あたしはあたしの道をいく

2008.07.31
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昨晩、ダーリンのワイシャツにアイロンをかけながら、思った。

こんな生活してるなんて、思いもしなかったなあ、と。



十代、二十代の頃の私は、三十路になって自分が生きてるなんて、思ってもなかった。

いや、自死するつもりは無かったから、寿命が来てなきゃ生存してる、

くらいには思ってたような気がするけれど、「生きてる」とはね。



大学卒業まで、親の言うとおりに生かされて。

社会人になって、自分の思うとおりに生きて。

25で結婚して、旦那さんと子どものために滅私奉公。

ただ漠然と、それが私の人生設計だったから。





まさかその先、三十路越えてからこそが、私の人生になるなんてね。



外見的には、流れに流されて、流れの思うがままに流されて、

いつの間にか誰かに連れてこられたような、そんな感じだけど。

環境的には、何一つ私自身で獲得したものなんて無いけれど。




それでも。

今の私は、確かに生きている実感が、ある。

「私」を手放すはずだった歳を越えて、「私」を得るという、皮肉。

夫やら、子やら、立場やら、昔より沢山の私を縛るものがあるというのに、

行動の自由は以前より格段に減ったというのに、縛られていない感覚の皮肉。



たまんないね、これ。



私は、アイロンをかけながら、思わず笑ってしまった。







夏のアイロンかけってのは、辛いね。








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Last updated  2008.07.31 13:59:16
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