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あの感動からもうすぐ一年・・・最近ふと、「あれ?なんでこのCD持ってなかったんだっけ?」と気づきました。ショパン名演集 [ ラファウ・ブレハッチ ]視聴できるサイトで視聴してみて、やっぱり「なんでこれ買ってなかったんだろ?」と思って、そのまま衝動買い。ラファウ・ブレハッチが2005年のショパンコンクールで演奏した全曲が収まっています。その曲数たるや小作品18曲、協奏曲1曲、ソナタ1曲。合計2時間強。CDのカバージャケットの裏に授賞式のときの写真があったのですが、目の下のクマが痛々しく・・・ショパンコンクール優勝って、トライアスロン選手並だなと勝手に想像しました。そして、あまたのコンテスタントたちがずうっとショパンの曲を弾いているのを、延々聴いている審査員の皆様の心中を察しました。確か『蜜蜂と遠雷』にそんな審査員のグチが書いてあったような・・・。だからこそ、ブレハッチの演奏は、会場にいた人たちの目を覚ましたことだろうと、CDを聴いて感じました。以前、ブログに「ブレハッチのショパンコンクールでの演奏には、一次予選から審査員が次々と涙し始め、その涙は優勝を決めガラコンサートに至るまで続いた、という逸話が残っている」と書いたことがありましたが、さもありなん。決勝の演奏『ピアノ協奏曲第1番』は、本当に感動的でした。私の気のせいかもしれないのですが、オーケストラが、最初はごく普通に演奏を始めているのですが、演奏が進むうちにオーケストラの熱意がどんどん高まっていっているような気がしました。このピアノ演奏にふさわしい演奏を、という情熱というか喜びというか・・・。実は第一楽章ではブレハッチの演奏に何カ所かミスタッチがありました。いつも最初は固いんですよね。それが、第二楽章、第三楽章と進むにつれて、ピアノとオーケストラが見事に溶け合っていくのです。CDを聴いているだけなのに、感動で涙が出てきました。第三楽章は、オーケストラの演奏が終わる前に、ピアノパートが終わったところでブラボーと拍手の嵐が巻き起こり、なんか映像が見えてきて、ああ、本当に素晴らしい演奏だったんだな、ということが、CDからでさえ伝わってきました。いいなぁ、この会場にいた人たち。でも、私も聴いたんだな、と、ふと思い出しました。このCDにも収録されているピアノソナタ第3番Op.58。ショパンコンクール優勝直後の初来日時に。日本で一番最初に(^^)ラファウ・ブレハッチ ピアノリサイタル 2006.11.6第四楽章の、「さぁみんな、目を覚まして!」と言わんばかりに茶目っ気あふれた強烈な第一音。そのまま一気に、ピアノってこんなに大きな音が出るのか~と感動する演奏が続きました。CDを聴いて、思い出しました。本当に、幸運な出会いだったと思います。また日本に来てほしいなぁ。世界のどこで演奏会があろうと、行きたいくらい。
September 17, 2018
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前からの続き原点回帰その2実家にいるからか、これまで思い出すことのなかった「若い頃の自分」を思い出すあれやこれやに遭遇することが多々あります。星空に続いて引っ張り戻されたのが、バドミントン。息子が小さかった頃までは家庭婦人クラブに入って試合に出てたりもしてたのですが、腰を痛めた上に心臓発作のようなものを起こすようになってしまって、怖くて遠ざかっていました。それでも40代くらいまでは、数年に一回、軽くひょいっと試合に出たりしても、技量・体力の衰えをあまり感じずにプレイできていたのですが。50代に入った頃から、シャトルが飛ばない、足が動かない、ちょっとやっただけで筋肉痛。そしてとうとうムスメとちょっと乱打しただけでテニス肘に。年齢を重ねるというのはこういうことか、と、観念しておりました。ところが。ムスメが大学に入ってからバドミントンを始めて、メキメキと上達し、本人も上達するから面白いみたいで、いろんなところに練習に行くようになりました。そして、亡母が学校開放を利用して主催していたバドミントン親睦会でもムスメが大変お世話になるようになったのです。ところがその親睦会、メンバーがどんどん減って高齢化していって、コロナ禍の影響もあったりして、風前の灯火になっている、という話を聞き及んだのです。そして母が他界しましてね・・・私も幼い頃からお世話になっていた母の友人(80歳過ぎ)が会を支えてくれていたのですが、そんな友人が母の葬式に来てくれて、ご飯の差し入れしてくれて、相続の手続きについていろいろ教えてくれて・・・そしたらもう、風前の灯火を見て見ぬ振りできなくなってしまったのです。ムスメにも「お母さん、行くよ~!」と強制的に促され、会費支払い要員としてちょこちょこと顔を出しているうちに、すっかりメンバー扱いになってしまいました。休もうとするとムスメに怒られる(^^;)ので、とりあえず予定のない日はすべて参加することに。そんなこんなで、休み休みしながら毎週1回、約1年。この間、久しぶりに来た若いメンバーに「上手になりましたねー!すごい!」とお褒めいただいたのです。この歳になると褒められるなんてめったにないから嬉しくて。ムスメにも「ほら、継続は力なりだね!」などとおだてられ。辞めるに辞められなくなり、現在に至っております。還暦近くても、何を始めるにも遅すぎることはないのかもしれません。・・・なんてことを思っていたら、今日のNHKあさイチの視聴者メールで、80代の方からの「60歳から始めたスキューバダイビングを今も楽しんでいます」というメッセージが紹介されていて、そうか、還暦、全然遅くないのか・・・と思いを新たにした次第。腰、膝、肘を痛めないように、実家にいる間はゆるゆると続けていきたいと思うこの頃です。
November 29, 2024
