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今大会、いつにもまして誤審が多いように思います。
昨日のドイツ×イングランド、メキシコ×アルゼンチン戦でも、酷い誤審が1つずつありました。
前者ではラインを割っていたランパードのシュートが得点と認められず、後者は明らかなオフサイドを見逃しテベスの得点を認めてしまった。
いずれもダイレクトに得点に関わる重大な誤審です。
唯一の救いは、実力差やサッカーの内容からして、誤審が無くても勝敗は変わらなかっただろうと思える事だけです。もっと拮抗した試合が誤審で壊れていたら、後味の悪さはこの比では無かったでしょう。
まあ、大なり小なり試合の興を削がれた事は間違いないのですが。
いい加減、サッカーでもビデオ判定を導入したらどうなんでしょう。
よく反対意見として言われるのが「誤審を含めてそれがサッカーだ」「機械の導入により審判の権威が落ちる」「機械の導入に費用が掛かる」「ビデオ判定で流れが止まる」などという理屈ですが、どれも説得力がありません。
確かに人間が捌く事のゆらぎを含めてサッカーだという意見はもっともです。
審判がゲームをコントロールするためにカードを出す基準を恣意的に変えたり、試合の流れを見てグレーゾーンの判定をどちらか寄りにしたりという、マネージメントの部分は残すべきでしょう。ホーム寄りの判定というのもあっていいと思います。
それと、全てのシーンでビデオ判定をしていたら円滑な進行の妨げになる、という意見も判ります。
しかし、これほど中継技術が発達し、全世界の人間がリプレイを即座に見られる環境にあるのに、あんなに重大な局面でのあからさまなジャッジミスを「人間だから」の一言で片付けて良いものでしょうか?
殆どの視聴者が「アレはない」と思っている状況をFIFAは重く捉えるべきだと思います。
なにも、すべてのシーンでビデオ判定しろと言っているのではありません。
テニスやNFLのように、規定回数(3回くらいが妥当でしょうか)のチャレンジ制にし、本当に重大な局面でのみ権利を行使出来るようにすればいいのです。
機器の導入?そんなものは必要ありません。
既に何十というカメラが様々な角度から決定的瞬間を捉えているではないですか。
ほんの少しだけ時間を割いてリプレイを見ればいい。それだけです。
全ての試合でビデオ判定を導入する必要もありません。
W杯、CL、EL、欧州選手権、コパアメリカ、アジアカップなど、主要な大会だけでも充分です。
ビデオ判定で流れが止まるという意見にしたって、現状判定で揉めたり抗議している時間に比べれば全く微々たるものだと思うのですが。
審判の権威が落ちるという意見も、むしろ逆ではないかと思うのです。
既に誰も審判の、というか人間の絶対性など信じていません。
人間は誰でもミスをするのです。
プロの審判といえど、昨日のようにとんでもない重大なミスをやらかすことがあるのです。
そういう時に、そのミスを是正する方法を今のサッカーは持っていない。
映像技術の発達していない昔ならいざしらず、カメラという「神の目」が存在するにも関わらず、なぜ不完全な人間の判定をそれほど絶対視しなくてはならないのか。
あまりにも酷い誤審、恣意的な判定がまかり通ってしまう事で、かえって選手が審判への不審を抱き、試合が壊れてしまう事の方がずっと多かったのではないでしょうか?
第一、他のスポーツではとっくにビデオ判定を導入しています。サッカーでだけ出来ない理由は何もありません。
こんな下らない事にいつまでもこだわっていると、「ビデオ判定を導入すると審判買収が出来なくなるからだ」「FIFAの思惑で勝たせたい方を贔屓するためだ」などという、不名誉かつまことしやかな噂がどんどん大きくなるでしょうね。
仮にビデオ判定は却下するにしても、線審を増やすなど別の対策を即刻施すべきです。
今のスピーディなサッカーに付いていくには現在の審判体制では無理なのですから。