3月7日9時~10時、福岡県連絡会は2日に続いて福岡地裁前で裁判員制度廃止のビラまきを行いました。反応は抜群!吉田さんがなぜ裁判員拒否をしたのか訴えると、何度もうなづきながら聞いている人、ビラを受け取りながら「おかしいよね」など反対の声をあげていく人や話し込む人など。反応が抜群だったのは裁判所も。警備体制が2日に比べて倍になっていました。「裁判員拒否」と書いたゼッケンが裁判所内を席巻したのだから、打撃感は大きいか!
裁判員制度三大矛盾 : 遅滞! 拒絶! /流出!
その一 遅滞 最新の最高裁発表によれば、昨年10月末までの起訴事件総数2652件のうち判決が言い渡せたのは1363件。最高裁はこの事態に危機感を募らせ、裁判官を裁判員事件に集中した結果、一般事件や民事事件の審理までも遅延、混乱する結果になり、裁判業務は破綻寸前です。
その二 拒絶 候補者の辞退はますます増え続けています。昨年11月鹿児島死刑求刑事件では9割もの市民が辞退。他の地裁でも大同小異です。みんなが嫌がる制度は×!!
その三 流出 民間委託による情報流出。最高裁は裁判員候補者選出、候補者通知作成・発送の作業を「トッパン・フォームズ」という民間業者に丸投げ。また候補者の質問・相談に答えるコールセンター業務も「トランスコスモス」という民間業者が担当。私たちの個人情報が流出していることが隠されているという大問題です。
抗 議 声 明
私は裁判員を拒否します。裁判員制度の廃止を求めます。
(吉田和生 百万人署名運動福岡県連絡会)
2011 年3月2日
裁判員候補者通知は、「現代の赤紙」です。徴兵制が「国民皆兵」を前提にしているように、裁判員制度も「国民皆裁判員」を前提におり、兵役も裁判員も「国民の義務 」とされているからです。「国民の義務」によって、国家による合法的殺人が行われます。一つは敵国の兵に対してであり、もう一つは、死刑=「国内の敵」、つまり 治安をみだす犯罪者に対してです。私は、どちらも拒否します。
1) 最高裁判所から送られてきた裁判員候補者通知の書類の中に、「ご不明な点がありましたら、コールセンターにお問い合わせください」という一文がありました。このコールセンターは、最高裁判所の裁判官もしくは書記官が対応するのではなく、「トランスコスモス」という民間業者が担当しているではありませんか。そもそも候補者を選んで記載通知を出す一連の作業も、「トッパン・フォームズ」という民間業者に丸投げしています。そこに同封の調査票を送り返せなどとんでもありません。
2) 「市民の司法参加」があたかもいいことのように政府-裁判所が宣伝していますが、動員される市民の不安に対して、「法律のことは何も知らなくてもいいんです」「むしろ知らない方がいいのです。あなたの市民感覚で裁いてください」「負担がかからないように、短期間で済むように努力します」。一体誰のための裁判なのですか。自分の身を被告人に置き換えて考えたら、ぞっとします。素人に裁かれ、十分な審理時間も取らず、ちょっとでも「被害者にも問題があったのだ」などと非難する言葉を投げかけようものなら、それを法に照らし合わせて吟味するのではなく、「反省が足りない」という市民感覚でバッサリ。このどこに、これまでの99%有罪があらかじめ確定している刑事裁判の改革があるのですか。しかも、「公判前整理手続き」という手法で裁判の始まる前にほとんど証人・証拠提出、審理方法などは決まってしまっていて、法廷での審理は、料理で言えば、ただ盛り付けをどうするかだけです。こんな最後の仕上げに参加させられて、「市民参加の実現」などのパフォーマンスに協力することは絶対にできません。
3) 2年近くたった今も、8割に近い人たちが反対し、罰金の恫喝をもってしても候補者の7割以上が辞退しています。それでも裁判員制度を続ける政府のねらいは、司法の治安機構化、下からの治安国家体制作りです。司法参加によって国民の治安意識を高め、犯罪に対する権力的抑止の必要性を広く認識させるためです。そして下からの国民を巻き込んだ治安国家体制を築くことです。戦争国家づくりの一環である裁判員制度に反対です。廃止に追い込むまで闘います。