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鉄ちゃんが鉄道マンになることに決まったようです。本物の初志貫徹。私の子育てが半分終わりました。あ、でもまだ、大学院を無事修了しないといけませんが(^^;)
June 8, 2017
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子はいずれ親を超えていかなければいけないのですが。こう早く超されてしまうとは。風のたよりに、ムスコが海外に行っていたことを知りました。国際学会で発表するために。多分、ポスター発表だろうとは思うのですが。学会の要旨集は、ちゃんと英語で書いてる。おそらく、いろんな方々の協力を得てのことだろうとは思うのですが。私、翻訳業を生業として十数年。こんな風に、若いころから自力で英語で論文を書き、海外で発表の経験を積んでいく人たちと勝負しなければならないのかと思ったら、自分の最近の努力の足りなさが、痛いほど突き刺さりました。あっという間に追いつかれちゃったなぁ・・・。私、もっともっと頑張らないと。
September 18, 2016
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今日、ふと思い立ったのですが、あれ、Rafalって、英語でRafael(ラファエル)じゃない?と。でも、確証がなくて、いろいろ調べてみたら、ぜんっぜん読めない言語のWikipediaがヒット。https://pl.wikipedia.org/wiki/RafałブレハッチさんのCDカバーに書いてある名前は、Rafalの"l"の真ん中に小さな斜め線が入っているのですが、Rafałまさにそのものがヒットしたのですが。きっとここに意味が書いてあるのだろうとは推測できるものの、さて、全然読めない・・・ってか何語だかもわからない。そこで!最近、著しい進化を遂げているとウワサの(ウワサだけじゃなくて実際仕事にも活用していたりするんですが)google翻訳に、えいっとポーランド語→日本語でかけてみました。そしたら・・・以下のように翻訳されました。Rafal - 神の癒し/治癒と翻訳された "rofe"(healer / doctor)とsuffix "-el"(Lord、God)で構成されるヘブライ語のרָפָאֵל(Rafael)(原文:Rafał – imię męskie pochodzenia semickiego wywodzące się od hebrajskiego słowa רָפָאֵל (Rafael) składającego się z "rofe" (uzdrowiciel/lekarz) i przyrostka "-el" (Pan, Bóg), tłumaczone jako Bóg uleczy/uzdrowi. すごいな、google翻訳。翻訳者、失業しちゃうよ・・・(泣)あ、(healer / doctor)は(治療する人(ヒーラー)/医師)(Lord、God)は(主(キリスト教、ユダヤ教の神)、神)suffixは接尾辞 <ここは私の出番(^^;)というわけで、次にラファエルを日本語のwikipediaで調べてみたところ、"ラファエル"はこのような方でした。ラファエル(独: Raphael、英: Raphael、仏: Raphaël、ヘブライ語:רפאל)は、ユダヤ教に由来し、キリスト教へと引き継がれた天使。キリスト教ではミカエル、ガブリエルと共に3人の大天使の1人と考えられている。(中略)イスラム教ではイスラーフィール(亜: اسرافيل)として知られる。薬剤師、盲人、病人、精神障害、旅人の守護者。キリスト教では守護天使を監督する天使とされている。(中略)ラファエルという名前はヘブライ語で「神は癒される」という意味であり、ユダヤ教の伝統で癒しを司る天使とされている。https://ja.wikipedia.org/wiki/ラファエル昨日、私は何も知らずに「心が死にかけていた私に、希望の光を与えてくれました。」と書いていたのですが、本当に、彼は神様が私たち人間を癒すためにお遣わしくださった方だったようです・・・。
October 12, 2017
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先月末のことですが、角野隼斗(かてぃん)ピアノ、下野竜也指揮の日本フィルハーモニー交響楽団演奏会に行ってきました。皆さま既にご存じのように、角野さんは、開成中高、東大工学部OB、大学院在学中に2018年ピティナ特級グランプリ受賞、そして2021年ショパンピアノ国際コンクールで三次予選出場。それでいながら、Cateen(かてぃん)としてジャンルを問わないピアノ演奏を披露する大人気YouTuberという、なんだかもう、天は一人に何物を与えるんですか?というお方です。我が家のように、中学/大学受験のためにすべての習い事を中断/断念、みたいなことをせずとも、いくつもの最難関をさらりと乗り越えていく才能は、うらやましいなどという次元を超えて、単純に「すごい・・・」という言葉しか出てきません。さて、そんなかてぃんさんですが、ショパンコンクール以降、彼の演奏会のチケットなんて取ろうと思っても取れるものじゃないと、チケット争奪戦に参戦することすらすっかり諦めてたのですが。ある日、うちの実家のリビングに区の広報が落ちていました。片付けようと思ってちょっと裏返してみたら、なんとそこにかてぃんさんのお写真と演奏会のお知らせが。その週の週末がチケット発売予定日。区の公会堂だからチケットが安い・・・これは天啓?そこで、チケット争奪戦に参戦してみようと思い立ったのでした。チケットのオンライン発売開始日当日。10時からの発売開始に備えてすべての環境を整えてPCの前に待機。接続チェックを何度もして、いざ、10時を迎えました。ところが、10時を過ぎた途端ネットがつながらない!それでも2,3回トライしたらあっさりつながって、え?楽勝??