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2010年06月27日
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いや~面白かった!

やっぱり決勝トーナメントに入ると面白さが一段変わりますね。

ヨーロッパの大国同士の対戦。

結果はドイツの完勝。

4-1。

結果論で言うわけではないですが、まあ妥当な結果でしょう。


選手の質、サッカーの内容、監督の采配、チームの完成度、体力、全ての面でドイツが一枚も二枚も上手でした。

大会前にも書いた通り、イングランドは過大評価の最右翼とも言うべきチームです。

知識の無い民放TV局はしきりにイングランドを「タレント集団」「優勝候補」などと言って煽っていましたが、とんでもないことです。

プレミアリーグのレベルは確かに現在世界最高で、その中で選ばれた選手の知名度は高く、所属チームでも活躍しているように見えます。一見、タレント集団かと思ってしまいます。

しかし、実情は違います。知名度=実力ではありません。

プレミアリーグが世界一なのはひとえに外国人選手の質が高い事によるもので、それはイングランドのサッカーバブルのおかげで高い報酬を払えたからに過ぎません。

確かにイングランド人選手はそこで揉まれてタフにはなっていますし、外国人選手に苦手な処を補ってもらっているおかげで、良い処だけを見せる事ができます。

しかし、それは本当の実力ではありません。

素の状態になった時、それでもワールドクラスと言えるのはルーニーだけです。

そのルーニーも結局無得点でさしたる活躍も出来ず終わってしまいましたが、これは致し方ないでしょう。

一つにはコンディションがよくなかった事。怪我をしているにもかかわらずCL決勝まで無理をしてしまった事で回復が遅れた。

そしてもう一つは、ルーニーの位置と役割が根本的に間違っている事。

イングランドの中盤にゲームを作れる人材、変化を付けられる人材が皆無なため、ルーニーがゴールから遠ざかってボールを受けるしか無かった。また、ルーニーにボールが入った時も、ポジションを崩してスペースに走りこむような選手が誰も居なかった。これではルーニーが得点を取ることはおろか、得点に絡むことすらできません。窮屈な状態でボールを捌くだけに終わってしまった。そんな印象です。

また、名将と言われるカペッロの限界も感じました。

彼はリーグ戦においてタレント揃いの集団をまとめ、規律に従わせ、元々のポテンシャルが高いチームを、勝つべくして勝つチームにすることに長けた監督です。

しかしながら、イングランドにタレントはいませんでした。

そうしたポテンシャルがあまり無いチームをやりくりし、チーム内の化学反応を起こして最大値を引き出し、強豪に伍するチームに仕上げる手腕は備わっていないのでしょう。

攻撃に関するアイデアも選手任せです。ブラジル人が多いチームならそれでも機能するのでしょうが、イングランドはそうではありません。ただでさえ一本調子で愚直なスタイルなのに、そこに何か手を加えているようには見えませんでした。

選手交代も意味不明というか、同じポジションの選手を仕方なく入れ替えたりといった、戦術上の交代というよりは悪あがきのようなものが目立ちました。まあ、無い袖は触れないのでこの点について言えば可哀想ではありますが。

一方、ドイツは素晴らしい完成度、素晴らしい内容のサッカーを見せてくれました。

正直ブンデスリーガは全く見ないですし、ドイツサッカーに対する偏見もあったのでノーマークだったのですが、これは本当に良いチームです。

チーム全体が統一された意思の下できっちりと仕上がっていますし、各ポジションに良いタレントを揃えています。

しっかりとした守備ブロックの形成。

低い位置でのパス回しから、常にチーム全体が縦に入れる機会を狙いスピードアップする。そこからの連動、スペースへの走りこみ。ドイツ伝統のフリーランニング。

そして、中盤の要、スピードとテクニックを兼ね備え変化を付けられるエジルの存在。

 顔が羽生選手に似ていてびっくりしたのですが、そんなことはどうでもいい。

久々にドイツに現れたファンタジスタ系の選手というか、司令塔タイプの選手です。エッフェんベルク以来でしょうか。彼のプレーが素晴らしい。トルコ系の選手だそうですが、それに相応しい柔らかいボールタッチ、緩急の変化、パスセンス、キープ力。今大会のベストイレブンに間違いなく入ってくるでしょう。年齢も若い。

他にも、右サイドのミュラー、ラームのコンビは強烈かつ堅実ですし、攻撃的中盤のポドルスキー、ボランチにポジションを下げたシュバインシュタイガー、GKのノイアーなど、各所にワールドクラスの好選手を配しています。

ワールドカップになるとなぜか活躍するFWのクローゼはやはり今大会も調子は良く、得点を取るだけではなく前線から献身的なチェックを惜しみません。

チームの完成度、好感の持てるチームという点では随一だと思います。

まあ私が日本以外で一番応援しているのはマラドーナ擁するアルゼンチンなのですが(笑)

順当に行けば、次はアルゼンチン×ドイツとなるでしょう。これは今から楽しみです。

今大会屈指の好カードになるでしょうね。前回大会でもそうでしたが。






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最終更新日  2010年06月28日 01時53分28秒
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