スマイルドラちゃんの徒然なるままに

スマイルドラちゃんの徒然なるままに

温泉選びの基礎知識



最近、白骨温泉の入浴剤偽装の問題発覚以降、レジオネラ属菌問題・水道水の加水
の問題・塩素殺菌の問題などさまざまな問題があり、本物温泉の見分け方について
の疑問が生まれてきているので、簡単に見分け方のポイントを挙げてみましょう。

浴槽の小さな温泉


(1)一度に入浴できる人数に限りがある温泉を選ぶ。

 温泉に限らず、本物の条件とは数量に限界のあることなのです。
 目先の商売だけで、お客をたくさん呼び、数をこなすことだけを目指している
 温泉の大半は、どこかで無理をしています。
 湧出量の限られた温泉がほとんどですから、温泉水だけですべてをまかなうと
 したら、そんなに大きなお風呂は造れないというのが現実です。


(2)浴槽の小さな温泉を選ぶ。

 ほとんどの自治体では、資源保護の上からもお湯の最大くみ上げ量が決まって
 いるのです。
 だからプールのように泳げるほど大きな温泉はそうそうは造れないわけです。

 大きなお風呂は、お湯を張るだけでも数時間もかかることになり、注がれる量
 だけでは足りないので、同じお湯をぐるぐる循環させて、使うことになります。
 それが循環風呂のそもそもの始まりだったわけです。

 少ないお湯で、できるだけ数多くのお客を入浴させて、しかも温泉気分をだす
 ために、露天風呂を造ったり、サウナを併設したり、ジャグジーバスと称する
 泡風呂など、目先の変わった施設を造ったのです。

 給湯される温泉と、排水される温泉の量とを考えると、充分なお湯の入れ替わ
 りができなくて、お湯の大腸菌やレジオネラ属菌汚染も進んでしまい、殺菌剤
 を入れて、見掛けの安全だけを優先している温泉もあります。

 そのような温泉は、温泉とは名ばかりで、アトピー患者などのように、敏感に
 なっている人たちが入浴すると、良くなるどころか逆に悪くなったりする場合
 もあります。

 自然の恵みは、自然の与えてくれたままに使わせていただくことが大切ですね。
 温泉の湧出量と、お風呂の大きさは比例しなければなりません。



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: