2014年07月08日
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カテゴリ: OPERA
Les contes d'Hoffmann Lyon(Opera) Japan tour
C: Kazushi Ono
D: L Pelly

Part 1  の続き。

リヨン歌劇場ホフマン物語 Day 2 Part 2

※未見の方はご注意ください。

1幕

オケピに大野さん登場。

ステッラ。



プリマドンナ。

ホフマンはしもての手前にいて酔いつぶれている

序曲が始まる

酒の精たちが舞台の奥で歌う

ミューズ

長い髪にロングドレスの彼女。

すばらしい歌唱
ミシェル・ロジエ。

彼女はリセウのホフマンでも二クラウス/ミューズを演じた。

彼女はホフマンをフォローするため二クラウスという学生の姿を借りる。

驚いたことにボディ○○○だ!



マジック連載のペリ・マジかよ・ミステリー・ツアーの始まりだ。

かみての壁の向こうから登場するリンドルフとアンドレ。

悪役4役のロラン・アルバロ  Laurent Alvaro  はすごい声量!Bass-Baritoneです。

声量が段違いにでかい。これぞ悪役4役だよ~



美しい声のバスバリトンです。

そしてアンドレ他4役のシリル・デュボア、Cyrille Dubois これがまたすごい!
背が高くて痩せてる
まるで俳優のような演技力にすばらしい声。高い声のテノールです。

アンドレはリンドルフに金をせびる。

リンドルフは楽屋で逢引きしようとしているホフマンに怒り邪魔をすることにする

ここでまたマジック!

リンドルフの歌。

ルーテルが登場

学生たちではなくおじさんたちが多数。

劇場の外套と帽子を預ける場所。

自在に移動する長椅子。

合唱は圧巻!美しい!演奏も最高!大野さんすばらしい。

ヘルマン歌う。ヘルマンのクリストフ・ガイ、Christophe Gay Hermann/Schlemil すばらしい!男前で大声量。

ナタナエル歌う。このナタナエルもスパランツァーニとの二役。

そこに現れて加わっているリンドルフ、怒りを込めて歌う。

ホフマンを出せとルーテルを締めあげてる

別々のドアを開けて入ってくるホフマンと二クラウス。

Notte e giorno faticar

おどけてレポレッロの歌を歌う二クラウス

よせよ…

ステッラにそでにされたと思い込んだホフマンはくさっている。

せがまれて歌う。

有名な クラインザックの歌。

カパルボの芝居がぶっとんでる。

彼はぐるぐる回りながら倒れこむ。

途中から自分の世界に入り込んで絶唱となる

ヒロイックな中音域の美声を響かせる。

おいおいそれがクラインザックなのか?と揶揄され

ホフマンは我を忘れていたがクラインザックに戻る。

大野さんは拍手を許さず次に進む。

彼が許した拍手ポイントはほんのちょこっとしかなかった。

笑いだすリンドルフ

ホフマンとの対立。

いよいよ第2幕

オランピアの幕です。

ぶっとんだ科学者、そしてその助手のコシュニーニュはもっとぶっ飛んでいた!

奇怪な言葉を呟きながら舞台を横切る

自在に変形していくセットに感嘆するしかない。

工房の中を覗き込むホフマン。

そこにコッペリウス。

コッペリウスって…さっきのリンドルフじゃん!

これでわかるのだが悪役4人は4人ではない。同一人物なのである。

別に衣装代を節約したわけではない。

演出の意図がこれでわかりますよね

これは過去の回想なのでリンドルフに出会う前の世界なのですよ

コッペリウスと二クラウスとホフマンの三重唱は通常の版には入っていないものでレア感満載です。

二クラウスは人形にのぼせているホフマンを後ろから蹴る

なんだよ!

ほーらね!

仲がいい2人。

けんかしながらじゃれあう子犬のようだ。

ホフマンはコッペリウスから変な眼鏡を買う。

コッペリウスはスパランツァーニからエリアスの手形を受け取る

いよいよオランピアのお披露目。

人びとはしきりにメモをとっている。

見物席に陣取る。

オランピアの登場。

ここですごすぎて書けません(笑)

これを見るだけでも行く価値がありますよ!

日本ではまず見たことないっす。

バルセロナでやってたよね!

コシュニーニュがすごい。どう見てもいかれてる。

ホフマンはオランピアと二人っきりになるが反応がない

盛り上がるホフマン

二クラウス 彼女は死んでるって噂だよ!

エリアスは倒産してた!怒るコッペリウス

瞠目の登場シーンではびっくりさせたオランピアだがそれだけではない

二の矢がある。

オランピアの2回目の登場シーンでは…

これもおもしろすぎて書けません

ホフマンはワルツを踊る(笑)

暴走するオランピアに倒され気を失うホフマン

コシニーニュの叫び

怒り狂ったコッペリウスが…

ホフマンの嘆き。

第2幕終了。1回目の休憩。

大拍手!

しかしこのペースで書いていたら終わりませんね…

いよいよ第3幕

キジバトは逃げたのよ。

しもてに小さいアントニアの部屋。ベッド。

父のクレスペルが来る気配を察してベッドを寝ていた風に装う。

バスの Peter Sidhom がクレスペルとルーテルと二役を演じている

父親はヴァイオリンを修理するといい夢中になるあまりそれで彼女の首を絞めていることに気がつかない。

クレスペルはホフマンを憎んでいる。

アントニアは部屋を出て階段を上っていく

瞠目のセットの転換

ここはすごいっす!