と思いながらチケットを買う手続きを進めていったのですが、どこかの操作を間違えて座席が自動選択になっていて、取れたのは2階席の前の方でした。えー、座席は選びたいなぁ・・・と思い、もう一度戻って座席選択の画面に入ったところで不思議なことが起きました・・・座席が選択できない。なぜだ??何度か操作を繰り返したのですが、座席選択の画面が出ない。え?と思って、もう一つ前の画面に戻って確認してみたら・・・もうS席は完売していたのでした。ものの数分の出来事でした。小さいホールで座席数も少ない、というのはあるのですが、それにしても、ものの数分でS席完売・・・。10時からネット接続を開始していたのに自動選択で2階席が提示されたということは、1階席は1,2分で売り切れたということか、それとも別ルートで事前確保してらっしゃる人たちがいたのか。なぜ素直に2階席で我慢しなかったのかとか、もう、朝からどよんとした後悔の気持ちでいっぱいになりました。ただ、幸い、A席はわずかに残っていたので、A席を購入しました。小さいホールなので、2階席の奥の方とはいえステージがすごく遠いという感じではないだろうと、ちょっと気持ちを立て直して。当日はチケット完売。同年代を中心にお客さんには女性が多く、角野さんの人気を体感しました。演目はフィンジ:前奏曲 ヘ短調バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz,119ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」日本フィルの演奏は初めてだったのですが、下野竜也指揮のオケの演奏もとても素晴らしかったです。特に最初のフィンジの前奏曲は5分という短い作品ながら、切なく美しい曲で、演奏会終了後、「あの曲よかったよね」と他のお客さんの会話が聞こえてくるほど。角野ピアノのバルトーク:ピアノ協奏曲第3番はもちろん素晴らしかったです。毎日あちこちでいろんな演奏会をこなしていらっしゃるのに、こんなに難しい曲もさらっと弾きこなしてしまうんだ、とあっけに取られました(^^;)ただ、座席が二階席の奥だったのでステージから遠く、ああ、ピアノ協奏曲だとピアノの音が小さいなぁ・・・と若干がっかりしたのですが。アンコールでは、YouTubeの持ちネタ(?)「きらきら星変奏曲 角野隼斗版」を演奏して下さいました。それがですよ・・・ホールの後ろの隅の方まで、小さい音から大きな音まで響き渡る、迫力の演奏で。え?協奏曲のときは遠慮してたの??超絶技巧かつ大迫力の「きらきら星」に、すっかり魂をわしづかみにされました(^^;;;)次はクラシックじゃない音楽のライブにも行ってみたい・・・ただ、チケット争奪戦に参戦できるだけの気力が私にあるかどうかがネックかもしれません。
July 21, 2023
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どうやら、今日、ムスコは卒業式を迎えた・・・らしいです。って、TVニュースで知るってどういうことかな~?おととい、オットが出張で東京に行って、ムスコと食事してきたらしいのだけど、そのオットも、今日が卒業式だったという認識はなく。どーゆーことかな(^^;;;)お盆と正月に、オットの実家でムスコの無事を確認しているのですが、あいわらず、私とは口をきこうとしません(ま、お互いの平和のために距離を置いているというか)でも、オットとの関係は良好だし、あいかわらず妹ラブなシスコンだし。家族の平和が維持されているのでまぁいいか、な感じではありますが。そんなムスコ、4年前には、大学合格の知らせすら、「どうやってメールに書いていいかわからなかった」から、父親宛にメールを書けなかった、という、びっくりなくらいの作文音痴で、メールに返信がきたことがなかったのに。先日、ムスコの誕生日に、ムスメに頼んでムスコのスマホにハッピーバースデーメールを送ってもらったら。「ありがとう」と返事が返ってきて、ムスメと私、天地がひっくり返るほどびっくり。「おにいちゃん、大人になったね~(しみじみ)」と。あの作文音痴が、自分の研究をこの春の学会で発表し、これから論文(英語)にもまとめるのだそうな。成長したな・・・。大学合格発表から4年・・・大学院に進学するので、卒業の実感は全然ないのですが。時がたつの、はやいな・・・。
March 25, 2016
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約1年前にムスメがグレードテストのために弾き始めたドビュッシーのグラドゥス・アド・パルナッスム博士。本日、グレードテスト本番を無事終了いたしました。グレードテストでは、アド博士だけでなく、もう1曲、レッシュホルン作曲の「柔軟な手首の動きのための練習曲」という、ちょっとツェルニーに似たアルペジオの練習曲をひかなければならず、こちらは秋から練習を始めたのですが、よくまぁ仕上がったと思います。なにしろ、部活だ、学校行事だ、と、週1回のレッスンにも行けなかったことが何度もあって、しかも、12月と1月は月に2回くらいしかレッスンを受けておらず。家で練習する時間なんて、本当に皆無で。それで指をくるくる動かし続ける曲を2曲も仕上げたのは、本当にわが子ながらたいしたものだと思いました。まぁ、大して練習もしなかったし、今回は落ちても仕方ないか、くらいに思ってテストに臨んだのですが、とりあえずノーミスで弾ききることができました。それにしても、ちょっと驚いたのが、同じ級を受けた子がムスメの他に3人いたのですが、他の子たちの弾く曲のレベルとムスメの弾いた曲のレベルが、あまりにも違いすぎて・・・。これで同じ級は、ちょっと不公平なのでは!?というくらいムスメの弾いた曲は難易度の高い曲でした。一つ上の級を受けたお子さんが弾いた曲も、かつて、「子どもコンクール」(対象学年小3まで)でよく聴いたなつかしの曲で。ということはつまり、一級上でも、小3生が弾けるような曲だということで。アド博士、そんなに簡単な曲だとは思えないんですが(^^;;;ムスメ自身もテスト会場で驚いたようで「ちょっと飛び級させてほしいくらい」とこぼしていました・・・。まぁ、よくがんばりました。ただ、テスト本番で頭が真っ白になったようで、「(「柔軟な手首の動きのための練習曲」の方は)頭が真っ白になってどこを弾いてるのかわからなくなっちゃって・・・繰り返しをごっそり間違えて弾いたかも」と・・・。ノーミスでも楽譜通りじゃなければ・・・ダメですよねぇ。ちょっとドキドキな結果待ちです。それにしても、今日でアド博士ともお別れ・・・と思うと、とてもさびしい気がする私でした・・・。
