テレカ収集協会

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クオカード偽造出回る 2003



<クオカード>
偽造カード数万円出回る
被害額は2億円以上

テレカ収集2003/11/01号記事より

今年6月よりクオカードの偽造が各地で摘発されている。詳細は新聞報道をご覧いただくとして、コレクターとして気になるのは、今後クオカード自体がどうなるかということだ。交通カードを始めとして磁気カードが次々と姿を消しているなか、コレクターアイテムとして残ったクオカードまでIC化されるかどうか。その一点に注目したい。
<偽造カード>

(株式会社クオカードのHPより)
カード裏面の注意書きの上から3段目 「磁気に近づけないで下さい」
本物:磁気      偽物:磁氣
クオカードを発行している株式会社クオカードは今年3月24日に日本カードセンター㈱より社名変更されている。偽造されたクオカードはいずれも「日本カードセンター」名であるという。(同社カードサービス係 篠崎氏談)
また換金対策として7月11日より「ビール券など金券類とたばこを利用除外対象商品」に加えたが、これは一方的な契約の変更であって、それが有効がどうかという声も多い。
・毎日新聞ニュース速報
コンビニエンスストアやファミリーレストランなど全国約3万店で使用できるプリペイド式の「クオカード」の偽造カードが今年6月以降、大阪、東京、福岡などで数万枚出回っていることが18日、分かった。被害総額は2億円以上に上るという。
クレジットカードやハイウェイカード(日本道路公団)などに続く新手の磁気カードの大量偽造になる。大阪府警などは、大掛かりな偽造組織があるとみて、支払い用カード電磁的記録不正作出などの容疑で捜査を始めた。
発行会社「クオカード」(東京都新宿区)によると、偽造されたのは額面2万円券と1万円券の2種類。同カードは1枚ずつ異なる「シリアル番号」を持ち、オンラインでそれぞれの使用状況が集計できる仕組みになっている。今年6月、同じシリアル番号で最高額の2万円以上を超える使用があったことが判明。同社で調査したところ、カードの大量偽造が明らかになった。
被害は都市部を中心に関東で約1億2000万円、近畿で約3600万円など44都道府県で2億円以上出ているといい、事態を重視した同社は8月、2万円券と1万円券の販売を中止した。
カードに残る磁気データが大量コピーされたとみられるが、いずれの偽造カードも、裏面の説明書きにある「磁気」の表記が「磁氣」となっていた。
同カードをめぐっては、大阪府在住の人物が7月、インターネット上でカード約30枚を購入したが偽造品と分かり、大阪府警に届けた。8月には、東京都内のコンビニで偽造カードを使った会社員の男が警視庁に逮捕され、自宅から偽造1万円カード約1200枚が見つかるなどしている。【鵜塚健、福田隆】
<クオカード>
大手コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、ガソリンスタンドなどで、商品購入に使える全国共通のプリペイドカード。利用加盟店は全国で約3万店舗ある。
 「QUO(クオ)」は、ラテン語で「そこへ」「そのために」を意味し、店舗と消費者をつなぐカードという意味合いが込められている。額面は2万円、1万円、5000円、3000円、2000円、1000円、500円と7種類ある。
カラフルなデザインをそろえたギフトカードは企業の販促ツールや記念品として人気を集めている。好みの写真やイラストを入れたオリジナルカードを作ることもできる。
発行額は年々増加し、昨年度の販売実績は約360億円(約2400万枚)に上った。
発行会社「クオカード」(東京都新宿区)は、偽造カードが見つかった額面2万円と1万円の高額券の販売を中止。また、換金を目的に偽造カードで大量購入するケースが多発したため、ビール券など金券類とたばこを利用除外対象商品に加えるなどの不正使用防止対策を講じている。
[2003-10-19-03:01]


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