すしら・コ・ダイニキ

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ポカラ


 10月末から11月初めにポカラへ小旅行に行ってきました。長時間のバス移動、疲れ果てた子供を横目に、途中目下の崖と川を見ると、「飛行機にすればよかったかな。えらいところに来てしまった、本当に着くのか?」という言葉が頭の中をグルグル。今はいろんなとこで警察の通行チェックが行われているので、そのたびに足止めをくらい、カトマンドゥ盆地をを抜けるゲート付近なんて常に渋滞、一時間待ちなんて当たり前な世界。でも不幸中の幸いか、ツーリストバスに乗った私たちはわざわざ降りてチェックされることはありませんでした。ローカルバスだとネパール人は全員降りて、かばんの中とか持ち物チェックをされるのです。っといってもツーリストバスのお客も半分以上はネパール人なんだけど、どういう基準でチェックしているのか…
 朝晩は冷えるカトマンドゥに比べてポカラは暑くて、朝からガンガンにホットシャワーが浴びれて気持ちがいい。子供たちの大好きなヒマールも間近に見えてサイコー!!車も少なくて空気もいいし、土地に余裕があるのかいたるところに草っ原が広がっていて子供たちも地元の子供たちとのびのび一日中走り回っていました。これって子供にとっては結構重要なことで、カトマンドゥには子供の遊べるような広場がなく小さいチョークやうちの小さな庭や屋上で遊ぶことが多いのですが、カトマンドゥのチョークや庭は下が石だし、屋上も安全とはいえないので目が話せませんが、ポカラなら安心して遊ばせられます。ダムサイドの日本人バックパッカーには有名な友達のレストランにお世話になっていて、そこの子供たちとも7年ぶりに再会し、あんなにちっちゃかった子が…と成長に驚き、前会った時は、私たちが遊んであげてたけど、今度は私の子供たちと遊んでもらいました。ポカラ在住のMさんとも再会を果たし、息子さんののびのびとした成長ぶりに、ポカラのおおらかさを改めて実感しました。帰りはカトマンドゥへ帰るチャーターのバンに乗せてもらうことができ、後ろの席を3人で貸しきり、寝て帰れたので快適でした。その途中で休憩を取ったのですが、財布を開けると1000ルピー札と500ルピー札が1枚ずつ抜き取られているのに気づき、ほとんど一文無し状態。昨日の夜はあったのに…みんな知り合いだっただけに私も気を緩めていたのでやられた~と思いました。(もちろんお世話になっていた家の人がとったわけではないが、思い当たる節がある)と同時にやっとネパールからの洗礼を受けたような気がしました(笑)以後気を付けようっと。
 ともあれポカラはタクシーの値段交渉にいちいち腹が立ちますが、それ以外はとても住みやすくいいところです、ホント。カトマンドゥから車でもっと気軽に行けるといいのになぁ。っとふけっていたら、目の前が砂埃に煙ってきた。これがネパールの首都、私が住むカトマンドゥなのだ。
 余談ですが、ポカラのレイクサイドあたりのインド人がやっている床屋さんはカトマンドゥと違って、大体ヘアーカット&マッサージという看板を出していて、女の人が寝そべってマッサージを受けている絵が描いてある看板などを見かけます。でもそんな床屋さんにはどこにも人が寝そべるスペースはないし、うかつに?マッサージお願いします?といって別室に連れて行かれるのも怖いし、そんな看板を見て、「よーし、いっちょ、マッサージしていくか!」と思う人はいないと思うのですが…実際のところどうなのでしょう?

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