「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

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34 神さまの作り方?



 あぁ疲れた。
 今日は 病院のハシゴ の日。
 片道、車で小一時間もかかってしまう。
「うつ」で「ヒキコモリ」の身 には 真剣に辛い

 何時もなら 「気分転換」 って気分で出かけていたのに、
ここ2週間 ほどは、 頭が異常回転してる?
 ・・・ 変な「発想」 に捉(とら)われては 「空回り」 している
 のが、 現状 である。

に書いた 「こーひー・ぶれいく(其の弐)」 の時が 最盛期
あれ でも 冗談めかして書いた んだ・・・ 一応はっ!

 今でも 頭ん中 では・・・
「ゾロアスター教」の近親姦を励行する教義が「神」に近づくための所作じゃないのか?
 なんて考えているのだ ・・・大丈夫・・・なのか?

 だって、
沖縄(琉球)の「始祖神話」 「兄妹姦」 だし、 エジプト神話 も・・・
世界中の「始祖神話」 には 「近親姦」が多い

「古事記」 だって。
最初の神さま「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」 に始まって
 12番目か13番目に、 初めて生まれた男女神 (それまでの「神さま」に性別はない)、
「伊邪那岐神(いざなぎのみこと:♂)」 「伊邪那美神(いざなみのみこと:♀)」なんて・・・
如何考えても兄妹だろ?

 そして・・・
「わが身 はなりなりて 成り余れる処一処 あり。
 故(かれ)この わが身 成り余れる処 を以て、
汝が身 成り合はざる処 刺し塞ぎて
国土(くに)を生み成さん と以為(おも)ふ。
生むこといかん?」
 ・・・ きゃっ!
トテモ私 には 「直訳」なんて出来ない

最初の「H」 なんだから、 もう少し婉曲(えんきょく)な誘い方 なかったのだろうか?
 ・・・ 「神さま」 って 「直情的な言葉に萌(も)えてしまう」 ものらしい。

 こうして・・・
 この 2柱 (はしら:日本の神さまの数え方、決して 「人」 「つ」 ではない)の 「神さま」 が、 「淡路島」 から 次々と日本列島を生んでいく のが 「国産み神話(くにうみしんわ)」
 (「伊邪那 神」と「伊邪那 神」なんて、 一文字違うだけ で非常に紛らわしい!ので、 以降 「♂(おす)」「♀(めす)」 で判断いただきたい)

 あぁ、 厳密 には・・・
最初 「蛭子(ひるこ)」 を産んだんだけど、 フニャフニャ だったんで 「海」に流した んだと。

「蛭子」 が産まれたのは、 「伊邪那美神(♀)」 から 先に「良い男ねっ!」って声を掛けたのが悪い! って 別の神さま 怒られて・・・
 反省した二人は、
「伊邪那岐神(♂)」 から 「良い女だねっ!」 って声を 掛け直して 「淡路島」 が産まれ 「国産み」「神産み(かみうみ)」が始まる
「せめて、初めて「H」する時くらい、男から誘われるのを待ちなさいよっ!」
 って 寓話 (ぐうわ)なのかもしんない。
 ・・・如何でも良いことだが。

 でも。
今の皇室に繋がる?「天照大神(あまてらすおおみかみ:♀)」 は、 この2柱の「神さま」 正式な子供ではない
「伊邪那美神(♀)」が最期に産んだ のが、 「迦具土(かぐつち)神)」 って 火の神さま
貴女 が、 もし「火の神さま」なんて産んでしまったら・・・想像して欲しい
う。
貴女の想像通り 「陰(ほと)」が焼け爛(ただ)れて「伊邪那美神(♀)」は死んでしまう

 その 「伊邪那美神(♀)」 未練タラタラ で、 「伊邪那岐神(♂)」 「黄泉(よみ)の国」まで迎えにいく
「黄泉の国の喰いモン」を喰ってた「伊邪那美神(♀)」の姿 は・・・
貴女 「ガラパゴス大トカゲ」に似てる なんて レベルではない

・・・「蛆(うじ)」が湧(わ)き
・・・頭、胸、両手、両足、 そして 「大事な処」 なんて 身体中の8箇所 「雷神 (多分 「蛇」 だろう) トグロ巻いて たんだから。

思わず逃げ出してしまった「伊邪那岐神(♂)」 誰が責められると云うのだろう

でも ・・・ 追っかけてくる
誰が?って ・・・ 「伊邪那美神(♀)」がっ!

「スプラッタ・ホラー」 なら、 「伊邪那岐神(♂)」は取っ捉まって、ゴリゴリ喰われちまう んだろうが・・・
一応、「日本神話」 なんで 「伊邪那岐神(♂)」は危機一髪助かってしまう
 ・・・ 少々残念?

