あたしはあたしの道をいく

2008.01.28
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不都合な真実(Eco入門編)

同名の映画が昨年公開され、世界中で話題になりました。

私も見たかった映画なのですが、残念ながら見られませんでした。

今後ももうしばらく、DVDでも見ることは出来ないと思います。



同名の映画があったので、原作本(?)なのかと思ったのですが、

後書きによると別プロジェクトのようで、しかも、本命は別の本のようです。

こっちは高い!

ちょっと買うのをためらいます。

そんなに売れている印象が無いので、古本屋にも出回らないだろうし……どうしよう。


不都合な真実

さて。



同名の映画の噂を聞く限り、趣旨は同じだろうという印象です。


不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション

環境問題には色々ありますけど、この本では地球温暖化に的を絞られています。

地球温暖化の原因と経過、各国の対応、等です。

ただ、ECO入門編、と書かれているだけあって、

平易に、判りやすく、に重点を置かれていて、論の根拠までは示されていません。

後書きの後ろに、出典が書かれていることは書かれているのですが、英語……。

ムリです、読めません。

なので、論証、という面ではやや手薄な印象。



でも。

写真やグラフが多用されてて、信憑性を感じさせられます。



ただ。







すっごく、政治的な、印象。



途中までは、良いのよ。

ああ、こんなに温暖化って進んでるんだわ!

きゃあ、ビックリ。

一人ひとりが肝に銘じて、かけがえのない地球を守らなくっちゃ。



みたいな、感じになるのです。



けどね。

終盤は、アメリカ政府の立場を弾劾してる印象が強くて。

アル・ゴア、副大統領だったんじゃないっけ????

って思っちゃう。



そう。

一人ひとりが頑張りましょう、で美しく〆られるんじゃなくて、

アメリカ政府のケツの重さを弾劾して、ひっぱたいてるって感じ。



京都議定書の達成が困難、とか何とかってニュースでやるじゃない?

だから、日本政府ってすっごくオシリが重くて、環境に優しくないイメージだったのよね。

だけど、アメリカに比べたらとっても進んでるんだわって思った。

そういえば、京都議定書って言うくらいだもの、日本で提唱されたのよね。

MOTTAINAIじゃないけど、ECO意識はもともとの国民性で持ってるし、

それなりに環境に対する意識は高いんじゃないかしら。

少なくとも、外国から見た印象は、日本人のセルフイメージよりいいんじゃないかしら。



たぶんね、アメリカ人が読んだら、

「うお~~!こんなにアメリカは遅れてるんだ!!ヤバイよ!!!」

とか、思うに違いないだろうけどさ、生憎あたしは日本人。

「な~んだ、日本、結構頑張ってるんじゃん☆」

って、安心しちゃったりするのよね。



なんか、読後感的には、趣旨と反対側に行っちゃいそうな本でした。







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Last updated  2008.01.28 12:38:38
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