兄弟ゲンカ対処のコツ


■ 心に傷を残さない 兄弟ゲンカ対処のコツ ■ 

~ここでは、ママが実際に参考にしている本をチョット抜粋して、みなさんに紹介します。~

 今、ケンカをしない子供が増えています。幼稚園や保育園、学校のなかでまったくケンカのできない子供がいます。もともと、子供は兄弟ゲンカや仲間とのケンカを経験し、そのなかで人間として大切な家族や仲間との人間関係を築き、社会性を身につけ、成長していきます。 お母さんの中には、「1日中兄弟ケンカでいつもイライラ、つい怒鳴ってしまう」というお母さんもいます。子供は元気が一番。兄弟ゲンカおおいに結構。兄弟がいればケンカはつきものです。子供のほとんどが、お母さんの奪い合い、モノの取り合い、順番争い、テレビゲーム、TVのチャンネル争い、ささいなことやふざけるなどで、兄弟ゲンカをやっているものです。
 ところが、あとになって、同じように育てたのに、兄からは「僕ばっかり我慢させられた」、弟からは「いつも僕だけが怒られた」と成長した子供にしょっちゅう言われると言って嘆くお母さんがいます。
それでは、子供にこんないやみを言われない、心の傷の残らない兄弟ゲンカ対処のコツはなんでしょう。

【Point1】公平に愛情を注ぐ
 第一に、お母さんは兄弟2人ともとてもかわいい自分の子供であるということを自分の胸にしっかりとらえておくことです。お母さんが、兄だから、弟だから、姉だから、妹だからといった気持ちで接すると、兄弟の間に差をつけた対処をしてしまいがちです。兄弟に対する教育で最も大切なことは、平等に育てるということです。
 幼い頃は仲良く一緒にそだてられた兄弟も、成長した後には、それぞれに家庭を築き、独立したそれぞれの人生を歩むものです。そのためには、平等に、公平に愛情をそそぎ、能力を身につけさせて、あとの人生を立派に生きていけるように育てることです。お母さんのこのような子育てがあれば、子供の時の兄弟ゲンカも、あとになって心の傷としては残らないでしょう。

【Point2】男の子も女の子も平等に
 男の子と女の子の間でも、差をつけないことです。男女雇用機会均等法の改正によって、キャリアウーマンの活躍が期待できる職場では、女性の方が優秀で、適材適所の仕事も可能な時代になってきました。男女ともに、4年制の大学が人気です。子育ての過程で、男の子だからと期待したり、女の子はこんなところで我慢するといった気持ちを親がもってケンカの仲裁をしないことです。男の子は負担を感じ、女の子には心の傷が残ります。男の子も女の子も、平等に育てることです。それが心に傷を残さない一つの秘訣です。

【Point3】ケンカは親抜きで解決
 兄弟ゲンカは、ケンカ両成敗、あるいは、2人で解決させることです。原因がどちらかにあるにしても、2人がかかわってケンカになったのです。子供はささいなことでケンカをします。男の子は取っ組みあい、女の子の場合は口げんかがよくおこります。
 こんなお話があります。
初夏のある日、2人の子供が「こっちが大きい」と言ってスイカの取り合いをしていました。そこで、スケールを持ってきて「こっちの方が少し大きいかな」と言っては両方を数回切っていくうちに、2人のスイカはだんだん小さくなっていきました。大岡裁きの三方一両損というか、両成敗で切ったスイカは母親の口に入ります。子供たちはケンカをすることで、自分達の食べる量が少なくなったことを学んだのです。すると次には、スケールを持ってきて母親抜きで解決しました。

【Point4】子供の話をよく聞いてあげる
 最後に最も大切なことは、親が十分な愛情を持って子供にかかわることです。子供の話をよく聞き、それに十分に「応答」することです。それによって、子供の心は充たされ。親への信頼感がつくられます。
 この応答的なかかわりは、子供の能力を育み、意欲ややる気も培います。十分な愛情をそそいだ「応答」で子供を育て、兄弟ゲンカによる心の傷を残さない子に育てましょう。




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