シャンタル・トマの最高傑作か、彼女の空間造形術はすごすぎですわ

頭の中三次元になってますよね!

かみての壁が展開し階段の踊り場に変わる。

クレスペルはフランツにドクターミラクルを家に入れないように言う

フランツは耳が遠くて聴こえない

フランツの圧巻の歌唱とダンス

おかしすぎです。

フランツ!

なんで床に寝てるんだ?(笑)

アントニアは?

だんなさまなら…

二クラウスの哀しみ。

アントニアとの再会

ここも印象的です。2人の間の溝を表している

美しい歌唱。

ようやく二人は抱きしめ会う

すばらしいです!

階段を下りていくアントニア

上下動の激しいアクション。歌手には非常にデマンディングです。

ドクターミラクルは神出鬼没。

たいへん歌手にはDemandingです。

父親の驚がくをよそに彼はもう家の中に入っている。

そしてあちこちに出没し、脅かす。

お嬢さんを治療しましょう!

恐怖のシーン。

恐ろしい…が。

ホフマンはアントニアの秘密を探るためかみての壁に貼りついて聴いている。

ここのすばらしい三重唱

最高のシーン。

圧巻でした。

大野さんは音楽のスピードをどんどん上げて超高速にします。

よく演奏者と歌手がついてこれるなというぐらい早い。

女性の叫び声。

ホフマンはアントニアが歌ったら死ぬことを知り
歌わないように告げる。
しかしミラクル博士が母親の霊を呼び出す。

アントニア~~~!

聴け!

圧巻のシーン。

ここも恐ろしいゴ○○○が現れます。

アントニアは歌って歌って倒れる

ベッドのある部屋に戻る

ホフマンが入ってくる。

アントニア!!

第3幕了
2回目の休憩。

第4幕
娼婦のジュリエッタ。
有名な二重唱。
ジュリエッタの衣装は娼婦にしては地味でアントニアの生まれ変わりのようだ。

ホフマンが歌う。

ダペルトゥットの登場音楽は他の悪役と共通していて同じ人格なのだと印象付ける

ディアマンはいつものとは違う曲に差し変わっている。
これは 昨年12月に行われた抱腹絶倒の大野さんのレクチャー でもやっていた歌です。
美しく歌います。
(この曲は バルセロナでの公演 でも歌われていました。)

シュレーミルの魂を奪ったようにホフマンの影を奪うようけしかけるダペルトゥット。

ここでもトリックが使われます

ほんとすごい~~

ホフマンはシュレーミルを決闘で殺してしまう

追手が迫ってくる

それだけではなくその剣で…

悪夢がここで終わるような感じで終わる

第5幕

ホフマンはすっかりおかしくなってしまいステラのこともわからなくなり錯乱している。

この演出ではそう、決定的に違うのがジュリエッタの末路なのです。

現実の女ステラ。彼女以外の女性は皆ホフマンのせいで非業の死を遂げるのです。

ホフマンは不本意ながらそうなってしまったことでステラのことが受け入れられなくなってしまう。

愛しても愛してもホフマンの愛する女性は皆自分のせいで死んでしまう。

ステラはホフマンを愛しているが自分を拒絶するホフマンに嫌気がさしリンドルフに抱かれる

ホフマンがクラインザックを再び歌うがここがすごかったです、カパルボ。

そしてミューズだけが残り、彼を慈しむのです。

それが芸術家というものなのです。

最高の舞台をありがとうございました。

オペラって本当にすばらしいですね!!

いろいろな方と幕間にお話しできたのも楽しかったです!

見ず知らずの両隣の女性と3人で盛り上がれたのもオペラならではの喜び!

***

Related links

大野和士ホフマン物語レクチャー Part1


***
昨年のリヨン歌劇場でのキャスト

Opéra de Lyon
Les Contes d'Hoffmann
Jacques Offenbach
Du 14 au 30 Décembre 2013

Direction musicale (14, 16, 18 et 20 déc.) : Kazushi Ono
Direction musicale (22, 26, 28 et 30 déc.) : Philippe Forget

Mise en scène et costumes : Laurent Pelly
Remise en forme du livret et dramaturgie : Agathe Mélinand
Collaboration à la mise en scène : Christian Räth
Collaboration aux costumes : Jean-Jacques Delmotte
Décors : Chantal Thomas
Lumières : Joël Adam
Réalisation vidéo : Charles Carcopino
Chef des Chœurs : Alan Woodbridge

John Osborn : Hoffmann (14, 18, 20, 26 et 30 déc.)
Leonardo Capalbo : Hoffmann (16, 22 et 28 déc.)

Laurent Alvaro : Lindorf / Coppelius / Docteur Miracle / Dapertutto

Patrizia Ciofi : Olympia / Antonia / Giulietta / Stella (14, 16, 20, 22, 26 et 30 déc.)
Talise Trevigne : Olympia / Antonia / Giulietta / Stella (18 et 28 déc.)

Angélique Noldus : La Muse / Nicklausse

Cyrille Dubois : Andrès / Cochenille / Frantz / Pitichinaccio

Christophe Gay : Hermann / Peter Schlemil

Carl Ghazarossian : Nathanaël / Spalanzani

Marie Gautrot : La Mère

Orchestre et Chœurs de l'Opéra de Lyon





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最終更新日  2014年07月10日 20時30分46秒


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