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2012年02月04日
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カテゴリ: 社会
今年の3月で定年ということで、学士会館で最終講義と囲む会があった。
出席者は30年以上におよぶ歴代の研究室OBと関係者で、総勢151人だった。

120204_141715.JPG

http://niweb.kankyo.tohoku.ac.jp/

最終講義は「いのちをいただき、いのちをいかす」というものだった。
研究室の研究の系譜から東日本大震災に至るまで、先生が何を考えながら研究テーマを設定してきたか、大学による社会や地域との関わり方の問題点、そして、今日の社会のあり方の問題点について話してくれた。

先生は電気工学を専攻していたが、計測技術を地熱の開発に応用する研究を20年近くされており、ぼくも研究テーマは「AEのマッピングと発震機構の推定」というものだった。

ぼくにとって、もっとも印象に残ったのは、「100円を10000円分活用するにはどうするかを考えることが大切。最近は10000円を取ってくることばかり考える人が多い。経営者は従業員のいのちをいただいて、それを最大限いかすことを考えることが大切。最近は、従業員が交換可能な部品のようになってきている。」というものだった。

もう、ぼくが研究室を出て12年が経とうとしている。
懐かしい顔にも会うことができ、元気な様子をみることができてよかった。

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最終更新日  2012年02月06日 06時21分15秒
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