過日、厚生労働省の「薬事・食品審議会食品衛生部会 農薬・動物用医薬品部会」を傍聴してきました。
鳥インフルエンザ不活性化ワクチンについても議題になっていました。
その中で留意すべき点として、以下の事が指摘されていました。
「ワクチンの接種は感染そのものを防ぐことはできないほか、ワクチンによって鳥インフルエンザに抵抗力を獲得した鶏は、臨床症状を示さずウイルスを保有する可能性があることから、早期摘発が困難になるという家畜防疫上および公衆衛生上の問題がある。したがって、鳥インフルエンザの防疫措置は早期の摘発および淘汰を行うことが基本であり、ワクチンの使用は早期摘発および淘汰により根絶を図ることが困難となった場合に限定するとともに、その場合にも、国の家畜衛生当局の指導の下に モニタリングの実施など十分な管理措置を講じた上で行うべきである」

ワクチンを使用しないで済みます様にと祈ります。 (2004年12月08日 16時10分37秒)
2004年12月07日
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こんばんわ。

 本日の内容は先月の26日に東京で行なわれた中央鶏卵規格取引協議会主催の研修会でお話をうけた内容の一部を簡単にお話したいと思います。
 なぜ今回の話題を選んだかといいますと養鶏業者自身もなかなか知らなかったような内容をきっちりと説明してくれたからです。今日話す内容を読むと鳥インフルエンザで恐がる必要は日本においては無いということがわかると思います。

それでは、はじまりはじまり~

 最近、ニュースとかで鳥インフルエンザが突然変異を起こし物凄いウイルスになって人間に襲いかかるといったようなシナリオの内容を耳にしますよね。実際にアジアでは感染して死者が出たことですし、我々日本人も注意しないといけないぞっていう気にはなると思います。実際私もこの研修会に出るまでは冬が来るのが恐くてドキドキしてました。

しか~し、今はね、以前ほどではなくなりました。それはこの研修会できちんとした情報を色々と教えてくれたからです。今日はその中でも突然変異を起こす条件というのをお伝えしますね。

 インフルエンザにも実は色々と種類がありますがあまり専門的な話をしてもしょうがないのでぶっちゃけの説明にします。

 鳥インフルエンザには2種類ありまして低病原性と高病原性に分かれます。
 そして、高病原性は低病原性のインフルエンザが鳥さんに感染して体内で増えたときに突然変異を起して物凄いウイルスの高病原性に変化します。

 実は低病原性のままではあまりに弱くて仮に感染してもさほど症状は出ないそうです。

 それでですね、ここからが大事なんですけど、アジア地域で鳥から人に感染したかもしれないといったところというのはすべて共通点があります。
 それは日本とは違って肉を買うにも市場で生きた鳥を売買する文化であるということ。そして、通常はその生きた鳥を購入して自分でさばいて食べるといった文化だということです。さらに鳥をまるごと購入するわけですから隅々まで当然食べますよね。内臓も血液も栄養があるということで飲むくらいだそうです。

 そこでですね、仮に鳥インフルエンザに感染した鳥を購入した場合、まずは生きた鳥をさばくわけですからさばくまでは口から大量のウイルスを撒き散らしているわけです。そこでまず人間がたっぷりと吸いますね。

次に、料理でウイルスが増殖していっぱい詰まった内臓や血液を食べたり飲んだりすることでさらに濃厚なウイルスを体内に入れるわけです。

 通常は鳥のインフルエンザウイルスというのは人間がかかるインフルエンザウイルスとはタイプが異なり体内に侵入しても細胞にくっつくことができません。つまり感染できないんです。

 ところが尋常ではない量を呼吸や血液を飲むなどして体内にいれた場合、免疫が充分に整っていない幼い子どもや大人でも過労などで免疫力が下がっているといった場合に、たまたま細胞にくっつくタイプが出てきたりして感染するケースが考えられるということです。

 よくニュースで言っていた鳥との濃厚な接触をすると感染する場合があるというのはこういった文化での話なんですね。

ところで、日本を考えてみて下さい。

皆さんは生きた鳥を売買しますか?

生きた鳥を自分でさばきますか?



 そして、ウイルスに感染した鳥の内臓を生で食べるケースがありえますか?