January 26, 2014
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ムスメが以前から変なことを言っていました。「あのね、ボクが夏休みに書いた読書感想文ね、学校の中で賞に選ばれたから、賞状もらえるらしいよ~」?学校の中で賞に選ばれた?なんだろ??それ???学校の中で読書感想文コンクールなんてするのかな?そういうのって普通、学校の外に出してから賞が付くもんじゃないのかな?だいたい、あんた、”ボクの書いた読書感想文”って・・・(ー"ー)その表現、間違ってるでしょ。正しくは、”お母さんに本の内容を解説してもらったにもかかわらず、「やっぱり感想文、書けない・・・」って泣きだして、夏休みの一日、家の中に缶詰にされてお母さんが付きっきりで書いた感想文”でしょ。しかも、最後はもう疲れてぐだぐだで、「原稿用紙を文字で埋めさえすればそれでよし!提出することに意味がある!!」と、私もさじを投げた。そんな感想文、賞をもらうわけがない。ムスメの勘違い~~~。と思ってたら。本当になんか賞状をもらってきました。校内のコンクールなんだから、校長先生のお名前の賞状だよね~、と思っていたら。地元新聞社主催のコンクールだから、新聞社社長のお名前の賞状。でも、コンクールの名前は、”校内”コンクール。なんじゃそりゃ?と思って、調べてみたら、学校単位でエントリーする感想文コンクールで、各学校で予選をして、各学年、校内での優秀賞と佳作が選ばれ、優秀賞は校外のコンクールに出され、佳作は校内止まり、というシステムのコンクールだそうな。で、ムスメが選ばれたのは佳作だったので、校内止まり、ということなのだそうです。・・・いやしかし。「あの感想文が賞をもらうなんて間違っとる!」と言う私に「いやいや~。お母さん、またよろしく~~~♪」って。おいでも、そのあとでムスメが「でもね、優秀賞を取った○○くんね、感想文、自分で書いたって言っててさーーー。ボク、すごく驚いた!」驚くなっ!それがあたりまえっっっ。なんか、こんなに素直に喜べない賞状・・・初めてです(恥)。
October 21, 2010
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子どもたちが家を出るまでずっとやりたかったけどできなかったことに色々挑戦しています。その最大の挑戦が、英語の勉強!以前、今年の目標2024年(https://plaza.rakuten.co.jp/tanuchan/diary/202403140000/)にも同じようなことを書いていて、あれから半年、全然成長してないなぁと思ったりもするのですが、自分を励ますために同じことを再び書きます(スミマセン)翻訳業を営んでいる人間が何を言っているか?と不審に思う方もいらっしゃると思いますが、実は私は英語自体の勉強を体系立ててしたことがありませんでした。それでも翻訳の仕事の依頼はあったし、英検1級はもっていますし、TOEICもそれなりの高得点を取ることができます。そんな慢心と、家事、子育て、パート勤めといろいろ忙殺されていたせいと、そもそも英語をきちんと学習する場所が地方都市にはなかったので、英語自体の基盤の確立が後回しになっていました。ところが、この年齢になって基礎がぐらぐらであることに気づいてしまったのです。そこで、数年前から実家に住まわせてもらってとある本格的な英語の研修コースに通っているのですが。高い授業料を払って毎回の授業で心折れて帰宅するという、なんともドMなことを続けています。私は「英語」という言語を仕事の道具に使ってきたのに、この言語自体にこんなに興味も知識もなかったんだ、と、本当に思い知らされて、ときどき、生きていく自信が無くなるほど。研修コースのクラスが上がるほど、基礎の基礎の勉強に立ち返らなければならない。文法書を熟読して、5文型、自動詞他動詞の区別からやり直して、それでも専門以外の分野の翻訳ではミスが減らなくて減らなくて減らなくて・・・この年齢で先生に怒られるって、結構、立ち直るのに時間かかります(苦笑)それでも、数年間そんなことを続けているのは、基礎をきちっと固めれば固めるほど英語の「言語」としての面白さをより深く理解できるようになるからです。この年齢になって基礎ができてないとは・・・とは思いますが、「今」が一番若い、と思って挑戦を続けています・・・結構つらいんですけど(^^;)
October 13, 2024
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母が他界してからもうすぐ1年になります。物の片付けは進まないものの、遺産相続の手続き、ちょっと早めの一周忌など、一つ一つが淡々と完了していきました。学生のムスメは、まだまだ学生を続けるのかと思いきや、来年度から経済的、社会的にも自立する予定になりました。本格的に親離れです。そして、私は昨年、母の闘病があって翻訳の仕事から少し離れてしまったら、仕事が激減、そのまま回復せず(回復させる努力もせず)、稼ぎがほとんど無いまま現在に至っています(多分、インボイス制度の開始したのに登録業者になっていないことも仕事減少の一因かと・・・)。というわけで、何を言い訳にすることもできず、待ったなしで、これからの自分の時間を自分でどう使うかを自分で決めなければならなくなりました。