李春成:J-WORKER

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2011.04.27
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カテゴリ: Jリーグ観戦記
話は横道にズレるが、東北の被災地を訪れた管直人総理が、被災者たちに罵倒されるニュースが何度もテレビで流された。筆者としては、こうした報道の裏に、何か歪曲した、不気味なものを感じてならない。
昨年の5月、メキシコ湾での原油流出事故で、バラク・オバマ大統領がやはり被災地を視察に訪れている。一国家の首長として現場の様子を生の視点からつぶさに見つめるのが、なぜ批判の対象になるのかが疑問である。そもそも今回の放射能事故は、いったい誰の責任だったのか。おそらくは電力会社から裏金をもらい、巧みな言葉と金の力で福島に原発を築いたのは、いつの時代の話だったのか。たとえば、06年当時の国会答弁を参照されたい。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-03-02/2006030201_01_0.html

この共産党の議員は、京大を卒業した原子力の専門家だ。福島第一原発の危うさをピンポイントで指摘していたにもかかわらず、当時の総理たちは官僚から渡されたカンペを読み上げただけで事をうやむやにしようとした。憲法20条には「信教の自由と政教分離」の原則が明記されているが、明らかな憲法違反の政党を味方につけ、数の理論でドイツやニュージーランドで失敗した郵政事業も民営化した。

日本は中国や北朝鮮とは違うシステムをもった国だが、大手メディアによる情報操作が平然と行なわれている疑いがある。彼らの背後で糸を操る、不気味な力の存在を感じてしまう。
物事には、様ざまな側面がある。それが公平に議論される場がなくては、民主主義は成立しない。国民の民度も成長しない。それはアジアの周辺国家を眺めても、明らかだろう。
たかがスポーツかもしれない。だが筆者は、そのような立脚点で「J-WORKER」=「Jの労働者」を書いてきた。このところ更新頻度が悪く、当方の考え方や視点にも甘さがあるかもしれない。だが、このブログを読んでくれることで、何かを「考える」きっかけになってもらえればありがたいと思うのである。危険なのは、流された情報を、そのまま鵜呑みにすることだ。

閑話休題。

「もっと自信をもってプレーしろ。慌てずにボールをつなぎ、しっかりコントロールしろ」
ハーフタイムでピクシーは、そう選手たちに檄を入れた。しかしエンドが変わった後半に入っても、グランパスの内容に大きな変化はなく、まるで試合終了のホィッスルを待っているような体たらくぶりだ。冷静沈着なプレーを維持したのは、45分で2点のアドバンテージを得たレッズだった。2月26日の大宮アルディージャとのプレシーズンマッチから完成したマシュー・スピラノビッチと永田充のCBコンビでしっかりと守り、グランパスが不用意にこぼしたボールを奪って素早いカウンターを仕掛けるという明確な目標があった。

ピクシーの嘆き節が続く。

オーストラリア代表のジョシュアを抑えたのは、同じオーストラリア代表で1cmの身長差しかないスピラノビッチだった。
ちなみにオーストラリアにスピラノビッチのようなユーゴ系の名前が多いのは、おもにクロアチア人の移民が多いからだ。たしかアデレードだったと思う。「クロアチア」の名前が付いたクラブチームを見た覚えがある。この国では、地震を嫌がったギリシャからの移民たちにタクシーの運転手が多く、92年のユーゴスラビア連邦の崩壊後に同国からの移民が急増したのだ。

そのユーゴ連邦の子孫が、グランパスのハイタワーを完封してみせた。前半38分、淳吾からのクロスを頭にかすめただけで決定機を逃したジョシュアは、後半20分にも謙佑から送られたクロスを外している。過去のデータによれば、ジョシュアの枠内へのシュート率は40・2%、エジの47・7%を下回る。彼には、今後よりいっそうの精度の高さが求められていくだろう。
それにしてもグランパスは、優勝した昨年もアントラーズに1-4、川崎フロンターレに0-4という敗戦をきっしている。この悪い癖が”2度目の開幕戦”で再現されたのは、むしろ好都合だったのかもしれない。
「がっかりするのではなく、一つの教訓としてとらえていきたい」
ピクシーはそんな言葉で会見を結び、前を見つめた。
だが”2度目の開幕戦”屈指の好カードと思われた埼玉でのゲームは、けっきょくグランパスの自滅で期待外れの結果に終わってしまったのである。再スタートを切ったばかりの長いリーグ戦を盛り上げるためにも、今日の反省を次に生かしてもらいたい。

【了】





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最終更新日  2011.04.27 10:18:36
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