あたしはあたしの道をいく

2011.06.17
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【送料無料】知らないと恥をかく世界の大問題

……長い題名(笑

あんま長い題名は、センス無いと思う。

やぱ、キュッと締まった、一言に凝縮してほしい。

『アンナ・カレーニナ』とか『草枕』とか、ビシッと決めてほしいわけよ>何故文豪系

というわけで、題名からして全然好みじゃない。



んだけど、ほとんどTVというものを見ない私は、

現在進行形のニュースにも、とても疎いから、良かった。

新聞は読むようにしてるんだけど、半ば暴力的に押し付けるTVと違って、

活字ってヤツは興味があるものだけを拾って読めるのよね。





しかも、我が家がとってるのは中国新聞(広島ローカル新聞)。

なので、傾向的に泥臭く、全国ニュースが浅く、経済はもっと薄い。

それが『味』でもあるんだけど、無性に日経が読みたくなる。

でも、我が家は2誌取るだけの経済的余裕がないし、

そもそも2誌も読めるわけがない。

というわけで、諦めてるんだけどさ。



でもやっぱ、日経読みたい。

なのに、買わなきゃ読めないのよ。

公民館なら置いてるかと思ったけど、朝日しかなかった……。

地元紙以外を読みたいという欲求は満たされたけど、

日経を読みたいという欲求は満たされず。





もとへ。



この『知らないと恥をかく世界の大問題』。

題名はともかく、現在のニュースに疎く、かつ昔のニュースにも疎い私には、最適だった。

扱われる題材は、広く浅く書かれていて、分かりやすい。

もちろん、背景などに突っ込んでいこうと思うと、幾らでも物足りない部分はあるし、



ちゃんと時事問題を追ってきている人たちには、物足りないだろうとも思う。



でも、私みたいな時事問題に疎い人間には、最適。

雑学系の本みたいに、話題が次から次へ飛んでいく読みづらさはあるけれど、

「これはそういうことだったのか!」と思うことが、多々ある。

すっごくシンプルにまとめてあるからね。

シンプルにまとめられている、ということは偏りがある、ということでもあるから

怖いことでもあるんだろうけれど、入門書としては十分だと思う。



それにしても、恐ろしいのは。

この本がベストセラーだということだと思う。



私みたいな疎い人間には、最適の書だと思う。

だから、この本の購買層は私みたいなひとたちだと思う。

ってことは、この本がすごい売れ行きを誇っているってことは、

世間にそれだけ「無知」な人があふれてるってことじゃないかと思うのよね。

それって怖いことだよなあ、と思う。



確かに政治経済に興味を持たなくても、別に生活に困りはしないんだけどさ。

でも、社会人としてそれで良いのか、って疑問は残るよね。

こんだけ疎いくせに言うなよ、ってツッコミを恐れずに言えば、

「社会人としてどーよ? 恥かしいだろ、それは!」と思う。

詳細について主義主張を述べる、なんてのはプロの人たちに任せるにしても、

通り一遍、ニュースを見てうなずける程度の知識は持ってなきゃならんのではないかと、

そんなことを思ったりするわけです。



笑えるのは、この本が政権交代直後に書かれたものであり

(そのころまでに掲載されていたものを、加筆修正して本にしたものらしい)

政権交代に非常に大きな期待が述べられていること。



私も政権交代自体は、良かったことだと思う。

なんといっても自民党の時代はあまりにも長かったからね。

ただ、その後の政治を見ると、あまりにもお粗末な部分が多かったから、

その経緯を見て来た現在から、政権交代直後の期待感を見返すと笑えるのよね。



続巻が3月に発売されたそうで、そちらは政権交代後のことも書かれてるとみられる。

あの期待感がどのように変わっていったのか、ちょっと楽しみ。


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でも3月発売ってことは、大震災のことは書かれてないのよね。

大震災でまた、政治経済は転機を迎えたと思う。

それからさらにどんなふうに変わったのかも、興味があるところ。







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Last updated  2011.06.17 09:11:47 コメントを書く
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