とりあえず今年は、母が遺したものの後片付けや遺産相続の手続きがあるので、東京にある実家にとどまり、仕事は程々にして、これまでやりたかったのにできなかったことを思いっきりやってる!という一年にすることにしました。これまでも、通学制の対面形式の翻訳コースに通ったり、美術館めぐりやコンサートめぐりをしてみたりしたのですが、今年はとにかく「英語に徹底的に集中」をテーマにしました。ところが、トシなのか能力の限界なのか、自分としては相当頑張ってるつもりなのですが、英語力が伸びてる気が全然しない・・・Oct. 13, 2024 挑戦中~英語の基礎からやり直し しかも、翻訳で扱っている分野が自分の専門分野と違いすぎて、英訳すべき日本語文を理解することすらできない・・・そこでそれを打開するために、放送大学で、人生で全く縁が無かった文系科目を勉強することにしました。自分の稼ぎが激減したので手持ちのわずかな財産を少しでも増やそうと、投資の勉強を始めました。これは、経済ニュースの翻訳にも大変役に立っっていて、この歳になってあらためて、社会ってこうやって動いてるんだ!と目からうろこの連続です。米大統領選があったので、それをきっかけに米国の歴史に関心を持ち、こちらもただいま絶賛勉強中。そうだったのか!の連続です。イスラエルのガザ侵攻から、イスラエル・パレスチナ問題にも関心を持ち、関連科目を履修しました。今起きている問題について、テレビでも解説しているような著名な専門家の講義を聴けて、難しいけど理解が進むのです、放送大学、おそるべし。ただ、この歳で新しい分野を勉強するというのは「面白い」ことではあっても、それで稼げるようなプロになるにはほど遠く・・・「稼ぐ」ことを考えたら、趣味の延長のような分野の勉強ではなく、これまで扱ってきた理系分野の翻訳力を磨く方が先決なのかもしれません。今後、翻訳で稼ぎを増やす方向で行くのか、他に何かもう少し無理なく稼げる仕事を探すのか、新たな何かを始めるか・・・まずはとりあえず、自分の英語力がちゃんと伸びているのかどうかを確認するために、手っ取り早く受けられるTOEICを受験しました。Listening & Readingだけじゃなく、都会でしか受けられないSpeaking & Writingにも挑戦してみました。それから、オンライン英会話も始めました。実はもっと人とふれあう仕事をしてみたいという思いもあるのです。昨年一年間、母の学習塾を手伝って子供たちに接してみて、人の勉強の手伝いをするのも楽しいかもしれないなと。実家で小規模な英語教室でも開こうか、とか、通訳案内士の資格に挑戦してゆくゆくは観光通訳をしたいな、とか、いろいろな可能性も考えています。ただ、何をするにしても、行動に移すエネルギーがなかなかわいてこないのです。・・・といった、行き詰まり状態で、精神的に苦しい状況がしばらく続いていました。でも最近、ちょっとしたきっかけがあって、ちょっと目先を変えてみることにしました。原点回帰。昔、子供の頃、楽しかったこと、好きだったことを思い出したのです。
November 27, 2024
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SNSを見ていると「2週間後にもまだウイルスを排出している可能性がある」というお医者さんもいたりして、高齢重症化リスク母のところに戻る都合上、まだ他人にうつす可能性があるのか?!とビクビクしているのですが、とりあえず15日目に実家に戻ってきました。今日17日目。さすがにもううつすことはないよなぁと思いつつ、まだちょっと胸のあたりの違和感が消えなくてときどき咳が出るので、感染性はともかく、まだ「完治」したわけではないのだなと感じています。ここのところ、身近な人たちも「実は私/私の家族も・・・」という人が増えていて、マスコミが報道していないだけで、感染者数が相当増えているのだろうなと実感します。ひょっとして、どこぞからマスコミに対して報道規制の圧力がかかっているのでは?と疑いたくなる・・・という個人的な見解はさておき。私の新型コロナの症状は、世間に伝え聞くものよりは若干軽めだった気がします(それでもダメージ引きずってますが)。いろんな専門家や医師の皆さんのご意見を総合するに、ワクチン2回以下で、ノーマスクでウイルス吸引量が多い人が重症化しているのではないか(基礎疾患の有無や年齢などの因子をのぞいて)との見解。逆に、私はワクチンを規定回数打っていて外出時のマスクを常用していたから若干軽めだったのかな?と感じています(それでも罹ったけど)。新型コロナの怖さは、まだその病態がよくわからないことと、自分が感染源になってウイルスをうつした相手が重症化するかもしれないことであると、今回、つくづく感じました。私の場合、あまり極端な症状が出なかったために、逆に「さぁ、次はどんなひどい症状が出てくるのか?」という恐怖が大きかったです。高血圧の治療もしているので一応「重症化ハイリスク」です。そして、これからも、どんな後遺症が出てくるのか、心の内では戦々恐々としています。人によって症状も経過も全く異なる(ように見える)し、他人への感染性もいつまで続いているのか今ひとつよく分からず。実はコロナ禍発生初期の「隔離期間2週間」は本当は妥当だったのかもしれないと、罹ってみて実感しました。現在の、隔離推奨期間5日間(発症を0日目とし隔離解除は6日目)はどう考えても短すぎる・・・それが感染拡大の要因であり、気をつけていた私も罹ってしまった原因に思えます。・・・というわけで。今、新型コロナは昨夏に引けを取らないくらいまん延しています。終わってません。なので再度・・・マスクと手洗い、大事です。
August 29, 2023
