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おいしいものを食べたり、空がきれいだなあと思ったり、些細なことに幸せを感じようとしながら生きている。
病院でみんなに看取られて死ぬシーンが苦手だ。こんな死に方はしたくないと思った。
「お弟子さんや家族に囲まれて、幸せな最期だったよ」友人の祖母が亡くなったときに友人から聞いた。まったく共感できなかった。
誰にも気づかれずにひっそりと死にたいのだ。
第一発見者の方、ごめんなさいだけれども。
できれば安楽死がいい。
死の日付も自分で操作出来る。
死んだ後は風葬だ。
お墓の管理も、墓参りも不要だ。
最近、自宅で老衰が一番良いのではないかという話を聞いた。
眠るように死ねるそうだ。
父方の祖母がそれに近い形で亡くなった。
朝起きて家族が見に行ったら冷たくなっていた、という感じだ。
最期までご飯は食べれていた。ウナギが好きでウナギを食べていたらしい。
部屋に備え付けのトイレで用を足すこともできていた。
ただそれ以外は寝たきりだ。
目も見えなくなっていた。
ずっとラジオがかかっていた。
お見舞いに行くたびに
「毎日、お迎えはまだかねえ、とお祈りしている」と言っていた。
自由に動けず、目も見えず、で数年。
やはり、つらいのではなかろうか。
でも安楽死は多分合法化しないので、老衰がいいか…。
「西の魔女が死んだ」が素敵なお話だった気がする。
もう一度読んでみたい。