナルーズ」とか「クルーズライン」、「パイプ66」、ダン・タバコの「デビルズホリデー」や「テキーラサンライズ」、「ミロンガ」といった銘柄が思い出される訳ですが、どれもが比較的昔から販売されて来た銘柄で、ここ数年で発売された物はないように思います。 昔聞いた事がある気がするのですが、名ブレンダーであるG.L.ピース氏曰く、パイプ煙草一缶の内容量は2オンス(約57g)程度が適量で、それ以上になると開封後の消費に時間がかかり過ぎて、最後の方では味が変わってしまうのだそうです。確かにそうだなと感じる面もありますし、それに加えて、100g缶だと続けて吸っていると飽きるという面も、常喫銘柄を持たない私にはあります。 こういう事で、殆どのレギュラー銘柄は1パック50g程度で売られていて、中には元々100g缶しかなかったのに近年になって50g版も売られるようになった銘柄なんかもあったりします。紙巻煙草のように平均喫煙量の減少に伴う小容量化とは少し違う話だとは思いますが、結果的に同じような流れがパイプ煙草でも起こっているという訳です。 こういう流れは一般的に好ましいと言えるかどうか微妙なのですが、毎回違う銘柄を吸って、且つそれをブログネタにしている私としては、少なくともネタ数を確保するという面に関しては都合が良いです。(笑)[好ましい煙草ブログは此方 Click!]
2025.10.01
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今回はマックバレンの「バニラ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年10月の事で、当時この煙草は「バニラクリーム」と呼ばれていました。 この煙草も先回の「バージニア No.1」と同様に、最近パッケージデザインが変更されました。それに伴って前のパッケージに記載されていた「クリーム」という記載がなくなり、単に「バニラ」とだけ書かれています。 ・・・そう、以前のマックバレンには、バニラ系のパウチ物着香煙草が「バニラクリーム」以外にも「バニラチョイス」とか「バニラトフィー」とかあって、更にフレイク物にも「バニラフレイク」というのがあり、それらを区別して呼ぶ必要がありました。けれども、近年それらの銘柄は次々と廃止になり、今では旧「バニラクリーム」だけになってしまったので、単に「バニラ」とだけ呼んでも支障がなくなりました。 成程、こういう流れだと独立系メーカーだったマックバレンが最近スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)傘下に入ったのも頷けます。 一頃はパウチ物を中心に次々と新製品を発売するだけでなく、JT向けを始めとしたOEM供給や他ブランド品の取り込みなんかもして、随分と勢いがあったマックバレンですが、ほんの10年かそこらでこういう事になるんですねぇ。栄枯盛衰とか盛者必衰とはこの事かと・・・。 私のパイプ歴もそんなに長くはないはずなのですが、そんな私でもパイプ煙草についてこんな事を感じるようになるなんで、世間の変化の早さに驚きます。[勢いのある煙草ブログは此方 Click!]
2025.09.28
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今回はパッケージのデザインがリニューアルされた「バージニア No.1」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2011年9月の事でした。 私としては購入したパイプの慣らしで使っているという事もあり、吸い慣れた銘柄ですから、レポートなんて今更なんですが、私が最初に吸った時の前からずっと変わっていなかったパッケージデザインがこの度変更になったので、改めて吸って記事にしようと思った次第です。 で、マックバレンがスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)傘下になり、もしかすると輸入元も変わるかも知れないという話を聞いていたので、今回のパケ変更はそれに伴うものかと思ったのですが、新パウチを良く見てみると、販売元は「日本たばこアイメックス株式会社」となっており、以前と変わっていません。また、同じくパウチには「Made in Denmark by Mac Baren International A/S」ともあり、STGの記載がありません。どうも今回のデザイン変更は、近年の会社のゴタゴタとは関係ないようです。ん? まさかレシピを変えたのに伴うパケ変更か?と疑って、実際に吸ってみても、中身も以前と同じです。やはり単純なパッケージデザインのみの変更のようです。・・・こうなると、このゴタゴタしている時期に何故にパケ変更なのかと、逆に不思議に感じます。近々輸入元や会社体制が変われば、またパケの印刷をし直す必要があって、単純に二度手間にしかならないだろうに・・・。 まぁ、ね、単なる一消費者が心配するような事でもないのですが。(笑)[慣れた煙草ブログは此方 Click!]
2025.09.21
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 7月の買出しでパッケージ変更になったマックバレンの2銘柄を買っていますが、それなら他のマックバレンも買っておこうという事で、マックバレンの自社ブランドの6銘柄を買っています。それと、スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)製の中でも比較的孤立したマイナー銘柄二つも買っています。 ・・・近年はパウチ物の銘柄数が減って来ているので、パウチ物メインで吸っていると、パウチ物各銘柄を毎年一回は吸ってるような感じになります。まぁ、しょうがないですよね。(笑)[毎年の煙草ブログは此方 Click!]
2025.09.17
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この煙草については随分前に買っていたのですが、その後に新たに輸入された銘柄を優先的に吸って来たので、ここに来てやっと吸う事が出来ました。ガレリアの「ラム&メープル」です。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年10月の事でした。 この煙草は最近スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)傘下に入ったマックバレン社の更に傘下に入っているサトリフ社の煙草なんですが、こういう元々独立したメーカーだったのが他社の傘下に入り、その他社が更に他の大会社や持株会社の傘下に入るという多重構造は、例えば自動車業界なんかでも見られますよね。例えば、イタリアのランボルギーニはドイツ・アウディ社傘下ですが、そのアウディは同じくドイツのフォルクスワーゲン・グループの傘下にあります。また、イタリアのアバルトはフィアット傘下ですが、そのフィアットはステランティス・グループの傘下にあります。 こういう構造は、グループを巨大化する事による競争力強化のためなんでしょうが、どうなんでしょうね。組織全体が大きくなると、それだけ現場部門と経営部門が遠くなり、現場の声が上に届き難くなります。また、直接部門の規模に比べて間接部門の規模が大きくなり、且つトップとボトムの給与格差が広がります。巨大グループ傘下に入るのと独立系で居続ける事のどちらにもメリットとデメリットがあるのだと思います。でも、業界全体、或いは社会全体にとって、どちらの方が良いのでしょうか。その答えが見えるのは、未だ随分と先の事になりそうです。 まぁ、何だかんだと書いてますが、取り敢えず今はガレリアの輸入終了を悲しみたいと思います。(:_;)[独立した煙草ブログは此方 Click!]
2025.09.14
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何時も限定物ばかりでレギュラー品の輸入がないジョン・エイルズベリーから夏向け限定100g缶「サマーエディション2025」が入荷していたので買ってみました。製造はコップ社です。・・・ってか、コップ社ってジョン・エイルズベリーの他にもラットレーと自社のコップ社ブランドからも限定100g缶を幾つも出していて、やはり限定100g缶を出しまくっていた嘗てのピーターソンを彷彿とさせます。ま、ピーターソンは製造元がスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)なので、立場的には今回のジョン・エイルズベリーと同じになりますから、当時はより狭い範囲から高密度に限定品を出していたという事にはなりますが。 そういう訳で、早速開けてみましょう。 開封時の香りは果物系です。それもパッションフルーツのような南国の果物系です。夏向けの限定煙草としてはピッタリの着香だと思います。カットは基本的にラフで、湿気はこの手の着香物としては普通くらいではないでしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じ南国フルーツ系の香りと、やはり南国フルーツ系の味が来ました。絶妙に甘味と酸味がバランスしている美味しい味です。やっぱり私は果物系の着香が好きだなぁ・・・。 火付きと火持ちは普通です。特段癖もないので吸いやすいと思います。 喫煙中盤に入る辺りから舌と喉を刺す刺激が出て来ました。ブレンドされているブラックキャベンディッシュのベースとなっているであろうバーレー葉によるものと思われます。こういう着香煙草では普通の事なのですが、ちょっと早め且つ強めのような気がします。そこ以外の喫味に関しては、序盤と変わっていません。 喫煙終盤になって来ると着香が抜けて来て、ちょっと薄味になります。且つ刺激はそのままなので、トータルで少し硬質な喫味に感じます。まぁ、これも着香煙草では良くある流れなので、特に欠点と言う程のものではありませんが、ちょっとお高い限定物でこれというのは、少し残念かも知れません。 という事で喫煙終了。後味は刺激があって硬質な果物系で、残り香も果物系でした。 全体的に見て、南国フルーツ味の美味しい煙草だとは思いますが、割りと一般的な着香煙草の範疇にある喫味の流れだったと思います。 まぁ、これだけ限定100g缶を頻発していると、どうしてもバリエーションを増やしやすい着香物が多くなると思いますし、限定らしい傑作着香ばかりを作り出す事も難しいと思います。企画&開発期間も短くなるでしょうし・・・。そういう意味で理解できる範囲の出来だと思います。何より南国フルーツ味が美味しい煙草ですから、それだけで十分です。[傑作煙草ブログは此方 Click!]
2025.09.07
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前回はラットレーの「イヤー オブ ザ スネーク」を吸いましたが、今回はそれの製造元であるコップ社が自らのブランドで出している「イヤー オブ ザ スネーク」を吸います。これの缶に同梱されているカードには着香内容が書かれていて、それには「グレープフルーツ、チェリー、ライチ」とあります。またブレンド内容としては「ブラックキャベンディッシュ、バージニア」となっています。まぁ、そこから容易に予想出来る煙草なんでしょう。 まずは開けてみます。 開封時の香りは、凡そカードにある通りで、気持ちライチが前にあるでしょうか。カットはリボンとラフで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、開封時と同じライチが前にある香りと、甘さと酸味のバランスが良い果物系の味が来ました。いや、本当に説明書き通りです。(笑) 味でも香りでもライチの存在感が強いのですが、ライチ着香の煙草というのも珍しいので、そこは興味深い所ですし、これはこれで大変美味しいと感じます。 火付きと火持ちは良い方だと思います。その分、油断すると燃やし過ぎてしまいそうなので、ちょっと抑え気味に吸うのが良いと思います。燃え進みも速い方です。 喫煙中盤に少し舌を刺す刺激が出て来ました。多分これはブラックキャベンディッシュのベースとなっているであろうバーレー葉に由来するものでしょう。一般的な着香煙草で良くあるパターンです。 喫煙終盤になって来ると、着香分の味と香りが抜けて来て、刺激が前に出て来ました。こういう流れも一般的な着香煙草で良くあるパターンです。そういう意味では、この煙草もやはり割りと一般的な着香煙草の範疇にあると言えます。 という事で喫煙終了。後味は少し刺激のある果物系で、残り香も果物系でした。 全体的に見て、一般的な着香煙草の一つだとは思いますが、ライチの味と香りが前にあるという点では、ちょっと珍しい煙草と言えるかも知れません。 ライチと言えば、夏場に美味しい「ソルティライチ」なんていう清涼飲料水とかもありますが、本当に暑い時期に口にしたい果物です。この煙草は一種のイヤー煙草で、本来なら年初に吸いたい所なのですが、味から考えると、この時期にピッタリでした。 皆さんも暑い時期の内に吸っておいて下さい。[ピッタリの煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.31
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今回はラットレーの限定100g缶「イヤー オブ ザ スネーク」を吸います。今年=巳年の限定物という事でこの名前なのでしょうが、一般的なイヤー煙草と異なり、干支のある東アジア、特に中国を強く意識した煙草という事になろうかと思います。 で、缶に同梱された説明書きによると、着香は「金柑、オレンジ、マンゴー」で、葉組は「ブラックキャベンディッシュ、バージニア、バーレー」なのだそうです。柑橘系をメインとした果物系着香煙草だという事です。因みに製造はコップ社です。 それでは開けてみましょう。 開封時の香りは、ちょっとキツめの柑橘系です。「金柑」着香というのが頷けます。そこに、マンゴーによる円やかな果物系の香りが微妙に混ざっていて、キツ過ぎない感じに収まっています。カットはリボンとラフで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、柑橘がメインにある果物系の香りが来ました。開封時の香りと大体同じです。味の方は、やはり柑橘メインの果物系で、酸味が前にあり、甘味は控え目です。ふむふむ、柑橘系は個人的に最も好きな着香なので、この煙草は私にとって随分と好ましい物となっています。 火付きと火持ちは普通だと思います。テクニック的にはイージーな煙草で、何の気遣いもなくスースー吸えます。 喫煙中盤で舌への刺激が少し出て来ました。バーレーがベースであろうブラックキャベンディッシュとは別にバーレーがブレンドされているそうですから、バーレー由来の刺激が出て来るのは当然です。その刺激以外の喫味の部分に関しては、序盤とほぼ変わっていないと思います。柑橘系の味わいです。 喫煙終盤で着香分が薄れて来た感じがあり、バーレーっぽい渋さが見えて来ましたが、メインの喫味はやはり柑橘系です。こういう流れは着香煙草としては一般的ですが、この段階まで着香分がメインでいられるのは、着香煙草としてむしろ優秀な方だと思います。 という事で喫煙終了。後味は渋さのある柑橘系で、残り香は柑橘系でした。 全体的に見て、柑橘系着香が暑い季節にピッタリの煙草だったと思います。 何だかベタな着香煙草を久し振りに吸ったような気がします。暫くの間ドクターパイプの独特な世界に浸っていただけに、こういう普通の着香煙草を吸うと、少しホッとします。私の好きな柑橘系というのもあるでしょう。 暑い季節の間に吸っておきたい煙草だと思います。[ホッとする煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.27
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今回ドクターパイプ・シリーズの最後に吸うのは「クレームブリュレ」です。この名前はもろにスイーツですから、きっとそういう味なのでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りは本当にチーズケーキに近いです。それがナッツ系のように感じる事もあり、まぁ、とにかくスイーツ系です。カットはリボンとラフで、比較的乾いた手触りです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、チーズケーキのような香りと味が来ました。ま、香りは香りとして、味の方も本当にチーズケーキっぽく、甘さは抑えめで、何処か塩気を感じます。また、それらにナッツ系の風味も感じる瞬間があって、ちょっと興味深い味わいになっています。 火付きと火持ちは良い方だと思います。乾いた感触なので、気持ち硬めに詰めた方が良さそうです。燃え進みも比較的早いと感じます。 喫煙中盤、喫味の変化はありません。やはりちょっと塩気を感じるチーズケーキっぽい味と香りです。甘さ控えめでベタベタしていないのが良いです。 喫煙終盤で、少し着香分が抜けて来て、チーズケーキっぽさが薄れて来ました。舌と鼻が慣れて来たというのもあるかも知れません。で、その着香分の向こう側に見えて来たのは、意外に渋いバーレー系のコクでした。輸入元の解説によると、ブレンドはバージニア、オリエント、ブラックキャベンディッシュだとの事で、ブラックキャベンディッシュのベース以外ではバーレーはないはずなのに不思議とバーレーを感じます。しかも、そのブラックキャベンディッシュも見た目上のブレンド割合は低いように思えます。真っ黒な葉が非常に少ないのです。それを考えると、ちょっと不思議な喫味です。 という事で喫煙終了。後味は割りと渋めで、残り香はチーズケーキでした。 全体的に見て、確かに名前通りの着香煙草ではあるのですが、解説のブレンド内容と見た目・味とのギャップに少し不思議な感覚を持つ煙草でした。 これで今回輸入されたドクターパイプの煙草を全部吸った訳ですが、シリーズ全体を通して見ると、かなり良い煙草だったと言えると思います。基本的に非ラタキア派である私としては、臭みの少ないラタキアを上手に使っている事に好感を持ちましたし、着香系も比較的控えめで良いです。また非着香バージニア系も上手く作られている印象を持ちました。ブラジルのブレンドも侮り難しです。日本での定番化が期待されます。[期待の煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.24
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今回はドクターパイプの「ストロングミクスチャー」を吸います。輸入元の解説では「シリーズ最強のストロングブレンド」だとの事で、空腹時の喫煙はヤバそうです。ですから食後を狙って吸ってみます。 では。開けてみましょう。 開封時の香りは基本的に枯草系なのですが、ちょっと嗅いだ事のない不思議な香りが混ざります。腐敗臭のようでもあり、糞尿に近いようでもあり、ちょっと甘味と酸味もあって、且つ薬草っぽい感じもあります。悪い香りではありませんが、これは何の香りなのでしょう。 カットはリボンとラフで、かなり乾いた手触りです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、前述の香りと、甘味とコクが同等くらいに混ざった太い紅茶系の味が来ました。熟成感は強い方ですし、ニコチンも強めに感じます。うむ、これは本格派の非着香煙草として、随分と美味しい部類に入ると思います。 火付きと火持ちは良いです。ビニールの封を切った際に、プラスチックの蓋がポロッと落ちたので、もしかしたら開封前から少し蓋が浮いていて、密封し切れず、少し乾燥が進んでいたのかも知れません。ただ、それでも辛みが出る事もなく、美味しく吸えていますから、特に問題はありません。ただ、乾燥の進み具合に合わせて、気持ち固めに詰めた方が良さそうです。 喫煙中盤、あの独特な香りが薄れて、葉巻っぽい喫味が出て来たように感じます。輸入元の解説では、葉巻用の葉である「アラピリカ」が高い割合でブレンドされているとの事なので、あー成程と納得出来ます。 喫煙終盤で葉巻っぽい味わいが益々前に出て来ました。こういう喫味であれば、普段は葉巻しか吸わない人でも取っ付きやすいのではないでしょうか。逆に言えば、葉巻っぽい分だけパイプっぽさが希薄なので、パイプだけを吸っている人だと多少の違和感があるかも知れません。まぁ、この辺は好みの問題でしょう。 それと、ニコチンの効きはやはり強く、ここまで吸って来ると、ちょっとニコチン酔いします。ですから、やはり空腹時の喫煙は避けるべきかも知れません。 という事で喫煙終了。後味は葉巻風で、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、序盤での不思議な香りと中盤以降の葉巻っぽさが独特な喫味を生む、オリジナリティーの高い煙草だったと思います。ただ、ニコチンは強めに効きますので、そこは注意が必要です。 葉巻用の葉をブレンドしているパイプ煙草はラットレーとかにもあったと思いますが、やはり興味深い味わいになります。パイプスモーカーである私としては、ずっとこの煙草を吸い続ける事には少々抵抗がありますが、偶に吸う分には面白いと感じました。 また、このブランドの独自性も感じられますし、良いのではないでしょうか。[興味深い煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.20