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前編から続く原点回帰。ここからは、私のしょうも無い自分語りなので、興味が無い方はスルーして下さい。ーーーーー実は、私の大学時代の専門は天文学でした。ま、純粋な天文学ではなく、天文学に関連する学際分野、といったところなのですが。今専門にしている生命科学分野とは縁もゆかりもない世界でした。小さい頃から星を見るのが大好きでした。実家は都心近くの住宅街ですが、昔はベランダから星が見えたのです。まぁ、2~3等星くらいまでですが。それでも、嫌なことがあったときには夜空を見て「宇宙から見たら私の悩みなんてちっちゃいな・・・」などと考えたりできるくらいには、星が見えていました。長じて、高校時代は天文部のようなところに所属し、天体望遠鏡を買ってかついで山の中に観測に行ったり、文化祭では超精密ハンドメイドプラネタリウムを作ったり、星空解説のストーリーを作ったりしてました。そして、時代の流れに乗って(当時は空前の宇宙戦艦ヤマトブーム)天文学が学べる環境を求めて大学受験し、時代の流れに乗って物理学科に落ちて補欠で化学科に入り、それでも諦めきれずに大学院で天文学と化学の学際分野の研究室があるところに合格して、2年間、天文学の周辺で研究生活を送りました。しかし。私には研究生活に足る能力がありませんでした。そして運も体力もありませんでした。研究室内部のゴタゴタに巻き込まれ、ストレスがたたったのでしょう、体調を崩しました。今考えるとおそらく精神的にも病み始めていたのではないかと思います。2年生の時に長期間微熱が下がらず、全身にハチに刺されたような巨大じんましんが次から次へと現れ、勉強しようにも教科書を読んでも読んでも中身が頭に入ってこない。なんとか修論はまとめることはできたものの、博士課程後期に進む体力も気力も残っていませんでした。そして、学問の世界から尻尾を巻いて逃げ出しました。その後すぐに結婚、出産。オットの都合でいろいろな土地を転々としながら、知り合いもいない慣れない土地で、どちらかというと育てにくい子供だったムスコの子育て。奨学金を返済しなければいけなかったので働かなければならなず、かといってオットは出張ばかりで子育てには頼りにならず、体力ないのにワンオペワーママ。その後ムスメを生んですぐにまた転勤。慣れない土地で在宅翻訳者として殺人的な量の翻訳をこなし、不眠症になりながら、築45年の団地の1階でGやカやダニーを筆頭とする虫たちやカビやほこり、そして子供会やPTA活動と戦いつつ、子供が二人とも中学受験して私学に入り、さらにお金が足りなくなったのでパートと翻訳の二足のわらじを履きながらワンオペで家事をこなし、反抗期息子と戦って敗北し・・・という、途中からのくだりはこのブログに書かれていますが(^^;)、とにかくそんな怒濤の日々が約30年続きました。自分語り、一旦終了ーーーーーとにかく、学生を辞めてからの怒濤の約30年間、星なんてじっくり見ているヒマも心のゆとりもありませんでした。それが、今年の夏、ちょっとした小旅行で避暑地に行ったときのこと。宿泊した施設に「星空観望ツアー」なる企画があって、夜だしめんどくさかったけどせっかくだしちょっと行ってみようかな、と、観望会に行ってみました。そしたら・・・天の川がはっきり見えたのです。ツアーガイドさんも「こんなに晴れたの初めて!」とびっくりするほど、その時間帯だけ全天が晴れました。それを見て思い出したのです。ああ、私、星見るの好きだったっけな、と。宇宙の広大さを考えたら自分の悩みなんてちっちゃいな~、という懐かしの感覚が戻ってきました。そして、ツアーに来ていた人たちがみんな楽しそうに星空を眺めているのを見て、ふと、こんなツアーを企画できたらいいな、と思いました。そんなきっかけで、ふと、テレビで見た「星のソムリエ(星空案内人)」という民間資格を思い出しました。星空観望会の企画運営について学べる資格制度です。何気なく、その資格について調べてみたら、都内には星空案内人になるための講座を開いているところが何カ所かあって、10~11月にかけて始まる講座の募集がいくつかあって、その中で、お安く受講できるところが近くにありました。抽選だというのであまり期待しないで応募したら、なんと珍しく当選。いま、まずは準資格取得のために講座に通っているところです。昔取った杵柄とはまさにこのことで、勉強し直しがとても楽しいです。星空案内人 資格認定制度(星のソムリエ ®) https://sites.google.com/site/hoshizoraannaishikakunintei/これは「稼ぎ」には結びつきません、多分。これまでずっと、「趣味は?」と問われても「英語の勉強」としか答えられないほど気持ちが英語にしばられていました。でも「稼ぎ」のために英語の勉強を続けてきたことが少しずつ心をむしばんでいたのかもしれません。なので、これをきっかけに、純粋に「好きなこと」に原点回帰してみようと決めました。実はもう一つ、せっかく東京にいるのだから、やってみようかなと挑戦しようとしていることがあります。それもまた原点回帰。でもそれはまだ全く形が見えていないので、また追々。これからは70歳過ぎても働かなくちゃいけない時代、今後のことを考えると、「どう生計を立てるか」についてしっかり考えないと、還暦を過ぎた新人を雇ってくれる職場などそうそうなさげです。これまでの職歴があまりに「ふわふわ」で、ほとんど無いに等しいのですから。でも、いつまで生きられるかわからないけれど、残りの時間がすべて自分のものになった今、なるべく楽しくやりたいことをして生きていきたい。今までずっと、我慢してきたから。「生計」問題はそれはそれとして、長くなるであろう老後の楽しい過ごし方を考える時に来ています。
November 28, 2024
