最近観た映画レビュー

最近観た映画レビュー 2004年4月6日UP!! (映画の公開日とは関係ありません。あくまで私が観た日付です)


マジェスティック
原題
The Majestic
監督
フランク・ダラボン
脚本
マイケル・スローン
主演
ジム・キャリー、ローリー・ホールデン、マーティン・ランドー
ストーリー
1951年、アメリカ西海岸の小さな町"ローソン"。ある日、海岸にひとりの男が打ち上げら れる。その姿を見て驚き、狂喜する町の人々。その町では誰もが彼を知っていて、あらゆる場所で彼は大歓迎を受けるが、彼には、自分自身が誰なのかわからな かった。だがそんな戸惑いと不安は人々の善意と愛情によって少しずつ溶け、彼はこの町での生活を愛するようになる。そしてすっかり荒れ果ててしまった町で ただ一つの映画館、彼の父が経営する「マジェスティック」でもう一度映画を上映しようと奔走しはじめるのだが…。
期待と不安
期待:ショーシャンクの空に or グリーンマイル級??
感想
ちょっと期待し過ぎましたね。
個人的には『感動作』というより『ほのぼのした作品』。
いい映画だとは思いますけど。

裁判(?)のシーンもいまひとつ、かな。
涙する、とまではいきませんでした。
時代背景を含め、アメリカ人が見るとまた違う印象かな、って思いましたね。

よくよく考えてみると、"ショーシャンクの空に"も、"グリーンマイル"も、
僕的には泣けなかったことに気づきました。
いい映画ではあるけれど、感動するまではいかなないのが
フランク・ダラボン作品? 個人的な意見ですけど。
「泣こう!」と構えてみない方がいいんでしょう、多分。
評価
★★☆☆☆(もう少し感動を期待した・・・)


パニックルーム
原題
PANIC ROOM
監督
デビッド・フィンチャー
脚本
デビッド・コープ
主演
ジョディ・フォスター フォレスト・ウィテカー、 ジャレッド・レト
ストーリー
ニューヨーク。夫と離婚したメグは、10歳の娘、サラを連れ、ある富豪が遺した豪邸に引越して来た。その屋敷には“パニッ ク・ルーム”という、緊急避難用の鋼鉄製の密室が設置されていた。新たな生活が始まるはずだったその夜、事件は起こった。3人の正体不明の男たちが、突如 邸内に押し入ってきたのである。メグとサラは“パニック・ルーム”に逃げ込むが、男たちは邸内を破壊し尽くすと、2人が身を潜める“パニック・ルーム”へ と魔の手を伸ばしてきた。侵入者たちの目的は?“パニック・ルーム”に隠された秘密とは?邸内に吹き荒れる殺意の嵐が、恐怖に怯え、逃げ隠れするだけだっ た母親の闘争本能に火をつける。密室の中、身体の異変を訴える娘を抱え、メグは"パニック・ルーム"を抜け出し、侵入者たちとの命懸けの対決に臨む。しか し予想外の出来事がさらに2人に襲いかかった・・・。
期待と不安
期待1:セブンで観客を唸らせたデビッド・フィンチャーが監督
期待2:脚本のデビッド・コープは結構ヒット作を手がけている
不安1:期待1と相反するが、近年、デビットフィンチャー作品はいまいち。。。
感想
超期待外れ。(あまり期待はしてなかったような気もしますが)

冒頭、家の中をブチ抜いていくような独特のカメラワークには期待を抱かされましたが、そもそも家の中の構造がいまいちよく分からず、緊迫感が薄れていたような気がします。パニックルームに隠された秘密・・と言ってもたいした秘密じゃないし。
一番「あちゃ~」と思ったのは、
フォレスト・ウィテカーの役どころですね。映画好きの人から見れば、予想通りの役柄。ひねりもな~んもないです。
デビッド・フィンチャー・・・。ジョン・ウーとともに、ちょっと心配な監督の一人です。

評価
★☆☆☆☆(映画館に行かなくてよかった)


28日後 ...
原題
28 DAYS LATER...
監督
ダニー・ボイル
脚本
アレックス・ガーランド
主演
キリアン・マーフィー、ナオミ・ハリス
ストーリー
 怒りを抑制する薬を開発中のとある霊長類研究所。ある 夜、精神を冒し即効性の怒りを発するウィルスに感染している実験用チンパンジーが、侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。その直後、活動 家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる…。そして28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていた自転車メッセンジャーのジムは、ロンドン市 内の病院の集中治療室で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出した ジムは、そこで驚くべき光景を目にする…
期待と不安
特になし(DVDで気軽に観たので)
感想
新鮮なゾンビ映画(敢えてそう呼ばせてもらう)でした。
ウィルスものなのかゾンビものなのかはっきりせんかい!という意見もあるかもしれませんが、音楽のジャンル分けと一緒で、面白ければジャンルなんかどうでもいいのではないでしょうか。

ピリピリした緊張感はなんとも言えず、間に絶えられずに何度早送りしそうになったことか。。。音楽も良かったですね。
気になったことは、ウィルスに感染したもの同士がなぜ殺しあわないのか、という点です。ちょっと腑に落ちません・・・。

あと、なんと言ってもラストシーンが秀逸と思います。
この手の映画のエンディングとは一線を画すといっても過言ではないでしょう。
思わずニヤリとしてしまいました。

ただ、最後の「もうひとつのエンディング」は余計です。
あのエンディングなら評価はだいぶ変わっています。
(注)「特別編」では、さらに多くのエンディングがおまけでついてるみたいですね
。ちょっと興味あります。
評価
★★★☆☆(限りなく4に近い3、ということで)


ペイチェック 消された記憶
原題
PAYCHECK
監督
ジョン・ウー
脚本
主演
ベン・アフレック、ユマ・サーマン
ストーリー
フリーのコンピュータ・エンジニア、 マイケルは仕事が完成するたびに機密漏洩を防ぐために記憶を消され、高額の報酬を得る。が、ある仕事を終えたマイケルが手にしたのは19個のガラクタが 入った封筒だけだった。自分が報酬を辞退する誓約書にサインしていたことを知った彼は、なぜ自分がそうした行動をとったのか、封筒に入ったアイテムをヒン トに探っていく。
期待と不安
期待1:監督がジョン・ウーである。
期待2:原作はフィリップ・K・ディックである。
不安1:主演がベン・アフレックである。
不安2:ジョン・ウーとSF映画が結びつかない。
不安3:アメリカではさほどヒットしていない。
感想
そこそこ楽しめる、といったところか。

不安2にあるように、ジョン・ウーが撮るべき映画ではなかったのでは、と思う。
監督のコメントによると、SF的要素をだいぶ排除した、とあるが、かなり中途半端になった感は否めない。

「ジョン・ウー」ファン、「ディック」ファン両方ともを納得させる作品ではないにしろ、それなりの爽快感は得られるので、デートなどには最適ではないだろうか。

おまけ:ユマ・サーマンは「キル・ビル」の印象がまだ濃く残っており、いまいち入り込めなかった・・・。
評価
★★★☆☆


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