節約家計でバラ園生活

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2013年08月30日
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カテゴリ: あまちゃん
どの場面から涙がこぼれたのかわからない。
試写会のエンドロールまでずっと流れていたようだ。

夏さんに別れも告げず、水口を執拗に攻め続けた春子に対して、アキ同様春子も全然変わらないと印象づけられた今週の話。
でもギャグを封印した今日はオープニングからエンディングまで、役者さんたちに魅了されっぱなしでした。

脚本家のクドカンさんがキャストの要望として小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さん、古田新太さん3人をあげたと読んだおぼえがあります。今日の回を演じてもらうために、故郷編、東京編が作られたのではないかと思ってしまうほど、3人の俳優さんそしてヒロインである能年さんの演技は本当にすばらしかったです。

携帯をいじっている太巻に真剣にやってほしいと話す春子は激高することなく、娘の主演映画の主題歌収録をなんとしても良いものとしたい本気さが伝わってきました。

手本を見せてほしいと太巻にいわれたとき冗談じゃないといった春子だけど、アキから自分の原点はママの潮騒のメモリーだからといわれると一度だけだといいながら躊躇せずマイクの前に立った。娘のためになるならという母親の愛情が決意させたのかもしれません。
さすがキョンキョン、春子の歌声は20年以上前よりも、リアスでのときよりも年齢を重ねた深みが増して、とても力強くきれいな声でした。

太巻に呼び出されたひろ美が入ってきてあわてた水口を制し、春子の姿を見せ歌声を聞かせた太巻。何度も時計を見ながらタイミングを計っていたのはこの一瞬のため。

アキをスカウトし、自分に引き合わせた水口のせいだと太巻はいいましたが、声を張れとのセリフから、内心はこういう状況になる原因を作ってくれた水口にも感謝の気持ちがあるのかもしれません。

ひろ美の姿を見て歌うのを辞めた春子の困ったような表情、そしてみんなの話をドア越しに聞いているときの表情はとても辛そうでした。昔は憎いんでいたであろうひろ美だけど、今やアキが大変お世話になり、ひろ美の為人を知った今は彼女を今更傷つけたくはなかったのだと思いました。

一方太巻からもアキからも知っていましたよねといわれ、いつから?と水口から聞かれたひろ美は昔なのか今なのかと自問する。GMTの曲を太巻がアレンジしたときに春子は太巻に「本人の了解はとったんですか」と聞いていましたが、勝手に自分の声を変えられてしまったひろ美自身、長年誰にも言えずに苦しかったでしょうね。アキに語ったように「うその世界で生きる」ことに徹してきた彼女は鈴鹿ひろ美という女優を長年演じ続けて、本当の自分は黒い服装で、私生活もベールに包んで心の中にさまざまな思いを秘めてきたように思いました。

そんなひろ美が本当の自分を出せたのはアキが一緒のときだったのかもしれません。
ひろ美とアキの母娘ぶりを間近で見ていた太巻は春子へ謝罪する気持ちだけではなく、ひろ美の呪縛を解いてあげたくて、今日を演出したように思いました。

「あっ!フフフッ、私だ~~!」と笑顔で春子に話しかけたひろ美だけど、「私のせいで表舞台に出られなかったんですよね。ごめんなさい」といったときの表情には自分がしたことではないけれどもという気持ちもこもっていたような複雑な感情に思えました。

また「やめて下さい。そんなんじゃないですから」といった春子もひろ美が悪かったわけではないことは十分理解しているんでしょうね。

だからこそ一番罪が重い太巻が「俺が、君に声をかけなければ、申し訳ない。春ちゃん」と昔のように愛称で春子を呼んだとき、あの小心者で弱そうな太巻が若春子に謝っているかのようでした。

太巻には応えず、アキに主題歌の録音を促した春子とひろ美が並んで座り、

「アキのおかげで鈴鹿さんに会えました」
「フフフ、いい娘さんね」


アキの魅力が水口を北三陸に呼び、ひろ美に「そこがいいのよ」と思わせ、太巻の心に「天野アキで映画を撮れ」と訴えかけた。
でも元をたどれば春子が夢破れて正宗と結婚しアキを生み育て、春子の歌声がアキをアイドルに誘い、春子の遺伝子を受け継いだアキをひろ美が気に入ったのだから、今日の出来事は太巻と別れたあの日からずっと繋がっていたのだと思いました。

アキは鈴鹿スペシャルジュースのおかげか以前よりも声はきれいだったしうまくなっていましたね。歌声を聞いているうちに映画の試写が流れ、ひろ美との涙の別れからアキの笑顔のアップでエンドロール。涙ぐんでいた水口、ひろ美よりも太巻は涙がぽろぽろ。映画を見ながら積りに積もった心の澱が涙となって流れたのでしょうか。春子がアキを見つめていたのも良かったです。

アキは主演女優としてデビューし、自分の名前で主題歌を歌うことができた。
ひろ美そして春子二人ができなかったことを成し遂げた。


明日は、予告にあった肩を痛そうにしていたヒビキが見られるのかな?
アキにとってヒロシがファン第1号のように、ユイにとってはヒビキ。
でもきっとヒビキはアキのファンでもあるはずだから、明日が楽しみです。





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最終更新日  2013年08月30日 23時29分02秒
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