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今回レポートするのはドクターパイプの「ナイトダークネス」です。輸入元の解説では、バニラ着香に隠し味でラタキアが入るという、所謂「着香ラタキア物」のようです。どんな煙草なのでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りは、そんなに強くはありませんがバニラです。かなりマイルドなバニラ香です。ラタキアの臭いは、う~ん、良く良く探してみると微かにあるようにも感じますが、意識しなければ殆ど気付きません。カットはリボンとラフで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、強くないバニラで着香された紅茶系の味と香りが来ました。紅茶系と言っても、一般的な紅茶系の味と比べると、甘味よりコクと旨味が強い感じがするので、そこが隠し味として使われているラタキアの効果なのでしょう。対してラタキアの臭みは殆ど感じないので、知らなければラタキア入りだとは思わないのではないでしょうか。こういう臭みを出さずにコクと旨味を活かすというラタキアの使い方には、個人的に非常に好感が持てます。 火付きと火持ちは普通ですので、テクニック的には何の問題もなくスイスイ吸えると思います。また、高火力で再着火してもラタキアの臭みが出ないので、本当にラタキアのブレンド比率は少なそうです。 喫煙中盤でも喫味の変化はありません。弱いバニラで着香された紅茶系の味わいです。バーレー由来と思われる刺激が少々ある物の、気になる程ではありませんし、ラタキアの臭みもありません。これだけラタキアの存在感がないのであれば、外出前に吸っても匂いを気にする必要はないのではないでしょうか。 喫煙終盤になると、着香分が薄れて、バニラなしの紅茶系の喫味になります。元の着香が然程強くないので、この流れは当然と言えます。ただ、ラタキアの姿は相変わらず殆ど見えないので、普通の微着香煙草のような感覚で吸い続けられます。 という事で喫煙終了。後味は紅茶系で、残り香は微かなバニラ入りの焚火系でした。 全体的に見て、コクと旨味にラタキアらしさが垣間見えるものの、それ以外ではラタキアの存在を見つけ出すのが困難な微着香煙草でした。 ラタキア好きの方がラタキアを期待して吸うと、完全に肩透かしを食らう煙草だと思います。逆に、非ラタキアの微着香煙草だと言われて吸っても、全く違和感を感じません。このブランドで使われる臭みの少ないラタキアだからこそのブレンドで、一般的なラタキアを同じ割合でブレンドしていたら、もっとラタキアの姿が見える煙草になったのではないでしょうか。そういう意味で、独自性の高い煙草だと思います。[独自性の高い煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.17
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 最近では割りと珍しくなって来たと思いますが、夏向けの限定物が入荷していたので、まずはそれを買っています。後はピーターソンのパウチ物を4銘柄です。 暦の上では既に秋になってるというのに、夏向けの限定物を買うというのもどうなんだ?と思ったりもしますが、まぁ気温的にはバリバリ夏ですし、よろしいんではないでしょうか。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![珍しくなって来た煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.13
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今回はドクターパイプの「ラタキアブレンド」を吸います。名前からしてラタキアを前面に押し出した煙草のようで、且つ「ブレンド」と言うからには、前に吸ったラタキア100%の「フレイク ピュアラタキア」とは違って、バージニアとかも入っているようです。一体どんな煙草なのでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りはラタキアです。とは言え、このブランドで使われているラタキアの臭いはかなり軽い部類で、むしろ鰹出汁系に近い感じです。カットはリボンとラフで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、軽くて円やかな出汁系の味と香りが来ました。このブランドで使われているラタキアの事を考えると、これでもラタキアが随分と支配的であると言えると思うのですが、一般的なラタキア物に比べると、かなり臭みが抑えられていて、どっちかと言うと非ラタキアの熟成オリエントのような出汁系とか、食べ物の薫製のような喫味になっています。明らかにラタキアがメインとなっていますが、随分と吸いやすいと感じます。 火付きと火持ちは普通です。再着火の高火力時にラタキア特有の臭みが出やすくなりますが、そこを越えれば、特段意識しなくても普通に吸えます。 喫煙中盤に少し辛みが出ましたが、基本的な喫味に変化はありません。非常に軽いラタキアに支配されている出汁系の味わいです。軽いのに支配的だなんて、ちょっと不思議な感覚です。 喫煙終盤も同じ味わいが続きます。やはり臭みが少ないと非常に吸いやすく感じます。 という事で喫煙終了。後味は出汁系で、残り香は食べ物の薫製に近い匂いでした。 全体的に見て、このブランドで使われる軽い匂いのラタキアに支配された喫煙だったと思います。一般的なラタキア程の癖がないので、ラタキア物にしては非常に吸いやすい煙草でした。 「ブレンド」と言う程にはラタキア以外の喫味の部分が目立たず、そういう意味では完全にラタキアに支配されたラタキア物らしい煙草だとは思いますが、そのラタキア自体に臭みが少なく、軽くて吸いやすいので、結果ラタキア物としては全体的に癖が少なく吸いやすい煙草だったと思います。一般的なラタキア至上主義の方々の支持を集めるのは難しいかも知れませんが、それ以外の方なら気に入る可能性は高いと思われます。[支持を集める煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.10
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今回はドクターパイプの「フレイク ピュアゴールデンバージニア」を吸います。ちょっと前にリボンカット版の「ピュアゴールデンバージニア」を吸いましたが、今回は同名のフレイク版を吸ってみるという訳です。リボンカット版とフレイク版とで一体どれ程の違いがあるのでしょう。とにかく開けてみます。 開封時の香りは、少し酸味のある枯草系です。多分、リボンカット版と殆ど同じなのではないかと思います。カットは、同ブランドの他のフレイク物と同様の形態なのですが、湿気はやや渇き気味に感じます。枚数は分かりませんでした。 これをテキトーに取り出して折り畳み、火皿内径20mmのパイプに詰めます。そうして着火しますと、紅茶系の味と焚火系の香りが来ました。リボンカット版とほぼ同じ味わいに感じます。比較的浅めの熟成感で、甘さ、コク、旨味は中庸。ベーシックなバージニアストレート・フレイクの喫味だと感じます。 火付きと火持ちについては、同ブランドの他のフレイク物より良いとは思いますが、リボンカット版よりは悪いです。燃え進みも遅いですし、立ち消え&再着火の回数は多めになります。当然、再着火の際は高火力で燃やすという事態になるので、その瞬間は味が乱れます。これはしょうがありません。 喫煙中盤での喫味に変化はありません。基本的にリボンカット版と同じ喫味ではあるのですが、フレイクであるため燃え進みが遅く、細く長い喫煙になります。また、フレイクを丸めて、ちょっと捩じっただけでパイプに詰めているので、ボウル内での葉っぱの密度にムラがあり、片燃えを起こし、タンパーワーク、立ち消え&再着火が多くなります。そういう風なので、この辺が気になる場合は、やはりフレイクを事前に良く解してからパイプに詰めた方が良いと思われます。 喫煙終盤も同じような感じで続きます。テクニック的にはちょっと難しい面がありますが、味としては中庸で、ベーシックなバージニアストレートらしい喫味です。味としてはリボンカット版とほぼ同じではあるものの、燃え方にフレイクらしい癖があって、同じ味でも楽しみ方が違って来ています。同じ味なのにリボンカット版とフレイク版があるのは、こういう所に意味があるからでしょう。 という事で喫煙終了。後味は紅茶系で、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、中庸且つとてもスタンダードなバージニア・ストレートな味ですが、燃え方の癖にフレイクらしい個性があって、リボンカット版との違いを楽しむ事が出来ました。 ちょっとテクニカルな喫煙になるという意味で、リボンカット版を選んだ方が楽ではあると思いますが、パイプ煙草にしか存在しないフレイクという形態を楽しむ事が出来る事を考えると、やはりフレイク版も捨て難い存在だと思います。[捨て難い煙草ブログは此方 Click!]
