あたしはあたしの道をいく

2007.11.06
XML
先日の『 私はなぜカウンセリングを受けたのか

いつもはもうちょっと推敲してUPするんですが、忙しさに目を回しかけていて、

殆ど思いつくままの走り書き状態をUPしてしまいました。

読み返してみたら、あまりの読みにくさに脱力しました。

すみません……。




さて。

蛇足なのですが、この『私はなぜカウンセリングを受けたのか』の中に、

気になる記述があったので、そのことを書こうと思います。





高校時代の友人たちと話していて、みんな昔のことをよく覚えているなあ、

と感心したことはあるけれど、とくに不思議には思っていなかった、

というようなことがカウンセリングの場面に書かれています。



彼女(東ちづるさん)は、それを解離だと書いています。

自己防衛のための機能なのだそうです。

彼女がその自己防衛機能を発揮したのが、彼女にとって最も辛かった高校時代。

だから、彼女には高校時代の記憶が殆ど残っていない、と。



このことについても、納得することが無いわけではないのです。

私も妹や友人に比べるとずいぶん記憶が希薄で、

集まって話をしていても聞き役に徹するしかできないことが多く、

内心、皆の記憶力に驚嘆したり呆れたりしているのです。







彼女はその時代と重なる、高校生くらいの年頃の子どもがとても苦手なのだそう。

自分が一番辛かった頃と同じ年頃の子どもに、苦手意識が強いのだそうです。



私、実は、小学校半ばから中学までの子どもに強い嫌悪感がある。



ネットで読む分には、何てこと無いの。

むしろ、ネットでその世代の文章を読むのはとても楽しいことの一つなのよね。



って画面を見ながら何ともいえない感動に襲われることもある。

私には既に無いキラキラした感覚がたくさん散りばめられていて、

中学生ブロガーの文章を読むのは、好き。



だけど、リアルにその世代を目の前にすると、理屈でない嫌悪感が先にたつのよね。

小学校低学年まではかわいいって思えるし、高校生以上もかわいいって思えるの。

なのに、その中間の小学生高学年から中学生がダメ。

臭い、汚い、気持ち悪い、って感じ。

殆ど生理的に、理屈抜きで、ダメ。



ずっと、なんでだろうって思ってた。

子どもが居なければ、単に苦手だと言っていられたかもしれない。

でも、私の子どもも数年後にはその年頃になる。

その年頃の子どもの友達は、当然その年頃だ。

家の中に、その年頃の子どもが何人もいるなんて、考えただけでも吐き気がする。

何年か後には現実になるはずの想像だけど(現実になってくれなきゃ困る)、

その現実を目の前にして、平静で居られる自信は全く無い。


だけど、東ちづるさんの記述を読んで、とても納得がいった。

私にとって一番辛い時期が、その小学校高学年から中学までなのだ。



古い記事では書いたはずだけれど、私は中学受験している。

中学受験の勉強を強いられたのが、小学校4年生の終わりから6年の終わりまで。

頭髪を洗えなくなったり、友人に傷を負わせたり、下痢をして下着を汚したり、

たくさんのサインはどれも黙殺され、私はひたすら勉強させられた。

そんな生活の末に入学した中学なのに、ここでの生活もどうしようもなく酷いものだった。

テレビも、漫画も、少女小説も、電話も、休日の外出も、外見に気を使うことも禁じられ、

友人との共通の話題は無く、一緒に行動することも出来ない。

行動を監視され、電話も友人のことも報告させられ、長時間通学で慢性的に疲れている。

受験勉強の影響で、勉強に対しては恐怖心と嫌悪感がタップリで、やる気はまるで無い。


そんな状態で、いったい学校生活の何を楽しめというのだろう。

思い返してみても、酷いイジメに遭わなかったことが不思議だ。

(イジメには遭ったけど、この状況の方が余程辛かったのよね)



今の私でも、あの時代のことを思い出そうとすると、陰鬱な表情の少女が心の中に現れる。

日本人形のような髪をお下げに分けた、野暮ったい子。

やせっぽちで堅苦しい雰囲気を纏った、何の面白みも無さそうな子。

誰が見ても「ちょっと友達にしたくないタイプ」って言うのが納得できる子。

たぶん、それが当時のセルフイメージで、インナーチャイルドだ。



頑固に癒されてくれない、私のインナーチャイルド。



彼女が、あの年頃の子どもたちへの嫌悪感を抱かせるんだろうか。

でも、説明の付かない嫌悪感が、説明の付く嫌悪感に変わっただけで、

ずいぶん心が軽くなるものだなあと思う。

あの年頃の子どもに対する嫌悪感が、少しマシになった気がする。


〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.11.06 13:34:35 コメント(1) | コメントを書く
[アダルトチルドレン] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: