蓼科高原日記

蓼科高原日記

2010.12.22
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カテゴリ: スキー

2010年12月22日(水)

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雪が積もりました


※※※



ハードボイルド



村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読み返しているが、その構造はその後の「海辺のカフカ」や「1Q84」に忠実に受け継がれている。その意味において村上春樹の世界観とでも呼ぶべきこの構造と物語の様式を理解することによって、ぼくらはより深く村上春樹ワールドに「かかわっていく」ことができるように思う。

ということを昨日書いた。

はっきり言って、あまり受けが良くなかったように感じている。それでも続きを書くのだけれどね。(笑)

念のために言うのだけれど、ぼくは「ハルキスト」ではない。彼の長編小説のファンに過ぎない。ぼくは村上春樹の信奉者ではない。ぼくにはぼくの世界観があり、それは村上春樹の描く世界観とは微妙に異なっている、あたりまえのことだけれど。

今回読み返してみて明確にわかるようになったのだけれど、「ハードボイルド・ワンダーランド」の物語から始まるこの作品は、互い違いに描かれるその直後の章の「世界の終り」にメタファーとして忠実に投影されていく。

その対称性、構造がわかればずっとずっと読み解きやすくなるし、数倍もおもしろく読み進めることができる。まあ、難しいことは考えずに物語に身を任せてしまうという手もあるのだけれど。

謎は謎のままでいいのだ。学校教育のおかげでなんでもかんでも出来事には「原因」があって「結果」があるのだと思い込んでいる人が多いようだけれど。それは逆で、「結果」を解明するために「原因」を仮定しているに過ぎないのだ。

原因も結果も人間が作りだした思考形式のひとつに過ぎないのであって、「物事の結果には必ずその原因が存在する」という論理命題にはなんの論理学的根拠もない。そうした意味では、「原因→結果」という思考だけにとらわれないように気をつけた方がいい。

思考というものはもっと「ハードボイルド」なものなのだ。



※※※



12月25日(土) ピラタス蓼科スノーリゾート

ロープウエイ山頂駅からの4キロコースをオープンします。

現在は1キロのメインゲレンデが滑走可能です。

わたしのペンションのすぐお隣です。

といういうことで、どなるわけじゃないけれど、

蓼科高原いらしたら是非

私のペンションに泊まって下さいね!(o^^o)

パソコン向けHP: http://www.p-sunset.com/

モバイル向けHP: http://sunset.rwiths.net/



※※※


from 信州蓼科高原・標高1800m


☆たてしなラヂヲ☆

http://twitter.com/tateshina_radio







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Last updated  2010.12.23 00:59:38
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