2025.08.03
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続けて吸っているドクターパイプの煙草ですが、今回はフレイクでラタキア物の「グレートタイムズ」を吸います。輸入元の説明では、ラタキアの他にペリクがかなりブレンドされているようで、どんな喫味になるのか大変に興味深い所です。 早速開けてみましょう。 開封時の香りは、何と言うか、若草のような、ちょっと爽やかな植物系の香りで、想像していたラタキアやペリクの匂いはなく、その存在を全く感じさせません。あ、いや、このブランド特有のラタキアの臭いは微かにあるかなぁ・・・。フレイクの大きさや状態は、同ブランドの他のフレイク物と同じです。ですから、それを単に丸めてパイプに詰めただけだと、ちょっとテクニカルな喫煙になりそうです。 でも、私はやっぱりフレイクを丸めてパイプに詰めるのでありました。(笑) パイプの火皿内径は20mmです。で、着火しますと、円やかなコクと旨味に溢れた出汁系の味が来ました。この感じはラタキア系かなぁ、それともペリク系かなぁ・・・。何だか両方ともあるような、逆に両方ともないような・・・。香りについても、基本的には焚火系ですが、ラタキアとペリクが両方ともあるような、無いような・・・。ある意味、非常に中庸な味わいですが、旨味の濃さと奥深さは十分にあって、出汁系の味として、かなり美味しいと感じます。 火付きと火持ちは、このブランドのフレイク物なりで、決して良くはありません。立ち消えと再着火の回数は多くなりますので、それを避けるために、フレイクを丸めて詰めるのではなく、良く解してから詰めるのもアリだと思います。それと、強火力での再着火の際は、やはりラタキア系の匂いが前に出て来るので、それは一般的なラタキア物と同様です。 喫煙中盤も喫味は変わりません。ラタキア系なのかペリク系なのか良く分からないけれど、奥深く豊かで円やかな旨味のある味わいが続きます。香りに関しても、ラタキア系の臭みは最小限ですし、ペリク系の牧場臭もありません。でも、確かに出汁系の旨味豊かな香りは出ています。 喫煙終盤も同じような感じで続きます。テクニック的に難しい煙草ではありますが、ブレンドとしては非常に上手く出来た煙草だと感じます。ラタキアやペリクの臭みを最小限に抑えつつ、そのコクや旨味だけを引き出しています。バランスも良いですし、味の濃さも適度です。出汁系の味を楽しむ煙草としては、傑出した存在かも知れません。 という事で喫煙終了。後味は出汁系のコクと旨味、残り香はやはり出汁系と焚火系の混合でした。 全体的に見て、非常に好感の持てる美味しい煙草だったと思います。ラタキアやペリクの臭みが最小であるにも関わらず、ここまでコクと旨味に溢れた煙草は、なかなかないと思います。 やはり、このブランドのラタキアの使い方は、私にとってとても好ましいものです。欧州や北米でもない地域に、このように良い煙草があったなんて、本当に世界にはまだまだ知らない事が多いのだと思い知らされます。[好ましい煙草ブログは此方 Click!]
2025.07.27
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先日の買出しに行った際に、何時ものお店で確保が出来ず、買えなかったコップ社の限定100g缶をネット通販で購入しました。購入したのは上の写真の通りで、利用したショップさんは何時ものココです。 コップ社の限定100g缶を買うついでに、不思議とマイナーで、滅多にお目にかかれないレギュラー100g缶も買っています。 通販で煙草を買うと、他の物を同時に買わない限りは必ず送料がかかるのですが、その額は良く考えてみると、地元の何時もの煙草屋さんに行くための交通費と大して変わりません。ですから、地元で手に入らず、通販でしか買えない場合は、遠慮なく通販も利用しています。とは言え、地元経済の事を考えて、出来るだけ地元で買うようにはしてますが・・・。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![遠慮なく利用出来る煙草ブログは此方 Click!]
2025.07.23
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今回吸うのはドクターパイプの「ダークミクスチャー」です。輸入元の解説では「葉巻に使われる『アラピラカ』という葉をブレンド。」とあり、なかなか期待させます。どんな煙草なのでしょう。先ずは開けてみます。 開封時の香りは、・・・う~ん、これは何だろう。ペリク系でもなく、果物系でもないような強めの酸味に、コーヒーっぽい、何かローストしたような香りが混ざります。ちょっと面白い香りです。カットはリボンとラフで、湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、やはり何だか良く分からない感じの酸味のある香りと、甘味を伴って意外に円やかなコーヒー牛乳的な味が来ました。味わいとしては太いのですが、意外に目立つ酸味がアクセントになっていて、かなり美味しい煙草です。それと、最初から結構なニコチンを感じますから、煙草感もかなりあります。 火付きと火持ちは良いです。燃え過ぎる感じもありませんから、テクニック的には吸いやすい煙草だと思います。 喫煙中盤では喫味の変化はありません。甘さを伴った太く円やかなコクが美味しく、酸味がアクセントになっています。この味のどの辺が「アラピラカ」の味なのかは分かりませんが、かなり好感の持てる味です。また、ニコチンはやはり強めに感じます。 喫煙終盤で味がやや薄くなったように感じます。味に舌が慣れて来たのでしょう。対して酸味は相変わらず感じるので、結果的に酸味が少し先行する喫味になっています。 という事で喫煙終了。後味は酸味と少しの甘味を伴ったコクで、残り香は酸味のあるコーヒーっぽいものでした。 全体的に見て、ちょっと何だか良く分からないのですが、太く円やかなコクのある味わいと酸味のアクセントが美味しい煙草だったと思います。また、ニコチンはやや強いので、食後のマッタリ喫煙に向いているのではないでしょうか。 結局「アラピラカ」が何処にあるのか不明ではありましたが、美味しい煙草だったと思います。もしかしたら、何だか良く分からない味わいの部分が「アラピラカ」だったのかも知れません。[太く円やかな煙草ブログは此方 Click!]
2025.07.20
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 まずドクターパイプの未購入だった4銘柄を買っています。それと、ラットレーから出ていた限定100g缶を一つ。後は、パッケージデザインが変更になったマックバレンのパウチ物二つを購入しています。 限定100g缶に関しては、ラットレーのOEM供給元であるコップ社から、同社ブランドの同様の物も出ているようなのですが、それは輸入数が少なく、何時もの煙草屋さんで確保出来なかったとの事で、今回は購入できませんでした。これについては、後日ネット通販で購入予定です。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![確保出来る煙草ブログは此方 Click!]
2025.07.16
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今回吸ってみるドクターパイプの煙草は「シャドウバレー」です。輸入元の説明では、ラタキア入りのウィスキー系着香煙草なのだそうです。私はウィスキー系着香煙草もラタキア物も吸った経験がありますが、それらを合わせたウィスキー系着香ラタキア物というのは初めてです。いったいどんな味なのでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りは、確かにウィスキー系着香煙草のそれです。ボルクムリーフとかの匂いに近いです。で、その中にラタキアの薫香が・・・、あるのか無いのか良く分からない程度混ざっている感じです。カットはリボンで、湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、ウィスキーっぽい香りと微妙な甘さを伴った紅茶系の味が来ました。ウィスキー系の煙草で馴染みのある味わいです。ラタキアの薫香は、強火力になる着火時に微妙に出るくらいで、しかも同社のラタキア特有の食べ物の薫製に近い匂いなので、殆ど「臭い」感じになりません。他方、味の中にはラタキア的な旨味が少しあって、ラタキアが全くの行方不明になっている訳ではありません。 う~む、こういう完全に裏方に回っているラタキアの使い方は、私の好きなタイプです。 火付きと火持ちは普通に良いと思います。燃え過ぎるような感じもありませんから、喫煙テクニック的にはイージーな方だと思います。 喫煙中盤では喫味の変化はありません。火力を少し強くすると、相応の辛みが出ますが、まぁ、許容範囲です。また、ラタキアの臭みも出て来ず、その旨味だけが味わいに微妙に加わっている様子も序盤と同じです。 喫煙終盤もそのままの喫味で続きます。う~ん、バーレー系の渋さが少し出て来たでしょうか。この段階ではパイプ本体も熱を持ち、全体的に燃焼温度が上がりがちになるはずなのですが、高温で出やすいラタキア臭が殆ど出て来ません。これほどラタキアが隠し味に徹しているブレンドも珍しいと思います。 という事で喫煙終了。後味はやや渋めの紅茶系で、残り香は微かにラタキア感とウィスキー感のある焚火系でした。 全体的に見て、完全に裏方に徹しているラタキアが適度な旨味を加えている、上手く出来たウィスキー系煙草だったと思います。 元々臭さを感じさせ難い同ブランドのラタキアですが、これ程までに裏方に徹していると、ラタキアのイメージそのものまで覆されるような気持になります。或いは、こういうラタキアだからこそ、裏方に回っても旨味の効果が生かせるのかも知れません。 これなら人前に出る前に吸っても、不評を買い難いのではないでしょうか。それでいて、ラタキアの旨味は生きているのですから感心します。[生きている煙草ブログは此方 Click!]
