「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

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4 『反省猿』

『反省猿』

はあ~っ
 『団塊の世代』を ボロクソ に書いてしまいました。
 先日の日記にも書きました通り、 これでも2部構成にしたり、過激な表現は極力控えるなど 書き直した 心算 です。
ご不快に思われた方々には、心よりお詫び申し上げます。

 本当は、私は哀しいのかも知れません。
 世界をアチコチふら付きました。

 凋落著しい『英国』は、海外資産で持ちこたえ、北海油田の開発とともに回復しました。
 ラテンの巣窟で遊んでいる間に仕事をしている、否、遊びと仕事の区別すらつかない伊国にGDPでは負けている現状は、随分腹立たしく思っているのでしょうが、一応の回復を見たようです。

 国政選挙で労働党が政権を握ると、少しずつ石油公社など国有化され、保守党が政権を握ると少しずつ国有化された施設を民営化していく。
 IRA(Irish Republican Army)に対向するため、Secret Intelligence Serviceなど諜報機関が暗躍し、先日もロンドン地下鉄爆破事件の誤認逮捕が報道されていました。

 その権限を強大化するため第五共和制を敷いた『シャルル・アンドレ・ジョセフ・マリー・ド・ゴール将軍(仏国大統領)に対して、『壁に耳あり。ドゴールの耳に壁あり』と便所に落書きをして反発するフランス国民。
 核実験に反対して、海上実験場を航行するピースボートの船を撃沈させて平然とするフランス共和国政府。

 欧州の2国を例に出しましたが、 『国家の安全保障に関しては手段を選ばない政府』 『それを賞賛したり、反対したり自分たちで考え行動する国民』 、これは、欧州だけの特権ではありません。

アジアの国 を旅しても 『国民が常に国の行く末を案じて、そして貧しいながらも民族の誇りを矜持している』 ということを感じます。

我が祖国日本国は如何でしょう。

 声高に叫ぶだけで、何もできないNGO(Non Government Organization)、いや、今はNPO(Non Profit Organization)ですか。

 そして 『汚職』 『取り返しの付かない失態を演じて』辞めた国会議員 が、次の選挙で 復活当選 する。

小泉内閣 最初の支持率 90%を超えて いました。
仏国大統領選挙 では 『51%の得票率で当選した大統領、49%で敗れた対立候補』の場合 『大差が付いた選挙結果』と評する と聞いたことがあります。

この違いは何なの でしょうか。
90%を超える支持率 など 独裁国家 以外聞いたことがありません。

10年ほど前 某珠洲市 で、 あるギネス記録 が生まれました。
投票率が100%を超えました。
有効投票者数 投票者数が超えてしまった 訳です。
ギネスブックに載ったか如何かは知りません が、 勿論、選挙無効で再選挙 が行われました。

国民がキチンと自分で判断して、そして行動しているのか。
非常に疑問 です。

 そして 先進国中最低の犯罪検挙率
無法地帯然とした米国 伊国 よりも 低い のです。
 そんな中、 『日本は平和だ』とノホホンと暮らす人々

『地下鉄サリン事件』 の時、 『非常に有効な、自国でも何時起こっても不思議でないテロ行為だ』 として、 世界中が震撼 しました。
当事国 日本国民がどれほどの恐慌状態になっているか心配した外国メディア は、 何事もなかったように平然と暮らす日本人 を見て 唖然とした そうです。

 お隣の 大韓民国の方が大変 で、 非常事態を宣言 し、 地下鉄などを総点検しては戦々恐々としていた のを思い出します。

安全保障 危機回避 について 国民に自覚があるのでしょうか。
凄く疑問 です。

 こうして 溜まっていった疑問 が、 『こんな社会を誰が創ったんだ』 『団塊の世代』への怒り となって 噴出してしまい ました。

何も『団塊の世代』だけが悪いのではありません。
『そういうお前は何をしたんだ!』 叱られれば、楽な?公務員生活さえ禄に送れず、『「うつ道」を究めんと邁進している』 としか答えられません。

 でも 自分で判断し行動することは決して忘れないと念じて います。

『反省!』 と言われると、 人の肩 片手を伸ばし置き、頭を垂れる猿 がいました。

心の中 から 『反省!』と言う声が聞こえ ます。
 でも 妻は外出して いますから 肩を貸してくれる人がいません。
ただ頭を垂れる『反省猿』が一匹います。

でも・・・・。

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