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2年ほど前に閉経しました。閉経したらすべての不定愁訴が消えてすっかり元気になる!・・・と思っていたのですが、どうやらそうでもないようで。周期的に体調の激変があったり、月のものがやってきたり、といったわずらわしさはなくなりました。いやもう、毎月、血まみれにならなくて済むというのは本当に楽ちんで。しかも、突如としてイライラしだして人に八つ当たりすることも皆無になりました。自分の機嫌をコントロールできる、怒りにエネルギーを使わずに済む、という状態のなんとありがたいことか。私の場合、はっきりしている更年期障害の症状は高血圧。血圧が上がっていることにしばらく気がついていないふりをしていたら、最高血圧が170を超えるという状況に見舞われ、その後、定期的に循環器科に通ってずっと降圧剤を服用しています。そのおかげで最高血圧は通常は120台、ちょっと高めでも瞬間的に140程度に抑えられていて(夏期は110~130)、薬とは一生付き合う覚悟です。ところが、閉経したにもかかわらず、それ以外の不定愁訴(疲れやすさ、倦怠感、不眠、便秘・・・, etc.)は相変わらず。小さい頃から過敏性腸症候群だったり眠かったり疲れやすかったりしていたし、40代前半に更年期障害かと思って婦人科で診てもらったら、「まだ更年期は来ていません。あなたの場合はもともとの自律神経失調のせい」と言われたし。現在、そういった不定愁訴に加えて耳鳴り、若干の難聴、視力の衰えが加わり、外を数分歩くだけで着替えが必要なほど汗をかくようになり、もう閉経したというのに、自律神経失調なのかただの老化なのか、まったくよく分かりません・・・しかもこの残暑の長さ。先日、ちょっと思い立って10分ほど軽い筋トレをしたら、翌朝、9時まで目が覚めず10時過ぎまで体を起こすことができないほど全身がだるくて疲れていました。これは、何のせいなのか。とりあえず、9月も後半だというのに最高気温35℃は勘弁してほしい・・・何はともあれ。このように、体力が全然もたなくて、外に買い物に出るだけで数時間休憩を余儀なくされるようなこの体調不良の原因はきっと暑さのせいに違いない!と思っていたのですが、ふとあることをしたのです。更年期の定義は「閉経をはさんで前後5年間」であるということに。そう、私はまだ、絶賛「更年期」中なのでした。更年期障害、まだあと数年続くんかい・・・トホホ
September 20, 2024
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アインシュタイン伝記回収 自動翻訳そのまま? 47NEWS 2011/8/4 「アインシュタイン その生涯と宇宙」下巻 「武田ランダムハウスジャパン」が刊行した物理学者アインシュタインの伝記の一部に意味不明な翻訳が多数見つかり、回収騒ぎになっていることが4日、分かった。コンピューターの自動翻訳をそのまま掲載したような記述で、同社は「校正・校閲に不十分な箇所があった」としている。 ウォルター・アイザックソン著「アインシュタイン その生涯と宇宙」日本語版で、6月に上下各5千部発行。下巻13章に「これらのすごいブタが、あなたの精神に触れるのに最終的に成功したと立証します」など不自然な日本語の文章を記載。誤訳騒動はネットで「そんなにひどい翻訳なら、むしろ読みたい」と話題に。ええと・・・監訳のところには、天文学の大御所の先生方のお名前が並んでますが・・・なぜそんなことになっちゃったんでしょ??これ、「校正・校閲に不十分な箇所があった」とか、そういうレベルの問題じゃないような。そもそも、誰だ、そんな下訳をしたのは?そんなことをつらつら考えて、ちょっと検索をかけてみたら、この事件のある程度詳細な顛末が記載されているページに出くわしました。Japanese English Institute成瀬由紀夫のことのは道中記 『アインシュタイン』問題から翻訳の今後を考える事の顛末は、この本の翻訳にあたって数人の研究者に翻訳を分担するように頼んだのだが、一人、翻訳を引き受けてくれない人が出た。出版期日に間に合わなくなると判断した編集部が、その分担部分の翻訳を外部翻訳者グループに外注したところ、そのグループが機械翻訳機にかけた訳文をそのまま納品してきた。あまりの出来具合に困った編集部が自分たちで修正したものの、プロの翻訳者ではないから目の行き届かないところが残ってしまった。そして、それがそのまま出版されてしまった・・・ということだそうで。出版後、その本の翻訳者の一人が、アマゾンのレビューでその事実を公表し、事実が発覚したのだそうです。なんかもう・・・なんだそれでも、この記事には、さらに驚くべき事が書かれていました。翻訳業界の一部で、コンピュータ自動翻訳システムを下訳として使用しているというのです。ここからは一部原文から引用します。・・・一部の翻訳関係者はすでに下訳として利用できるレベルに達したと判断し、実際に活用をしはじめている。・・・つかえねーだろ、コンピュータ自動翻訳なんてだれだ、そんな判断をしてるのはっ!!たとえば、ここにちょっと前に仕事で翻訳した一文があります。Doctors routinely urge their patients to quit smoking.(医師はたいてい、患者に禁煙を勧める)これを某自動翻訳サイトで翻訳すると・・・”医師は、日常的に喫煙をやめるために、患者を促す。”日本語になってないでしょ・・・。ちょっとでも仕事として翻訳に携わったことがある人なら、自動翻訳なんて絶対に使いません。参考にもならん。なのに、翻訳業界をとりまくこんな事情に呆然となります。以下、引用。現在の翻訳をとりまく現在の状況はあまりにもひどい。実際には訳していない人間が監訳者や訳者を平然と名乗り、一方で実際の翻訳者は目先の利益のためにまともな翻訳などとてもできない条件で仕事を引き受ける。編集者や翻訳エージェントはそうした状況を食い止めるどころか助長さえしている。引用終最近、自分がこんな仕事をしていながら、翻訳本を読みません。読めないんですよ・・・。先日も、ホーキンスの著書の翻訳本を買ったんですが、誰だっ!ホーキンスのような高名な科学者の本をこんなずたずたにしたのはっ!と、怒りが湧いて、読むのを辞めました。私には、自然科学関連の良書をできるだけわかりやすく翻訳して、できるだけたくさんの一般の人たちに読んでもらいたい、という夢があります。まだまだ力不足ですが。今、お仕事をもらっている会社は、そういう高い志を持って、アメリカの科学雑誌を日本版に翻訳して出版しています。翻訳の質を上げるために、かつては専門家に依頼していた翻訳をオーディションで選抜したプロの翻訳者に、決して安価ではない翻訳料を支払って委託する、という道を選択したとおっしゃっていました。でも今、会社のフトコロ具合はすごく苦しそう・・・。こんな現状の中で、もう、私の仕事は成り立たなくなるのか?それとも、こんな現状だからこそ、翻訳の質を上げれば仕事が増えるのか?後者であることを願って、翻訳の質を高めるよう、さらに精進しなければ!と強く思いました・・・。
