なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

情けは人のためならず・・・



 夜は一人しか付き添うことができなかったので、私は駐車場に止めた車の中で寝ていた。そんな時、旅館に嫁いだ小学校の担任の先生が見舞いに来てくれた。
 「私のところは病院に近いんだから、うちに泊まりなさい」と言ってくれた。その後、私は先生の旅館に泊まり病院に通った。
 息子が無事に退院したときに宿泊料を払おうとすると、「仕事で泊めたんじゃないからお金はいらない」と言われた。せめて何かお礼をと思っていたら「私にはお礼はいらないから、あたたの生徒が困っているときに助けてあげて」と言われた。

人助けをするときにお礼なんか期待していない。困っている人がいたら助けてあげるのも当たり前のことなのだ。小学校の先生に、また教えられた。私は多くの素晴らしい人たちに育てられてここにいる。

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