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今回は釣り友T氏の義弟Oさんを誘っての釣行です。
T氏は前回の釣行の帰路でイノシシと激突し愛車が全損したため釣り車を失い、今回同行を誘ったが急な仕事が舞い込んで行けなくなってしまった。
例によってODOYAで昼食と夜食を買い込み、現地に着いたのが13時前。
Oさんに高台から磯を見てもらうと「だ~れもいない?。けど、磯が濡れてるよ」とのこと。
駐車スペースに車を止め、支度を整えていざ釣り場へ。
ほどなくして釣り場が見えてきたが、??誰か一人いるぞ。
でもあそこは3人まではできるので仲間に入れてもらうつもりでそのまま直行する。
釣り場に着いたら顔見知りの「波涛使い」さんだった。
気心知れたカゴ師さんで良かった。
磯はかなりうねっていて、時折大波が足元まで這い上がるが小潮の底潮状態が続くので何とか釣りにはなりそうだが、風向きが悪く正面風が吹いている。
予報では夕方から北風に変わる予報なので、3人で相談して波涛使いさんが左手、Oさんが中央、私が右手に入ることにした。
それぞれが釣り場を確保して私たちは遅い昼食タイム。
15時頃から波涛使いさんとOさんは釣りを開始するが、向かい風で思うようには飛ばない様子だ。
私は16時近くまで風向きが変わるのを待ったが、一向に変わらないのでしびれを切らして釣りを始めた。
飛距離はおよそ60mしか飛ばず、全然狙ったポイントに届いていない。
しかし、マダイ狙いのゴールデンタイムなのでやめるわけにはいかない。
そのまま続けると、16時半頃から右→右後ろとだんだん風向きが変わってきた。
投げやすくなって飛距離も70m以上出るようになったが、マダイのアタリは日没までとうとう来なかった。
Oさんに、「俺、3号に落とすわ」と告げる。
ハリスを3号に変えて間もなく、アジ第1号のアタリが来た。
「グイグイ」と結構な引きが来る。
慎重に取り込んで磯上に放り投げる。
BIGな尺アジだった。目尺33cmくらいか?。
「尺アジ来たど~~~」とみんなを鼓舞する(笑)。
やがてOさんにも25cm級がHITする。
このままアジ釣りタイムに突入かと思いきや、激渋のアジ釣りが待ち構えていた。
潮が底潮のせいか、アジの魚影がほとんどなくて私は20時までに4匹がやっとだった。
Oさんは1匹を確保して以来沈黙を貫く。
仕掛けもタナもコマセも飛距離も全く一緒。
唯一違うのはポイント投入の正確さだけで、結果1対4の差が出来てしまった。
20時頃、私はフグに針を取られたので新しくハリスを交換すべく後ろに下がったら、波涛使いさんが荷物をまとめている。
「終わりですか~?」
「風が強くてやりづらいからやめます」とのことだった。
釣果を聞くと尺クラス3匹とのことで、やはり激渋だったんだ。
「Oさん、波涛使いさんの後に入らない?」と聞いたら「俺はいいや」とのことなので、私は前回ここでマダイを掛けているから「じゃあ、俺入らせてもらうよ~」と釣り場を変えた。
釣り場を移動して1投目。
狙いは根の向こう側70m。
しかし、右からの風に煽られてやや左にそれてしまったが、80m位は飛んだようだ。
ゆっくりした左流れで仕掛けが10mほど左に動いたところで「ボボッ、スーー」とケミが消えた。
「おっ、アジがアタったな」と竿を取り糸ふけを取って竿を立てた。
すると「ゴン!ギュ~~~!」と引き込まれた。
「あっ!」
またたく間に竿が一直線に伸びてしまった。
「あっ、切れる!」と悟ったが、とっさにペールをパッっと開けたので一矢を報いた。
私は館山磯の教訓から竿を立てるときは左手でリールフット付近を、右手はリール全体を包むように持ち上げるのが癖になっていて、指先がペールを包んでいたからだ。
「バラバラッ…」と道糸が出ていった。
一呼吸間をおいてペールを戻して様子を伺うと、またしても竿が伸されそうになった。
「やばい!」
またペールを開ける。
「そうだ!ドラッグが4号ハリスに合わせてあって調整してなかったな」
急いでドラッグを緩める。
「ギ~~~ィ、ギ~~~ィ、」と糸が引き出される。
「ああ、これは捕れないかな?」なんて不吉な予感がする。
不安になってOさんに思わず声をかける。
「お~い、なんか変な奴が来たよ~~!」
Oさんがタモを持って傍らに来てくれた。
「何?」
「わかんないけどタイみたい。まだタモは伸ばさなくていいよ。捕れるかどうかわからないから。」
そのうちじわ~~っと竿を煽ると、グイグイと抵抗を見せながらも糸が巻けるようになってきた。
十数回の煽りを繰り返すと奴が溝に入ってきた。
ケミの赤みがボーっと見えるので奴はまだ底近くを泳いでいる。
「これは絶対捕ってやる!」と大声を出して自分を鼓舞する。
何せハリスは3号だ。ちょっと暴れられただけですぐプツンだ。
慎重に慎重に魚を浮かせる。
ブワっと浮いた。
「マダイだ!!」
「顔がこっちを向いたらタモ入れて!」
「よし、今だ!」
「よ~~し!入った!」
タモ入れしてくれたOさん、「重い!」
「すげ~~~ッ、マダイだ」
まだ帰らずにいた波涛使いさんも傍らで見ていて「凡さんも何か持ってますね~」と声をかけてくれた。
春先の自己記録を更新する大マダイを前回に続いてまた釣ってしまった。
自分でも今年はついているなと感じる。
たまたま空いた釣り座の1投目。
しかも20時を過ぎてこんな奴が来るなんて想像もしていなかった。
運よく3号ハリスで捕れたが、これはクッションゴムの力が相当あったことは確かだし、なかったら間違いなくハリスブレイクで、UMA魚のバラシで処理されていただろう。
「ついている」
その後21時まで粘るもアジの追い釣りはなくOさんと相談して納竿を決める。
図らずも大マダイがGETできて、改めてここの磯のすごさを痛感した1日だった。
Oさんには課題の克服と年末最後のリベンジを約束して別れた。

釣果
マダイ 53cm(2Kg) 1匹
マアジ 25~33cm 4匹
タックル等
竿 がま磯カゴスペシャルⅣ3.5号-53S
リール シマノ 13ステラ6000HG
道糸 PE3号200m、リーダー5号10m付き
ウキ 発砲棒ウキ 30cm自作
カゴ 砲弾型プラカゴ10号
天秤 自作(2.5mm×20cmクッションゴム付き)
ハリス シーガーグランドMAX FX4号、3号
針 がまかつ 玄人アジ針 12号
コマセ オキアミ+アミ+集魚剤
エサ オキアミ
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