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2009.09.24
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カテゴリ: 読書/小説

同じ頃、脱獄した民主化運動の活動家もこの一帯に逃げ込んでいた。
情報を得て密林に足を踏み入れたのは、ドルを狙う日本人ビジネスマンと、
おのれの保身のために脱走犯殺害をもくろむ刑務所副所長。
逃亡と追跡の果てに、それぞれが手に入れたものは─。
アジアの深き闇を描く、冒険小説巨編。



河畔に標なく (集英社文庫)


舞台は、2005年のミャンマー。

密林に消えた200万ドルを追う日本人、
脱走囚を追いかける刑務所副所長、
殺人を犯し、逃亡する家具商…などなど、
それぞれが自分の思惑を秘めつつ、ミャンマーの密林で暗闘を繰り広げるお話です。

密林に赴くまでの過程が長かったり、
登場人物の名前が憶えにくかったり、
それぞれの人物に起こった出来事を平行して描いているので、そのため場面転換がめまぐるしくて、

予想通り人がバンバン死んでいくハードな展開は、いや~船戸ワールドだなぁ~という感じで、
最後まで面白く読めました

ミャンマーにも、民族問題など、いろいろ問題があることもよくわかりましたし。

こういう不安定な国の話では特に、
人間の欲望というか浅ましさが剥き出しになっている登場人物が多くて、
読んでてなんかちょっと虚しい気分になってしまったりするのですが、
でも、そういう人間たちを、リアルに、そして冷酷に描く船戸ワールドって、
なんか魅力を感じちゃうんですよねー

なかなか読み応えのある作品でした





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最終更新日  2009.09.24 11:48:17
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