あたしはあたしの道をいく

2008.07.30
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彩雲国物語(はじまりの風は紅く)

キター!!!!

ってくらい、ハマリ予感ですよ、久々に!!!!



いや、昨日、『少年陰陽師』だの『篁破幻草紙』だのって書いたけど、

はっきりいって、もう全然、萌えません。

新刊が出れば買うし読むけど、今後は惰性になるでしょう。

完全に見劣りすると思う。



いっやー、続きが読みたくて仕事中にイライラするなんて、久しぶりだわ。

結構な分量(冊数)があるものでなきゃ、この感覚は味わえないから、

久しぶりの感じよ、全く。









イメージ的には、十二国記と重なる所がある。

古代中国を意識したオリジナル設定ってあたりね。



だけど、十二国は、小野不由美。

基本が中文の人が書いたものなので、どうにも堅苦しい。

まあ、そのちょっと堅苦しいくらいのものが、

ティーンズ向けレーベルから出てるってのも、良かったんだけどさ。



けど、今後の十二国には、あまり期待してない。

内容に期待していないわけではなく、最近の作家活動が「水を得た魚」の如くで、

本来の棲家らしき難しい小説を書く人としての立場を確立しつつあるので、

今更、十二国記を書くことも無いだろうと。

つまり、次の作が出るまでに、相当な期間が必要なのではないか、と。



まあ、その「待ち」があるとクールダウンしちゃうしね。

で、冷めてみると、あの堅苦しさが「合わない」って感じられてくる。

たぶんそれは、本来の分野が中文か日文かに由来する、決定的な溝なんだろうと思う。

だから、私に、小野不由美は合わない。

質の問題ではなく、単純に好みの問題で。





この軽さが、良い。

やっぱ、ラノベ&ティーンズは軽くないと(笑

軽く、キャラ萌えで読めなきゃね~♪



とはいえ。

ティーンズにありがちの、やたら空白が多いって傾向も少なくて、文がしっかりしている。

あのやたら多い空白は頭が痛くなるので、余白が少ないというだけで随分安心して読める。

ティーンズを侮るわけじゃないけど、かなり読める作家さんだと思う。



時々日本語が怪しいけど。



やっぱ、日本語は正しく使っていただきたいです。はい。

それだけは、ちょっと気に入りません。

ら抜き表現、せ抜き表現、い抜き表現、すごい・すごくの使い分け、過剰敬語、

みたいな、日本語の乱れとしては珍しくもない蔓延型のヤツね。



いや、そういう表現が必要なことも知ってますが。

オバカなキャラには、オバカな言語を喋っていただかなくてはなりませんが。

それは当然のことだと思っていますが。

でも、秀才キャラに妖しげな表現を使われると、萎えます。

それだけは、気になります。



やっぱりね、アレですよ。

ティーンズ小説とはいえ、文筆業の方には日本語に気をつけてもらいたい。

いや、むしろ、言語の獲得過程にあるティーンズを対象にしているからこそ、

日本語のあり方には気をつけていただきたい。

彼らは、それらを吸収して日本語を獲得していくわけですから。

教科書よりも、普段の生活に密着しているものの方が、影響力って大きいと思うのよね。

そういう意味で、責任重大だと思うんですよ。

だから、とっても気になります。



まあ、巻を追うごとにマシになっていて、3巻あたりから殆ど気にならなくなったので、

今後はもっと減っていくだろうと期待しながら読み進めています。



ああ、あとは、表紙がやたらピンクなのも気になりますが。

目がチカチカして、人様の目も気になりますが。

由羅カイリさんの絵は好きですが、こうもピンクでは閉口します。

書店紙カバー嫌いの私が、今回、紙カバー必須で読んでます。



けど、これは嵌ります。



つわけで、14巻までドカ買いしてきました。

しばらくこれでもちそうです。






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Last updated  2008.07.30 13:23:10
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