2025.07.13
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今回もドクターパイプを吸って行きます。今回は「フレイク イングリッシュミクスチャー」です。ちょっと前に吸った「イングリッシュミクスチャー」のフレイク版と思われますので、ラタキア物ながらもラタキア感の薄い煙草なのではないかと予想されます。 早速開けてみましょう。 開封時の香りは、微かにラタキアの薫香が混ざる枯草系です。その薫香も、食品とかの薫香に近く、余り「臭~い」という感じがしません。カットは80mm×40mmくらいのフレイクで、厚さは3mmくらいあります。それが缶にミッチリと入っているので、取り出して枚数を数える事は出来ませんでした。湿気は、やや強めに感じます。 これをテキトーな量だけ取り出し、テキトーに丸めて火皿内径20mmのパイプに詰めます。そうして着火しますと、煙草らしいコクと旨味で吸わせる味が来ました。薫香も強くありませんし、リボンカット版の「イングリッシュミクスチャー」と同じような喫味です。う~ん、薫香はあれよりも少し強いかなぁ・・・。 火付きと火持ちは余り良くありません。燃え進みも遅いです。厚さが3mmもあって湿気も強めなフレイクを、単に丸めただけでパイプに詰めているので当然です。喫煙中の再着火の手間を省きたければ、最初に良く解してからパイプに詰めるべきでしょう。ただ、そうするとリボンカット版の「イングリッシュミクスチャー」と何が違うのか?という事になってしまうので、ちょっと考え物です。私としてはフレイク物なりの喫煙を楽しみたい所です。或いは、リボンカット版の方も同時に開封しておいて、着火剤としてフレイクの上に詰めて吸い始めるという手法も良いかも知れません。 喫煙中盤では喫味の変化は殆どありませんが、やっぱりリボンカット版よりも薫香が強めに出ているような気がします。経験的にラタキアは火力が強くなると臭みも強くなるというイメージを持っていて、この煙草のように火持ちが悪く再着火=強火力が多くなると、臭みが出やすいのは納得出来ます。 喫煙終盤も同じ喫味です。再着火=強火力が多い分だけ微妙に辛みが出ているようにも感じますが、まぁ、誤差の範囲でしょう。 という事で喫煙終了。後味はコクと旨味、残り香は焚火系+薫香でした。 全体的に見て、確かにリボンカット版「イングリッシュミクスチャー」を、厚くて湿気強めのフレイクにしたらこんな感じなんだろうなという煙草だったと思います。 リボンカット版とフレイク版を同時に開封して吸い比べたら、夫々のカット方式での喫味の変化を楽しめるかも知れません。そういうのも面白そうです。[面白そうな煙草ブログは此方 Click!]
2025.07.06
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ドクターパイプを続けて吸っています。今回は着香煙草の「オリジナル」です。輸入元の解説によると「王道なブレンド」だとの事で、それで「オリジナル」という名前なのですから、メーカーは余程自信があるのでしょう。着香内容はカラメルソースとバニラだそうですから、確かに王道な着香内容です。果たして、どんな感じなのでしょう。まずは開けてみます。 開封時の香りは、成程、輸入元の解説通りカラメルとバニラです。う~ん、カラメルの方が強いかな。カットはリボンとラフで、見た目は一般的な着香煙草です。湿気は、やや渇き気味でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、意外とマイルドなカラメル&バニラな香りが来ました。意外にも強くない香りで、非着香ブラックキャベンディッシュを吸った時のような感触もあります。味も意外に甘くなく、マイルドではありますがベタベタした感触がなく、バージニア系の紅茶的味わいも感じます。ですから、着香だけで押し切るような煙草ではなく、煙草らしい喫味を着香で少し演出するといった感じでしょうか。 火付きと火持ちは丁度良い感じです。燃え難くもなく、燃え過ぎる感じもありません。吸いやすい煙草だと思います。 喫煙中盤も喫味に変化はありません。煙草らしい味わいに少しの着香が華やかさを加えています。着香煙草で良くある舌への刺激も意識しないと感じないレベルですし、良く出来たブレンドだと思います。ただ少し難癖をつけるとしたら、ちょっと粉っぽい感触があって、ジューシーさに欠ける点でしょうか。この粉っぽさは同ブランドの「エスプレッソ」にも感じたので、或いは同ブランドの着香方法の一つの特徴かも知れません。 喫煙終盤も喫味は変わりません。決して濃くない着香なのに、ここまでしっかり効いている着香物はそんなに多くありません。そういう意味で、着香煙草として優秀だと言えるのではないでしょうか。 という事で喫煙終了。後味はちょっと粉っぽいカラメル&バニラで、残り香もそんな感じでした。 全体的に見て、濃くはない着香が上手く煙草本来の味わいを演出している絶妙なブレンドだったと思います。 確かに、これを「オリジナル」と名付けるだけの事はあると思います。個人的な好みは別として、非常に優秀な着香煙草です。[優秀な煙草ブログは此方 Click!]
2025.06.29
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ドクターパイプの煙草を続けます。今回は「ブラックダイヤモンド」です。輸入元の解説では「主張しすぎないラタキア」とされていますが、ここまで吸って来た同ブランドのラタキア物は、確かにラタキアではあるものの、今までに経験したどのラタキアよりも臭みが少なく、非常に吸いやすい物でした。その上で「主張しすぎない」となると、かなり癖がなさそうに聞こえます。どんな煙草なのでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りは、・・・いや、これは「主張しすぎない」とは言えないと思うくらいのラタキア臭です。とは言え、同ブランドの他のラタキア物と同様に、その薫香は食べ物の薫製とか、魚の干物とかに近く、余り臭いという感じではなく、むしろちょっと美味しそうな匂いです。カットはリボンで、湿気は普通でしょうか。 これを火皿内径19mmのパイプに詰めて着火しますと、角の取れた鰹出汁系のコクと旨味が来ました。甘味は少なく、完全に旨味で吸わせる味です。また香りも微妙な臭みはあるものの、殆ど食べ物の薫製のような感じで、余り抵抗感がありません。私が良く通る道沿いに食肉の薫製工場があるのですが、そこから漂って来る匂いに良く似ているような気がします。 火付きは普通です。燃え難くもなく、逆に燃え過ぎる感じもないのですが、火持ちは意外に良くなく、立ち消えは割りと多い方かも知れません。 喫煙中盤で旨味で吸わせる喫味は殆ど変化ないのですが、微妙に刺激が出て来たでしょうか。少なくとも「角の取れた」味ではなくなりました。ブレンドされているブラックキャベンディッシュのベースとなっているであろうバーレー葉によるものと思われますが、或いは少し燃焼温度を高くしてしまっているかも知れません。また匂いも、普通のラタキアっぽい部分が出て来ました。 そこから喫煙終盤に向かっては喫味の変化はありませんでした。火力を落としてチビチビ吸えば微妙な刺激もほぼなくなりましたし、コクと旨味で美味しく吸えました。 という事で喫煙終了。後味はコクと旨味、残り香は軽い薫香でした。 全体的に見て、一般的なラタキア物としては「主張しすぎないラタキア」と言えますが、このブランドで使われているラタキアの特徴が良く出ているという意味では、割りとガッツリとしたラタキア物だったと思います。 やはり、このブランドで使われているラタキアは、他の一般的なラタキアとはちょっと違う感じがします。その産地が何処かという話は別として、臭みによる抵抗感を最小限にして楽しめる良質なラタキア物だと思います。[良質な煙草ブログは此方 Click!]
2025.06.22
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今月分の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 先月に続いて、新たに輸入されたブラジルのパイプ煙草ブランド「ドクターパイプ」の製品を購入しています。今回輸入された17銘柄の内、先月は6銘柄、今月は7銘柄を買っていて、来月の買出しでは残り4銘柄を購入する予定です。 この17銘柄の中には、意外にも多くのラタキア銘柄が含まれていて、それ以外とのバランスを考えながら購入しています。喫煙レポートの順番も、余り偏らないように考えているのですが、ラタキア物を非ラタキア物と並行して消費する関係上、どちらかが先になくなって完全に交互には吸えないと思います。その辺はご了承下さい。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![完全な煙草ブログは此方 Click!]