 当時、「ハッピーエンドが売り物のハリウッド映画」を参考にしたとは思えないが、
 この 「国産み神話」の主人公「伊邪那岐神(♂)」が捉まってたら・・・
日本国民全部が「ゾンビ」或いは「ゾンビの子孫」ってことになってしまう ・・・ので、
それ 回避したかったのだろう と思う

 そして、助かってしまった 「伊邪那岐神(♂)」 は、 黄泉の国 「穢れ(けがれ)」 を払うために 清流 「禊(みそぎ)」を行う
 ・・・ 簡単に 言えば、 川で「水浴び(みずあび)」した ってこと。

「水浴び」の最中
「右目」を洗った時に生まれた のが 「天照大神(♀)」
「左目」を洗った時に生まれた のが 「月読命(つくよみのみこと)(♂♀?)」
「鼻」を洗った時に生まれた のが 「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)(♂)」
「素盞嗚尊(すさのおのみこと)(「日本書紀」)」 って言った方が判りやすいかも。

 だから・・・
「天照大神(♀)」 は、何故か 男神「伊邪那岐神(♂)」独り から生まれたのである。
 ・・・ フー っ疲れた。
 まぁ。 我々の「ご先祖さま」 は、 兄妹姦から産まれた訳じゃない
 ・・・ってこと ダケ が言いたかったのだが。

ココ で・・・ 懲(こ)りずに「兄妹姦」に戻る
神話の世界 では、 非常に「兄妹姦」が多い のであるが、
実際の例 としては・・・
「カエサル(シーザー)」 と浮名を流した、 絶世の美女「クレオパトラ7世」
エジプト・プトレマイオス朝最期の女王 である。
(歴代女王は皆「クレオパトラ」と呼ばれてた ため、 正式 には ケツに「7世」が付く)

エジプト王朝 女系相続 である。
「ファラオ(王)」 王家の血 継ぐ必要はない
王家 は、 王家の血を継ぐ「長女」が相続 し、
その夫 「ファラオ(王)」になる

 だから、 先ず彼女は
実弟 「プトレマイオス13世」と結婚 し、 エジプトの共同統治 を計った。
 それが・・・
「プトレマイオス13世」に追い出されてしまう
 そこで 「カエサル(シーザー)」に色目を使い、復権を狙った ・・・らしい。
王家の男 「ファラオ」になるため・・・
「姉弟婚・兄妹婚」 は、 当時の「エジプト王家の伝統」だった らしい。

「始祖神話」だけじゃなく
「ゾロアスター教」を国教にした「メソポタリア文明」 、そして 「兄妹婚」が日常茶飯事の「エジプト文明」
其々 「近親姦・兄妹婚」を励行している

偶然なのだろうか?

「民族の祖」 「強大な王家」 には・・・
「最悪の畸形児=万能の大天才」 渇望した のではないか。

「ユダヤ教」や「キリスト教」 は、あくまでも 「神との契約」の元に成立している
「旧約聖書」「新約聖書」の「約」 「翻訳」の意味じゃない
「契約」の意味 である。
「天地創造」や「モーゼの十戒」 など 「神」との「古い契約書」が「旧約聖書」
「主イエス」との「新たな契約書」 「新約聖書」 ・・・だったと思う。

「ユダヤ教」「キリスト教」共に「正典」と認める「旧約聖書」 には 「エデンの園」って話 がある。
「アダム」 と、 神が「アダム」の肋骨から創り賜(たも)うた「エバ (若しくは「イブ」)
この二人が「人類の起源」となる「エデンの園」 は、 正しく「近親姦・兄妹婚」を暗示している と云う。

 でも 「神」との「双務契約」 である 「ユダヤ教」「キリスト教」 は、 「神の預言」、「神の審判」を求める ようになる。
 だから、 「自らが「神」になる」必要はない

 そして、
そんな「キリスト教的世界観」から決別したかった と云っても、
「ニーチェ」 「20世紀欧州最高の頭脳」 と云われた インテリ である。
 ・・・ 口が裂けても「近親姦励行」なんて言えないだろう
でも彼の「超人待望」や「永劫回帰」なんて思索の中 には、
キット「近親姦」って「キー・ワード」 常に意識していた んだと思っている。

 当時、 世界宗教として「神になる」なんて決して言えない「ゾロアスター教」
知識人として「近親姦励行」なんて決して言えない「ニーチェ」

この二者 比較・補完すると・・・
「近親姦による『超人』の出現」=「神」 と云う
『「神」創生のための方程式』
 が 浮かび上がってくる ような気がしてる。

 まぁ。
本来「近親姦励行」の筈の「始祖神話」を誤魔化してしまった民族 からは、
「神さま」は勿論、「世界史を塗り替える偉人」 なんて
絶対に生まれてこないんだろうが・・・

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