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2009.06.24
カテゴリ： 読書／小説
多くのジャズマンを熱狂させた２人の怪物がついに対決する時が来た─。
筒井康隆氏にも激賞された幻の初期短篇集が初の文庫化、奇跡の復活!!
怪物が街にやってくる (朝日文庫)
敏ちゃん、幻のデビュー作の文庫化です。
敏ちゃんが表題作「怪物が街にやってくる」で、第4回「問題小説」新人賞を受賞したのが、
1978年とのことですから、すでにもう30年以上前ですよ？
それがこうやって文庫化という形で復活するとは、最近の敏様のイキオイは凄いですねぇ～
さらに新人賞を受賞したのは大学生の時だそうですから、ビックリですね
本書には、
「怪物が街にやってくる」(1978)
「伝説は山を駆け降りた」(1978)
「処女航海」(1979)
「旅人来たりて」(1980)
「ブルー・トレイン」(書き下ろし) の六つの短編が収められています。
すべての話に共通しているのは、ジャズ。
ワタクシは生憎ジャズのことはサッパリわかりませんが、
若かりしころの敏ちゃんのジャズに対する情熱が、ビンビンと伝わってくる作品たちでしたね(笑)
この中で特に一番好きなのは、「伝説は山を駆け降りた」かな。
サックス奏者の哲郎が、高崎真也という女性歌手に出会ったことで、
再びジャズに対するやる気を起こし、復活するという話。
ジャズの起源、ジャズ ＝ 邪崇ってなんか面白いっスね♪
かなり昔の作品たちでしたが、読み終えて、
読めてよかったです
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