2025.06.18
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ブラジルのパイプ煙草ブランド=ドクターパイプのレポートを続けます。今回はフレイクの「バージニア&ペリク」です。私にとっては着香物の次に好きなカテゴリーで、しかも楽しいフレイク物とあって、非常に楽しみです。 早速開けてみましょう。 開封時の香りは、ナッツ系とフルーツ系、それと微かに熟成臭が混ざります。輸入元からの情報では25%ものペリクがブレンドされているとの事なのですが、あのペリク特有の牧場臭が殆ど感じ取れないので、普通に着香物なのではないかと疑ってしまいます。カットは、長さ75mm、厚さ2mm程のフレイクなのですが、以前吸った同ブランドのフレイク「ピュアラタキア」と同様に、崩れかけた状態でギュウギュウに缶に詰められているので、幅やら枚数やらは分かりません。湿気は、フレイク物としては標準的でしょうか。 このフレイクを適量取り出し、テキトーに丸めて火皿内径20mmのパイプに詰めます。そうして着火しますと、フルーツ系の酸味と甘味が来ました。フレイクでフルーツ系の味と言えば、私が大好きだったのに輸入が止まってしまって何年も経つ「エリンモア・フレイク」を思い出します。今回の煙草はあれとは違った喫味ではあるのですが、何だか似たような感覚を覚えます。香りは、フルーツと少しのナッツ、それと微かな牧場臭があります。牧場臭はペリク由来だと思われますが、25%ものペリクがブレンドされているとは思えない程、微かにしか感じ取れません。強火力で着火する時に微妙に漂う程度の強さです。 いやぁ、こういう味は大好きですねぇ。 火付きと火持ちは良くありません。フレイクとしては標準的だと思う湿気でも、同ブランドのリボンカットの煙草よりも遥かに湿気ているので、失火と再着火はどうしても多くなります。それを煩わしく感じる場合は、フレイクを単に丸めて詰めるよりも、良く解してから緩めに詰めた方が良いと思います。燃え進みも当然遅い方です。 喫煙中盤でバージニア系非着香煙草らしい紅茶系の喫味が少し出て来ました。この辺は非着香又は微着香の煙草らしい所です。一方で、フルーツ系と少しのナッツ、それと微かな牧場臭は続きますので、大筋での美味しさは殆ど変わっていません。 喫煙終盤で少し味が薄くなったような感覚があります。舌が味に慣れて来たというのもあるのかも知れませんが、こういう流れは着香とか微着香の煙草に良くあるパターンなので、或いは少し着香が施してある煙草なのかも知れません。で、そうした感じなので、牧場臭と熟成系の喫味が少しだけ前に出て来たようにも感じます。それと微妙な辛みも出ました。 という事で喫煙終了。後味は紅茶系と微かな辛み(アルカリ系か?)、残り香は紅茶系と少しの牧場臭、それと微かなフルーツという感じでした。 全体的に見て、特に臭みの少ないバージニア&ペリクで、フルーツ系に感じる上手いブレンドだったと思います。 特に序盤でフルーツを感じさせる美味しいフレイクですが、リボンカット等のような普通のカットの煙草に比べると燃やし難い煙草です。そこさえ乗り越えられれば、随分と楽しめる煙草なのではないでしょうか。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]
2025.06.15
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今回、ブラジルのパイプ煙草ブランド=ドクターパイプの五つ目に吸うのは「ピュアゴールデンバージニア」です。同ブランドには「ピュアゴールデンバージニア」という名前の煙草が二つあって、一つは今回のリボンカット版で、もう一つはフレイク版というのがあり、どちらもブラジリアン・フルキュアードバージニアを使っているとの事。果たして、どんな煙草なのでしょう。 まずはリボンカット版から吸ってみます。 開封時の香りは、ちょっと酸っぱい匂いを伴った枯草系です。非着香バージニア・ストレートの煙草でお馴染みの匂いです。カットはリボンで、割りと乾燥した手触りです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、紅茶系の味と焚火系の香りが来ました。比較的浅めの熟成感ですが、慣れ親しんだバージニア・ストレートの味わいです。甘さ、コク、旨味は中庸で、非常にベーシックなパイプ煙草の喫味だと感じます。 火付きと火持ちは普通です。乾いた感触だったので、もっと燃えるかと思っていたのですが、固めに詰めたためか、そこまでバンバンとは燃えません。普通にイージーに吸えます。 喫煙中盤も喫味の変化はありません。非常にスタンダードなバージニア・ストレートの味です。糖度はそんなに高くないようで、糖度の高いバージニアでありがちなアルカリの刺激も強くはありません。非常にスムーズに淡々と吸えます。 喫煙終盤も同じ喫味です。非常にスムーズで中庸なバージニア・ストレートの喫味です。常喫や「ながら」喫煙に適していて、これさえあれば他に必要がないと言う方も居そうです。ま、逆に、それだからこそ強烈な個性の煙草も偶には吸いたくなるものですが。(笑) という事で喫煙終了。後味は紅茶系で、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、非常にスムーズで中庸、且つとてもスタンダードなバージニア・ストレートだったと思います。 こういう煙草ですと、輸入元の解説にある通り、ブレンディング用としても使えそうですし、欲しい時に何時でも手に入れられるほど広く普及して欲しいと感じます。良い煙草です。[良い煙草ブログは此方 Click!]
2025.06.08
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ブラジルのパイプ煙草ブランド=ドクターパイプのインプレッションを続けます。今回は「エスプレッソコーヒー」です。輸入元の解説では「深煎りの珈琲と甘みが際立つバージニア&ブラックキャベンディッシュのシンプルなブレンド。」とありますから、コーヒー着香の煙草という事ですが、コーヒー味の着香煙草は割りと珍しいので楽しみです。 では開けてみましょう。 開封時の香りは、確かにコーヒーです。ここまでモロにコーヒーな煙草の香りは初めてかも知れません。そして、そのコーヒーの香りの中に、微かな果物系の香りも感じます。良い匂いです。カットはちょっと細かいラフとリボンで、湿気はやや渇き気味です。 これを火皿内径18mmのパイプに詰めて着火しますと、コーヒーの香りが来ました。ただ、あの苦いエスプレッソと言うよりも、チョココーヒーとかコーヒー牛乳のような、甘さが先に立つような香りで、且つやはり果物系の香りも感じます。味もコーヒー牛乳に近く、苦みよりも甘味を強く感じます。う~む、これは好きな味です。 火付きと火持ちは良いです。イイ気になって強くスパスパやらなければ、イージーに吸えます。燃え進みも割りと速い方だと思います。 喫煙中盤になるとコーヒー味の中に微かな酸味も感じるようになりました。本物のコーヒーにもある酸味で、これも含めてかなり完璧なコーヒー味の煙草だと感じます。或いは、序盤に感じたフルーツ感はこの酸味に由来するのかも知れません。 喫煙終盤になると、慣れもあってかコーヒー味が少し薄くなったように感じます。それと粉ミルクのような粉っぽい甘さも出て来ました。ただ、それも悪い感じはなく、これならこれで美味しく吸えています。 という事で喫煙終了。後味は薄まったコーヒー牛乳で、残り香もコーヒー牛乳でした。 全体的に見て、確かにコーヒーをしっかり感じる見事な着香煙草だったと思います。ただし、見事な着香だっただけに、煙草っぽさという意味では物足りなく感じる人もいらっしゃるかも知れません。 他のブランドにもコーヒー着香の煙草は幾つかあったかと思いますが、ここまで強烈にコーヒーを感じる銘柄はなかったように思います。パイプ煙草にコーヒーを合わせる方も多いかと思いますが、流石にここまでコーヒーな着香煙草に本物のコーヒーを合わせるのは「なし」なんではないかと思ってしまいます。それくらい見事なコーヒー着香でした。[見事な煙草ブログは此方 Click!]
