朝から震度5弱の宮城県沖地震。
そして恐怖の初原付出勤。
道路は大渋滞でした。ガソリンスタンドに並ぶ車であふれてて
車の間をすいすいいけるわけもない初心者は
20分弱で着くはずの道を一時間かけて出勤しましたよ。
やっと駐輪場についたら、エンジンかけっぱなしで
ういーん!
「うひょーーーーーー!!!」
早速転倒しました。土で良かった。
職場は散々な状態でエレベータも止まり暖房も止まっていました。
棚と言う棚が根元から折れて、
書類は全部床に。
椅子もぐにゃりと曲がっていて
テレビは割れ目が。
私が座っていた机も、倒れてきた棚の重みでヒビが入っていました。
キャスター付きの家具は全て大丈夫。
1台だけパソコンが起動できない。
歴代の教授の写真も一枚落ちていた。
11日に半端にした書類や、送別会の色紙を発掘して
要らないものはこれを機会に捨て、
溜まった200件のメールを読み、一日があっという間に過ぎて行きました。
うちは眼科ですが、
先生たちは救援隊を組み、各避難所へ往診に。
コンタクトレンズと洗えない手で感染症が増えて
メーカーさんにお願いしてコンタクトの洗浄キットを
そして各大学へお願いして不要な眼鏡を避難所に救援物資として出すこと。
・・こんなに大変な時期に、お休みして申し訳ないな。
先生たちは「サクライ!無事だったか!お母さん大丈夫だったか?」と
暖かい言葉をかけてくれました。
出勤日数や、日当直の調整はこれから。
退職の手続き、入局の手続きなど
どんどん忙しくなりそう。
ドクターには配給があるようで、今日はなぜか生卵だった。
どう使うんだ・・・。
帰宅後はカンファレンス。
きのこの人数が激減するのとヘルパーとの夜勤の調整や
今後の申請中の支援費が取れるかどうかなど
パワフルなケアマネで不思議と彼女と話すと気持ちが楽になる。
他の事業所の方もいらしたので
東京からの支援物資を分ける。
意外なことに、タオルが一枚もない利用者がいるという。
終了後は、きのこ達と具だくさんシチューを作って食べました。
ご飯になると、母は邪魔しないようにコールを慣らさないように頑張るあまり
ピピピピピピピピ
と、慣らしてしまう。
それにアフレコをつけて
「みんなご飯だから慣らさないようにしなくちゃ・・・慣らさないように・・
ああ!鳴っちゃった!!」と言うと
学生も爆笑、母も爆笑だった。
間違ってスイッチを慣らすことをうちでは「狼コール」と呼んでいるけど
学生も笑いながら「鳴っちゃいましたか?」と聞くと
ママもなぜか大笑い。
やっぱりみんなでご飯っていいな。
こうやって原付で家に通って、みんなでご飯作って食べるっていいな。
やっぱり胃袋からつかまないと!ときのこ達。
みんなでご飯作って食べて、
これからも楽しいきのこを継続しよう。
こないだの、大学での講演を、きのこの大学でできないか先生に相談してみた。
あれは学生向けだから、きっと看護学生にもいいはず。
平日でも原付なら、仕事抜けていけるよね。
きのこの輪を広げちゃうんだもんね。
大学のパンフに載ったので
試験の時に「きのこ隊に入りたいです」と言う学生もいるらしい。
前向きに考えれば前向きな明日。
明日のこと、来月のこと、来年のこと。
そうやって楽しくやっていけたらいいな。
そう言えば来週のこと、
韓国からJJがやってくるかも。
前向きな未来に向けて、私も一歩一歩がんばろ。