 ありえないですよね。日本においては養鶏場さんでさえここまではありえないですよ。まず血液を飲んだり鳥をさばいたりなんてしないですから。

 それにですね、この鳥インフルエンザというのはウイルス自体はものすごく弱いんです。PH6程度の酸性で不活化します。つまり、活動ができないんです。もともと水道水は弱酸性ですし、アルカリイオン製水器等で酸性水を作れるのでしたらそれで洗えばいいでしょう。そして、仮に食べても通常は胃液で死滅することがわかっています。 

 そうかんがえると、仮に日本でまたインフルエンザが発生したとしても人間に直接被害が出るといいうのはちょっと考えずらいというのがこの研修会においての見解です。確率にして天文学的数値分の1あるかないかではないかという話です。



どうでしょう?

 感染するケースというのはどういった環境で起こりうるのか今日の説明でわかってもらえましたか?

 残念ながら、ニュースではここまでくわしく説明すると話題性がなくなるのでこれからもずっとこういった話はしないと思います。 きちっとしたプロセスなり可能性なりを説明してくれればそれはそれで皆さんも納得するのですが、それよりはこの世の終わりが来るかもしれないようなニュアンスで皆さんに言った方が視聴者受けするでしょうしね。こればっかりは仕方ないでしょう。
 とりあえず結果としては人に感染した例があるというのは事実ですからね。
 それがどのような文化のもとで起こったかは情報を提供する側としてはさして問題ではないのでしょう。

おっと今日も長くなってしまった。すみません。

おしまい。





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最終更新日  2004年12月07日 23時09分35秒
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鳥インフルエンザ  
ハシブト  さん
こんばんは、ハシブトです。
同じアジアでも、大陸と日本では全く違いますもんね。
日本では安心なんですね。というか、最近では普通に鶏肉食べてました。(鶏インフルエンザの時も、あまり気にしてなかった気が…)
日本では、誰が鶏を捌いてるんでしょうか?
滅菌消毒とかされた部屋で、完全防備でやってるのかな…??
捌いている方達が、鳥インフルエンザに掛かってしまわないか、ちょっぴり心配です。
(2004年12月08日 00時50分13秒)

Re:鳥インフルエンザはどうやって人に感染したのでしょう?(12/07)  
児島リカ  さん
こんにちは~。インフルエンザウイルスの予防
接種をしても、突然変異した鳥インフルエンザ
にはまったくの効き目は無いってニュースでも
言ってましたね~。これ聞いて怖いよ~って
思ってたんですが、少し安心しました~(^^)

・・ただSARSみたいに、他の国で流行って
しまって万が一、日本に入ってきたら・・?
と思うとちょっとまだ不安感は残りますけどね。。 (2004年12月08日 16時10分20秒)

Re:鳥インフルエンザはどうやって人に感染したのでしょう?(12/07)  
銀子 さん

Re[1]:鳥インフルエンザはどうやって人に感染したのでしょう?(12/07)  
えぞふじ  さん
銀子さんへ
>「ワクチンの接種は感染そのものを防ぐことはできないほか、ワクチンによって鳥インフルエンザに抵抗力を獲得した鶏は、臨床症状を示さずウイルスを保有する可能性があることから、早期摘発が困難になるという家畜防疫上および公衆衛生上の問題がある。

 はい、まったくその通りですのでやはり防疫という観点からは早期発見と淘汰が望ましいのはよくわかります。ただ国の対応はどうしてもその場しのぎの感がありますね。ビニール袋に入れて土の中に入れてもそのビニール袋はどうなるの?って感じですし、徹底して排除するなら焼却処分するとか袋の中に分解が進む環境資材と入れるとかがいいと思うんですけどね。

 それと、モニタリングの実施については6月からすでに行なわれていますね。我が家がその実施農場ですから。
 鳥インフルエンザの潜伏期間は3週間なので毎月1回検査すればだいたいウイルスの有無が把握できるとのことです。

 ただ鳥の種類によっても病気に対する抵抗力に先天的に差があるのは事実です。国産鶏のある種類は飼育していて病気にめっぽう弱いと思いますね。獣医師さんと相談した結果、今度から国産鶏のある種類は避けるようになると思います。
(2004年12月08日 23時07分09秒)

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