August 9, 2011
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順番を無視して先にこれを読んじゃったので、ところどころに出てくる「アリアドネ・インシデント」とか、登場人物の相関関係とか、いろいろ分からないところが多かったのですが。自分が医療関係の仕事に携わっているせいか、MRIについての描写はなかなか勉強になりました。・・・。って。そういう類の本じゃなかった。『ケルベロスの肖像』が映画化されたし、原作も読んでみるか、と思った方、まず、螺鈿迷宮*とブラックペアン1988*を読まないと、何の話だかさっぱりわからん、という事態に陥ります。さらに、『チームバチスタの栄光』*『ナイチンゲールの沈黙』*『ジェネラルルージュの凱旋』*『イノセントゲリラの祝祭』『アリアドネの弾丸』(*は私が読了したもの)の順で読んでから読むと、より一層、海堂尊の「桜宮サーガ」をお楽しみいただけると思います。っていうか。チームバチスタを読み始めたのは何年前?年月がたちすぎて、それぞれの物語の内容も登場人物もうろ覚えになってしまっているのですが、海堂尊さんの小説は、どの小説もそれぞれ他の小説と微妙に関連させながら話がつくられているので、順番を無視して、長年かけてだらだらと読み続けていると、「この人、前にどこかで出てきたヒトのような気がするけど誰だっけ?」とか、「何か知らないヒトがキーパーソンになってる」ってなことになって、物語の楽しさが半減しております。もう一回、最初から読み直さないと(<作者の策略か?!)でもとりあえず、おととい読了した『ケルベロスの肖像』をもうちょっとよく理解するために、遅まきながら『イノセントゲリラの祝祭』と『アリアドネの弾丸』を読まなくちゃ、と、今日買ってきました。通勤時間のお楽しみに、まただらだらと読みたいと思います。で、肝心の『ケルベロスの肖像』の感想ですが・・・映画の予告では、爆破予告に絡んで登場人物が右往左往するようなサスペンスタッチな感じになってましたが(<映画は見てません)原作の方はAiと法医学界の対立やらMRIといった、医学関係の話が延々と続き、Aiセンター設立の話が最後の最後の最後まで続き、何の事件も起きないままおわるんかいな?と思っていたら、最後の最後にえ、いきなりそこまでする?という急展開。海堂作品にしてはド派手な結末がくるという(^^;)ま、その結末にも、最後の最後にオチがついて、それはそれで、海堂作品らしいなと。あんまり書くとネタバレになりますので、このへんで。
May 25, 2014
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もはや3月も半ばとなり、いまさら「今年」の目標もないものですが、まぁ、「今年度」の目標、と思えば的外れではない・・・ということで。翻訳・英語の勉強を形にするここ数年、通学式の翻訳スクールに通っていました。 50+の手習い・・・英語を習う昨年一年間は休学しましたが、今年度は再開します。さらに上のクラスに上がれそうにはないのですが、今のクラスであと2学期分挑戦できるので、今年度一年間は頑張ります。すごく大変なのですが、大変な思いをしないとやらないし覚えない💦で、オールイングリッシュの授業なのですが、聞き取りはできても質問やディスカッションができなくて大変困っているので、オンライン英会話を始めました。昨年からちょっとずついろんなオンライン英会話コースを試していたのですが、忙しくなって中断してました。半年間の休学を経て、某オンライン英会話を再開。昨年、ピリピリした環境で緊張しながら必死に授業を受けていた頃と比べて、今はだいぶリラックスして受講できるようになりました。そんな体験はまたいずれ。そして、自習にも取り組んでいます。実は翻訳スクール受講中、個人面談で先生から「文法の基本が怪しいですね」と指摘されてしまいました。自分自身、文法力が全然足りないという自覚はあったので、痛いところを突かれて悶絶・・・。なので、文法書の見直しとNHKのラジオ講座2つ、毎日のトレーニングとして取り組んでいます。毎日、ね、毎日・・・気を緩めると一週間くらいやってなかったりするんですが。気持ちは毎日。さらに欲張って、今年度前期は医学英語の通信講座も受けることにしました。欲張りすぎかも💦💦でも、今年こそ、何か目に見える形として残したいと思っています。具体的に考えているのは、とりあえず挑戦したいのはTOEIC Speaking & Writing。そして、延ばし延ばしにしていた「ほんやく検定」受験。いずれは通訳案内士にも挑戦したいなと(いつだ?)。とにかく、これまでの自分への課金を、何らかの形で回収せねばと考えています。ヒマなので、ふと、これまで自分にどれだけ課金したかざっと考えてみたのですが、あまりの金額に、これで何も回収できなかったら、本当に「私の人生、何だったんだ・・・?」ということになってしまいそうで(汗)。とにかく、新しいことに一つでも多く挑戦して、形にしたい、というのが今年の目標!子どもの手も離れ、親の介護も不本意ながら終わってしまったので、もう何も「できない」言い訳がないですから。
March 14, 2024
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