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2005.04.11
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カテゴリ: 読書
久々に、村上春樹ネタを書こうと思います。、 金猿さん

文壇アイドル論
斎藤美奈子

目次

1 文学バブルの風景(村上春樹―ゲーム批評にあけくれて
俵万智―歌って踊れるJポエム
吉本ばなな―少女カルチャーの水脈)
2 オンナの時代の選択(林真理子―シンデレラガールの憂鬱

3 知と教養のコンビニ化(立花隆―神話に化けたノンフィクション
村上龍―五分後のニュースショー
田中康夫―ブランドという名の思想)

本書は、本人いわく、「作家論論」に近い。つまり、ジャーナリズムと読者にどう語られ、評されたかを取り上げられており、興味深い。特に、時代性の分析が本書の目的のひとつ。

著作は、80年代~90年代に一時代を画した8人の文壇のアイドルで、先頭バッターが、村上春樹である。面白いなあと思ったのは、春樹ワールドの進化を喫茶店から、ゲーム喫茶へ、さらにゲームセンターへと、描写してみせてくれていること。村上春樹の小説は「浅読みも深読みもできる小説」「シロウト受けもクロウト受けもする小説」だというが、小説を読むことの中に、ロールプレイングゲーム的要素があり、ドラゴンクエストをやるように、小説の謎解きをしている読者を具体的に示してくれる。

たとえば、金猿さんの好きな「ノルウェイの森」は三角関係の物語だから、「木x3=森」だとか、謎解きする人がいた とか。

「ぬじまき鳥クロニエル」にいたっては、3部がいつでるかとか、批評というより攻略本みたいな本が出たんだって。

彼女独特な文明批評的な分析力がさえる一冊です。








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Last updated  2005.04.11 22:55:47 コメント(2) | コメントを書く
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