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2007.01.27
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「異常」とは…正常でないこと、常識外のこと、と言えばよいのでしょうか。
最初の方は「異常」ということについて論じていましたが、
あたしにゃよくわかりませんでした。。(はは)

まあ最近は異常な事件も多いけど、昔(歴史的な意味で)と比べたら、確かに正常な世界です。
科学は発達してるし、教育だって行き届いてる。
だからこそ人々は時折起こる異常なことに関心を寄せるのだ、いう意味の文に、
ちょっと納得してしまいました。

そうだよねえ。。
今私が古代ローマ時代とかにタイムスリップさせられたら、

世の中の常識というものは、時代によって変わっていくものでしょうから。。

異常には、「量的な異常」と「質的な異常」に区別されると著者は書いてます。
量的な異常というのは、平均値からの逸脱という意味の異常。
例えば、知能指数が平均値よりも低かったりした場合など。

対して質的な異常というのは、文字通り大多数よりも質的に異なっている場合で、
例えば「内臓逆位症」とか、色盲、超能力など。
そしてこの本の本題でもある人間の精神の異常。
精神分裂病とかね。

精神分裂病とは…これにはいろいろ症状があって一言でいうのは難しいらしいんですが、
まあ強迫的な妄想を抱いてしまう人、みたいなカンジですか。
まわりの人が自分の悪口を言っているなど、

で、これが最悪の場合、殺人なんかを犯しちゃったりするわけですが。。

分裂病って、世界が二重になっちゃってるらしいです。
現実と妄想、つまり常識と反常識の世界がごっちゃになって、
自分自身がわからなくなるということでしょうか。

分裂病が異常として目立ってくるのは、ほとんどの場合、対人的な状況においてのこと。

その人の世界では、決して一人ではないんですね。
「周囲の人から見て館じゃ一人しかいないような場所にすら対人関係が出現していることが、
分裂病者をして分裂病者たらしめている」という文がありましたが、
それってすごくわかりやすい表現です。

さらに分裂病者の家族についての研究があるのですが、
その中で「分裂病者の家族成員個人個人の共感能力は非常に悪いのに、
分裂病者自身はもっとすぐれた共感能力を持っている」という結果があります。
つまり分裂病者は家族の中で一番敏感で優しい人っていうことなんでしようね。
それってなんか哀しいですね。。

この本は、異常とは何か、ということが主なテーマで、
常識とは何だろうなどということを延々と論じたりしていて、ちょっと難しかったです
まあ勉強にはなりましたけどね。。(笑)
特に症例は具体的で面白かったです。
って、面白かったと言っては失礼か。。
非常に興味深かったです。ハイ。

今後異常な事件が起こらないことを祈りたいですね。。

異常の構造






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最終更新日  2007.01.27 11:17:12
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