気まぐれな夢旅人【本館】

気まぐれな夢旅人【本館】

2012/03/22
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センバツが昨日から行われておりますね。
秋田県からは出場しておらず、残念です・・・。

さて。
本日も懲りずに、懲りなく、凝らずに残ってます。
【東北】プロジェクト版
本日の風景印 岩手一関篇 でございます。


今回は**aica**さんの提供でお送りいたします。
いつもごひいきにありがとうございます。


23/12/30 「風景印」 一関駅前局



本日の風景印、意匠は??
大槻三賢人像、芭蕉の碑、東北新幹線200系、栗駒山

栗駒山 に関しては、
郵便事業(株)湯沢支店 にて軽く説明しておりますので、
省略いたします。


大槻三賢人像
1984年、JR一ノ関駅西口に一関市・青年会議所で建立。
以下のお三方を故郷・一関では
「大槻三賢人」と呼んでおります。

◎大槻玄沢(げんたく)さん、駅西口正面(意匠も正面)。
◎大槻磐渓(ばんけい)さん、西口南側。


玄沢さん以降、大槻家からは多くの学者を輩出。
「西の頼家、東の大槻家」と言われたほどです。


杉田玄白さんや前野良沢さんの
お弟子さんであった 玄沢さん (1757-1827年)。

本名は茂質(しげかた)。

同郷の医師・建部清庵さんに師事し、
建部さんと手紙のやり取りをしていた
杉田さんの「天真楼」(私塾)で蘭学を学び、
前野さんにはオランダ語を学びました。

2人に学んだことがきっかけとなって、
江戸詰(江戸にある藩邸で勤務)になった玄沢さんは
芝蘭堂(私塾)を開き、数多くのお弟子さんを輩出。

「芝蘭堂の四天王」は特に名高く、
◎宇田川玄真さん
◎稲村三伯さん
◎橋本宗吉さん
◎山村才助さん
がおります。

後に蘭学の入門書『蘭学階梯』を出すことで、
蘭学界の地位を築き、
杉田さんに「解体新書」の改訂を任されました。


玄沢さんの次男、 磐渓さん (1801-1878年)。
磐渓は改名で名付けられたものであり、
本名は清崇。

早くから開国すべきと唱えた漢学者。
仙台藩校である母校「養賢堂」の学頭となり、
幕末期、仙台藩の論客として
「羽越列藩同盟結成」に奔走。

戊辰戦争時、仙台藩政をも左右するほど
思想的な影響力をもっておりました。
んが、戦争に敗北し、監獄入りされます(戦犯)。

が、同じ牢屋に入っていた人は
磐渓さんを先生扱いし、
病気でもないのに、病人扱い。
結果として、病気を理由に出獄。
本人は至って健康でありましたw

著書は「孟子解約」「近古史談」など。
鷹揚な性格で、酒と書をこよなく愛していたといいます。


玄沢さんの孫で、磐渓さんの三男、
文彦さん (1847-1928年)。
本名は清復。

国語学者として有名であり、
日本初の近代的国語辞典「言海」の編纂者。
現在の「大言海」の基を築いた書籍であり、
日本の文法学の発展に大きく寄与した方です。

また、仙台藩密偵として、
鳥羽・伏見の戦いに参戦。
父・磐渓さんが戦犯となった際、
助命運動もしております。

養賢堂で学問を修めた後、文部省に入り、
そこで「言海」を作り上げ、校正しつつ、
自費刊行しました。
増補改訂版「大言海」で増補半ばにして亡くなりました。




俳聖・芭蕉の碑
一関市内には沢山の松尾芭蕉さんに
関連した石碑が多数ございます。

意匠の石碑の形や
石碑に描かれている芭蕉さんの絵からは
一ノ関駅前・大町十字路にある
「おくのほそ道・芭蕉の辻」碑なのですが、、、

意匠に書かれている文字は違っていますね。
「おくのほそ道・俳聖芭蕉紀行の道」
この文字が彫られた石碑は、磐井川の土手から
旧街道に入った所に所在しているそう。
その碑には、
「元禄2年5月13日紀行(1689年)」
と記され、旧街道を平泉へと行き、
往復したものと思われますね。



東北新幹線200系
こちらは 古川駅前局 にて軽く説明しておりますが、
ここでは「JR一ノ関駅」について。

東北本線・大船渡線、そして東北新幹線と、
各所の玄関口として乗り入れされております。
1890年開業。

1982年の東北新幹線開業以来、
沢山の人を運んできましたが、
1990年に くりこま高原駅 の開業に伴って、
一ノ関駅で下車する利用客が減少。
主要駅で停車する新幹線のタイプ(当時はやまびこ)
の当駅停車本数を増やすよう陳情等なされました。

現在では利用者数も安定し、
世界遺産に登録された「平泉」の効果もあって、
増加傾向にあるといいます。


もういいわよね。

へんば





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最終更新日  2012/03/22 11:38:53 AM
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