あたしはあたしの道をいく

2010.03.15
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カテゴリ: 本@浅田次郎

シェエラザード(上)

浅田次郎の本、 再読



殆どラストに近いあたりで書かれる、

「順ちゃん、私、あなたを捨てるわ」

というヒロインの言葉を読みたくて、再読。



いや。

動き出すエネルギーが欲しくて、といった方が良いか。



第二次世界大戦中に徴用された豪華客船弥勒丸。

国際赤十字の任務を受け、絶対に攻撃されないはずの船が、誤爆を受けて沈没。



15年前、恋人と引き換えに手に入れたはずの妻子と出世を失った軽部は、

捨てた彼女をブレーンに加え、弥勒丸に迫っていく。



現代と過去を交互に語る構成は、浅田作品では他にも見られ、

日輪の遺産、壬生義士伝と同じものだ。

最終章で登場人物の最期の独白を入れるのも、全く同じ。



でもこの構成、泣けるんだよねー。

さすが「平成の泣かせ屋」の異名を取るだけあって、

泣ける作りを知ってる気がする。



でもねー、再読だからか、泣けなかったのよねー・・・・・・。

文庫化されてる浅田小説はだいたい読んじゃったみたいで、

新しいものに出会えないからなあ・・・・・・物足りない。





はあ。

浅田小説読んで泣きたーい!!!



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Last updated  2010.03.15 12:49:43
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