2025.06.01
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今回はガレリアの「チョコレート」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2012年4月の事でした。 ガレリアが国内終売するという噂は本当のようです。現段階で幾つかの国内ネットショップさんの販売ページで「終売予定」という表記が出ています。残り少なくなっていたゴリゴリのアメリカン着香煙草だっただけに、ガレリアが国内から姿を消すというのは随分と残念な事です。特に、買いやすい価格帯の物だっただけに、パウチ物をメインで吸っている私としては痛手を大きく感じます。わざわざ個人輸入するほど大した銘柄ではないと思いますし、この煙草を吸う事は、もう出来なくなりそうです。 ところで、ここの所、新規に輸入されたブラジル産「ドクターパイプ」ブランドの煙草を続けて吸っているのですが、まずはその中から特徴的なラタキア物を選んで吸っています。ただ、私は出勤前の喫煙ではラタキア物を避けるようにしており、朝だけは非ラタキア銘柄を吸っています。ですから、ラタキア物を吸う時は、非ラタキア銘柄も並行して開ける事になります。それで、以前に買っていた今回のガレリア「チョコレート」もドクターパイプのラタキア物と並行して開けているという状態です。 本当は、終売予定の銘柄ですし、もっと思い入れを持って吸うべきタイミングなのでしょうが、購入順的にしょうがありません。むしろ、安価なパウチ物に対する扱いという意味では、最後になろうとは言え、こういう風に吸うのが適当なのかも知れません。[ゴリゴリの煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.28
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ブラジルのブランド・ドクターパイプを続けて吸って行きます。今回は「グッドモーニング」です。輸入元の解説では「ローストナッツとキャラメルのニュアンスが感じられるクリーミーな煙。レッドバージニア、オリエントと隠し味にラタキアをブレンド。」とあり、着香ラタキア物という事になろうかと思います。 それでは開けてみましょう。 開封時の香りは、解説通りのナッツとキャラメルで、香りだけではラタキアの存在は感じ取れません。カットはリボンとラフで、湿気は少なく感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、キャラメルでマイルドにされたナッツ系の味と香りが来ました。着香系にしては太めのコクと旨味があり、その辺がラタキア由来だと思います。で、そう思いながら吸っていると、確かに香りの中にもラタキアっぽい部分を感じ取る事が出来ます。で、そのラタキアについてなのですが、輸入元の表記では「ブラジリアン・ラタキア」とされていて、その表記からブラジル産と思われるのですが、5月11日の「ピュアラタキア」のレポートへのコメントで「キプロス産ラタキア」だとの情報を頂きました。で、自分でも調べてみたのですが、日本のショップさんの「キプロス産ラタキア。(当店スタッフの独自調査及び見解)」という表記は見つかったものの、メーカー本体のHPでも記載が見つからず、どうも良く分かりません。ただ、少なくとも今まで吸ったドクターパイプで使われているラタキアは、私が過去に吸った事のあるシリア産やキプロス産とは大きく異なる性格をしているように感じます。 火付きと火持ちは良いです。その分、少し抑えて吸わないと、過燃焼になりやすい雰囲気があります。 喫煙序盤に感じたキャラメルとナッツの香りは、喫煙中盤に差し掛かる前から急激に弱まり、味と香りのメインは鰹出汁系になります。キャラメルとナッツは行方不明とまでは行きませんが、鼻から煙を抜いた時に微かに感じ取れる程度にまでなります。また、ラタキア臭もそんなに強まる事はないので、トータルとしては、微着香のバージニア&オリエント・ブレンドに隠し味でラタキアを加えたというような感じになります。 なかなか絶妙なブレンドです。 喫煙終盤でキャラメルとナッツの着香分は益々弱まり、殆ど鰹出汁系のコクと旨味だけで吸わせる喫味になります。多分、着香分の香りへの慣れがそうさせているのでしょう。良く探せばなくはないといった感じです。ですから、この段階では非着香&弱ラタキア系煙草だと言われても納得の喫味です。 という事で喫煙終了。後味は出汁系で、残り香は微妙にラタキアのある焚火系でした。 全体的に見て、キャラメルとナッツの微着香に微かなラタキアを加えたバージニア&オリエントの煙草だったと言えると思います。基本的にコクと旨味で吸わせる煙草です。 名前の通りに出勤前の朝に吸うのは、ラタキアの臭いがなくはないという事で、個人的に余り適切だとは思わないですし、意外に重厚な味わいは夕方以降に合うような気がするのですが、これはこれで良く出来た煙草だと思います。この煙草で使われているラタキアは余り臭さを感じさせませんから、ラタキア初心者には適していると思いますし、重厚な味わいは本格派の方にも受けは良いでしょう。一方、着香好きの方だと、ちょっと肩透かしに感じるかも知れません。 こういう感じのブレンドは、着香ラタキア物というカテゴリーの一つの完成形かも知れません。[受けの良い煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.25
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ブラジルのパイプ煙草ブランド「ドクターパイプ」の二つ目は「イングリッシュミクスチャー」です。これもラタキア物で、やはりブラジル産のラタキアを使っている物と思われます。 早速開けてみましょう。 開封時の香りは、非常に軽いラタキア臭で、殆ど「臭い」とは感じない程度の薫香です。カットはリボンで、やや乾燥気味の手触りです。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、殆ど非着香バージニアブレンドのような味と香りが来ました。ラタキア臭は非常に希薄で、浅めに熟成されたバージニアの焚火系の香りの方が強いです。味も浅めに熟成されたバージニアの紅茶系が強く、甘味は弱いですが、強過ぎないコクと旨味がイイ感じです。ラタキアが行方不明とまでは行きませんが、裏方に回っているという感じで、私としては、こうしたラタキアの使い方が好みです。 火付きと火持ちは良いと思います。乾いた感触だったので、やや固めに詰めたのですが、それで丁度良い燃え方になっていると思います。 喫煙中盤での喫味の変化はありません。ラタキア感は希薄とは言え、それが全然ない訳ではないので、ラタキア好きの方でも不満は出難いと思います。ただ、シリア産やキプロス産とは少し異なる薫香なので、そこでの好みは分かれるかも知れません。他方、この薫香は余り「臭い」感じがないので、ラタキア慣れしていない人でも吸いやすいと思います。 喫煙終盤も喫味は変わりません。序盤からずっと同じ喫味で来たのに飽きずに吸えているのは、ラタキア感やコクと旨味がどれも主張し過ぎない程度に抑えられているからなのではないかと感じます。正に常喫系の煙草です。 という事で喫煙終了。後味は重くない程度のコクと旨味、残り香は微かなラタキア臭を伴った焚火系でした。 全体的に見て、ラタキアが裏方に回った非常に中庸な常喫系煙草だったと思います。 着香好きの私としては、ラタキア物なら、これくらいの感じがイイ感じで吸える上限かも知れません。ゴリゴリのラタキア好きの方に喜ばれる煙草だとは思えませんが、それ以外の方であれば、中庸で吸いやすい煙草だと思います。価格的にも今となっては缶物の標準的なラインですし、常喫に本当に適していると思います。[イイ感じの煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.18
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丁度一年程前にオーバーホールした愛用のパイプライター「オールドボーイ」の調子がまた悪くなったので、今年もオーバーホールに出しました。 今回は、冷間時のガスの出が極端に悪くなって、暫く握って温めないと着火が出来ないような状態でした。一昨年購入した新しい方の「オールドボーイ」には同じような症状はないですし、こうした症状を経験するのは初めてなので、古い方の「オールドボーイ」の異常と思われます。 で、戻って来た「オールドボーイ」に添付された「修理リペアカード」には、「タンクとヤスリレットとりかえ」と書いてあります。ヤスリは消耗品ですから別として、やはり燃料タンクに何らかの異常があったのでしょう。まぁ、十年以上も毎日使っているライターですから、色んな所に頻繁にガタは来ます。それでも数千円で新品に近い状態まで戻せるのですから、こういうちゃんとしたライターを長年使い続けるのを止められません。 それと、今回のオーバーホールでは前回より長い期間がかかってしまいました。話によると、ライターのオーバーホールが出来る職人さんが不足している上に、近年オーバーホールや修理の依頼が増えているそうで、なかなか注文を捌き切れていないのだそうです。こんな所にも人手不足・後継者不足の影響が・・・。orz まぁ、私の場合は「オールドボーイ」の2台体制を構築しているので、1台のオーバーホールに長い期間がかかっても、のんびり待つ事が出来ますが。 という事で、愛用のライターが戻って来て嬉しいというお話でした。ちゃんちゃん。[嬉しい煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.14
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新たに輸入が始まった「ドクターパイプ」というブランドのパイプ煙草を今回から吸い始めます。その最初は一番強烈そうな「ピュアラタキア」です。 このブランドは、ブラジルの「Tabacco Way」社のパイプ煙草ブランドで、基本的にブラジル産の煙草葉を使っているようです。面白いのは、ラタキアもブラジル産を使用しているという点です。ラタキアと言えば、大本の原産地であるシリア産と、シリア産の供給不足によって近年の主流となっているキプロス産が有名だと思うのですが、ブラジルでもラタキア=「煙草葉(主にオリエント葉)の薫製」を作っていたとは知りませんでした。 で、その注目のブラジル産ラタキア100%のフレイクであるという本銘柄を、同ブランドの最初の銘柄として選んでみたという訳です。 では、開けてみましょう。 開封時の香りは、シリア産やキプロス産のラタキアとはかなり違った感じがします。あれらよりもっと軽く、草木っぽく、腐敗臭とか糞尿臭的な「臭~い」という感じがありません。ともすればフルーツ的なニュアンスさえ感じます。これだと吸いやすそうですし、悪臭対策も軽く出来そうです。カットは、幅35mm長さ80mm厚さ2.5mmぐらいのフレイクなのですが、殆ど崩れかけた形状で缶に詰められていて、完全な四角形で取り出す事は出来ませんし、枚数も数えられませんでした。湿気はフレイクとしては標準的な感じです。 この崩れかけたフレイクを適量取り出し、テキトーに丸めて火皿内径20mmのパイプに詰めます。そうして着火しますと、確かに薫製にされた煙草葉っぽい匂いではあるのですが、シリア産やキプロス産のラタキアとは明らかに異なり、臭みの少ない軽い香りが来ました。この香りは、食べ物の薫製に近く、ちょっと美味しそうな香りです。これなら出勤前に吸っても、周囲の反感は買い難いのではないでしょうか。ただし、ちょっと強火力で着火したり、燃やし過ぎたりすると、やっぱりラタキア特有の臭みが出て来てしまうので、その辺は注意が必要です。 味は硬質で太めのコクと旨味で吸わせるタイプで、甘味の類は殆ど感じません。かなり硬派な味と言えるでしょう。 火付きと火持ちは良くないです。分厚いフレイクを丸めただけでパイプに詰めているので、そうなるのは当然です。しかも、強火力で再着火しようとすると臭みが出るので、着火にも気を遣います。テクニック的には少し難しい部類になるかも知れません。燃え進みも遅いです。 喫煙中盤、喫味は基本的に変化していません。太めのコクと旨味で吸わせます。う~ん、ちょっと酸味もあるかなぁ。開封時に感じたフルーツ的な部分は、この微かな酸味に由来するのかも知れません。それと、この段階で少しの辛みも感じます。燃え進みはやはり非常に遅く、ここまでで1時間以上かかっています。 喫煙終盤も喫味は変わりません。燃え進みが遅く、喫味の変化もないので、いくら吸いやすい喫味と言っても少し飽きて来ました。逆に言えば、ちょっとの量での喫煙でも十分な満足感が得られそうです。 という事で、喫煙終了。後味は硬質で太めのコクと旨味、残り香は食べ物の薫製に近く、且つ軽い感じのラタキア臭でした。 全体的に見て、確かにラタキアの喫味ではあるのですが、シリア産やキプロス産とは大きく異なる味わいで、コクや旨味の太さの割りに臭みが少なく、ラタキア慣れしていない人でも吸いやすそうな煙草でした。 今まで吸って来たラタキア物の中では最も吸いやすい部類だと思います。何より臭みが少ないのが良いです。ただ、ラタキア100%の銘柄というのは以前にも吸った事がありますが、想像以上に吸いやすかった記憶があり、案外そういう物かも知れません。ですから、他の葉とブレンドした時にどうなるか、大変興味深い所です。[興味深い煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.11
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 何やらブラジルの煙草メーカー「Tabacco Way Ltda」社のパイプ煙草ブランド「ドクターパイプ」シリーズの輸入が始まったとかで、早速幾つか買って来ました。予定では、来月と再来月もこのブランドの煙草ばかりを買うつもりで、それだけの銘柄数が一気に入って来た感じです。 ブラジルで作られたパイプ煙草というのは自分としては初めて吸います。試験的な輸入だとチラッと聞いたのですが、その割りには日本仕様に印刷されたラベルになっており、結構な本気度です。 という事で、これから暫くの間は、このブランドの煙草を吸いまくる事になりそうですから、レポートをお楽しみに![結構な本気度の煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.07
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今回はガレリアの「ナイトキャップ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは、2015年6月の事でした。 何時の間にかマックバレン傘下になっていたサトリフ社のガレリアですが、そのマックバレンがスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)に入る事になった影響なのか、ガレリアの日本での販売が終了するという噂が聞こえて来ました。それで、何時も行っている煙草屋さんにあったガレリアの在庫銘柄三つを全て買って来て吸ってる訳です。 一頃は10を超える銘柄数が日本でも販売されていたガレリアですか、ここ十年程のメーカーやブランドの統廃合の動きの中で、遂にここまで来てしまったかという感じです。パイプ煙草業界のこうした流れは、まだまだ続きそうです。orz 「ナイトキャップ」はバーレー葉ベースであろうと思われるブラックキャベンディッシュが半分以上を占めているように見える煙草で、強い香りの割りにはそんなに甘くはない典型的なアメリカン着香の煙草です。ガレリアのシリーズがなくなると、典型的なアメリカン着香のパウチ物パイプ煙草は「キャプテンブラック」シリーズのみになります。「キャプテンブラック」シリーズは既にSTG製なので、純粋なアメリカン・パウチ物は、もう随分前から日本から姿を消している事になります。 消えてしまう前に吸っておいて、記録を残しておきたいと思います。[残しておきたい煙草ブログは此方 Click!]
2025.05.04
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ここ何年か限定100g缶だけが日本に入って来るようになっているブランド=ジョン・エイルズベリーから今年のイヤー煙草が出ましたので吸ってみます。尚、製造はコップ社です。 開封時の香りは、ラムっぽい洋酒と桃に近い果物の混合という感じです。輸入元等からの情報では「プラム、ラム酒、アマレット、ヌガーの香り。」だそうです。カットはリボンとラフで、湿気はやや強め。まぁ、割りと一般的な着香煙草という風情です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、キャラメルっぽい感じの甘さが来ました。もしかして、これが「ヌガー」というフランスの伝統菓子の味わいなのでしょうか。香りもそういう「甘~い」感じで、正に甘いデザート的な喫味です。 火付きと火持ちは、良いとは言えませんが、そこまでは悪くなく、普通に吸える範疇だと思います。燃え進みは遅い方です。 喫煙中盤も喫味の変化は少ないです。微妙に舌を刺す刺激があって、多分ブレンドされているブラックキャベンディッシュやバーレーに由来するものだと思うのですが、それほど気にはなりません。 喫煙終盤になり少し着香が抜けて来たようですが、大筋で同じような喫味で、舌への刺激もそれ程強まったりしません。 という事で喫煙終了。後味は甘いお菓子系と微妙な刺激、残り香もお菓子系でした。 全体的に見て、割りと普通のお菓子系着香煙草だったと思います。特に目立った欠点もありませんし、逆に飛び抜けた長所もない、標準的な着香煙草です。 毎年異なる味で出て来るイヤー煙草なので、変化をつけやすい着香煙草が多くなりがちですし、変化をつけやすいと言っても、振れ幅はそんなに付けられないでしょうから、結局「大体この辺」という感じの煙草になるものです。今回のジョン・エイルズベリー「リミテッドエディション2025」は、正にそういう感じの煙草で、過度な期待はしない方が良いと思います。 まぁ、「恒例の・・・」という感じで吸ってみて下さい。[恒例の煙草ブログは此方 Click!]
2025.04.27
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毎年楽しみにしているラールセンのイヤー煙草「2025エディション」がやっと入って来たので早速吸います。但し、缶には「エディション」という単語は何処にも書いておらず、単に「2025」としか書かれていないのですが、昨年までの流れもありますし、今回の表題では「2025エディション」としています。では開けてみましょう。 開封時の香りは私には洋酒系に感じられました。けれども缶裏には「honey and maple」とあります。まぁ、そう言われると、そうかもしれないなぁ・・・。カットは、・・・ほほぅ、これは珍しい・・・、全てがキューブカットです。ラールセンの煙草では、良く解したキューブカットの葉が、他のカットの葉と混ぜられている事があったりしましたが、全てがキューブカットという煙草は今までに見た事がありません。また、他ブランドでも全キューブカットは珍しく、私も何回かしか吸った事がありませんし、日本で売られている現行品では、もうなくなっているのではないでしょうか。湿気については、普通のフレイク系並みといった所でしょうか。 これを火皿内径20mmのパイプにテキトーに詰めます。「テキトー」というのは、キューブを全く解さず、そのままポロポロとボウルに入れて山盛りにし、最後に少しキュッと圧し潰すようにして詰めるといような詰め方です。こういう詰め方だと楽な上に、容易に気道を確保出来るのですが、葉が塊のままなので、火付きと火持ちが悪化します。でも、せっかくのキューブカットなので、キューブカットなりの特性を楽しみたいと思います。 で、着火と・・・。そうしますと、硬質な干草・枯草系の味わいが来ました。缶裏の説明書きでは「air-cured toasted Burley and aged mature Virginia tobaccos」とあるので、確かにそんなような味わいだと思うのですが、着香の「honey and maple」は殆ど感じられません。微着香です。限定煙草でこれほど着香を感じない煙草も珍しいです。昔ピーターソンの限定煙草でコインカットの非着香煙草が一回だけ出た事がありましたが、このラールセン「2025エディション」もそれに匹敵する珍しさだと思います。で、味としては、バーレーが効いていて甘味が少なく、渋くて重量感・硬質感のあるコクで吸わせる内容となっています。非着香派の人にとっては嬉しい味わいになっているのではないでしょうか。香りは、ほぼ焚火系です。 火付きと火持ちは良くないです。キューブカットを解さずに詰めているので当然です。ただ、普通に吸えば、遅くではありますが、それなりに燃え進んで行くので、そんなに難しい感じはしません。 喫煙中盤でも喫味の変化はありません。着香感はなく、バーレーが効いている硬質なコクの味わいです。また、やはりバーレーらしい舌を刺す辛みもあります。 喫煙終盤も同じで、結局そのまま喫煙終了。後味は、バーレーの効いた硬質なコクで、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、甘味が少なく硬質なコクで吸わせるバーレー主体の煙草でした。 キューブカットである事や、ほぼ着香を感じさせない渋い味わい等、この手の限定煙草では非常に珍しい内容となっています。珍しさという意味では限定物らしいと言えますが、味わい的には淡々と吸える常喫系だと思います。 パイプ煙草マニアなら吸ってみるべき必須の銘柄なのではないでしょうか。[必須の煙草ブログは此方 Click!]
2025.04.20
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