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2021.02.01
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カテゴリ: 投資本

「経済を素早く、簡単に測定するための一般的な尺度は、「ダウ平均」「消費者信頼感指数」「インフレ率」「失業率」という経済指標の4騎士である。」

「過去を振り返ると、大統領選挙の翌年(就任1年目)の相場は、民主党が共和党から政権を奪取したときのほうが逆のときよりも良かった。これまでのところ、民主党は国内で問題が起きたときに権力を握り、共和党は海外で問題が起きたときに権力を握った。 

 ウィルソンは共和党が分裂したあとで、カーターはウォーターゲート事件のあとで大統領選挙に勝った。ルーズベルト、ケネディ、クリントンは経済が悪い時期に勝った。民主党政権下で大きな戦争が始まったあとには共和党が政権を奪取して、ハーディング、アイゼンハワー、ニクソンが恩恵を受けた。イランでの人質事件ではジミー・カーターが頼りなく見えたために、レーガンが支持された。不況も外国との厄介な紛争もなかった時期にブッシュが有利な立場に立てたのは、クリントンのスキャンダルのおかげだった。ジョージ・W・ブッシュはバラバラの民主党と「戦時中の大統領」という地位のおかげで、2004年に再選された。金融危機とこの数世代で最悪の不況が起きたせいで、2008年にはオバマがホワイトハウス入りした。 

 また注目すべきことに、1913年以降、 大統領選挙の翌年に付けた高値から翌年の中間選挙の年に付けた安値まで、ダウ平均は平均して20.9%下げている 。」

「休暇シーズンが近づくと、相場に期待する気分が頂点に達して、春まで弱まることがない。 機関投資家は年末の数字が最大になるようにポートフォリオの調整をするので、株価を押し上げる働きをする。年末年始にはボーナスが支払われて、投資に回る。 

4年周期で絶好の買い時は、中間選挙の年の第4四半期 に始まる。2期連続の四半期で最もパフォーマンスが良いのは、中間選挙の年の第4四半期から大統領選挙前年の第1四半期までだ。この期間には平均で、ダウは15.3%、S&P500は16.0%、ナスダックは驚くことに23.3%上昇している。 

 この2四半期の強い相場も、大統領選挙前年の後半には衰える。それでも、大統領選挙の年いっぱいは見事な動きが続く。」

まとめ 

●1年で最高の6カ月は11月から4月までだ。 

●10月や11月に株を買って、4月や5月に売るという単純なトレード戦略を用いるだけで、ほとんどの年に利益を増やして、リスクを減らすことができる。 

8月から10月に繰り返される最悪の状況は、株式の土壌を豊かにする。大型休暇シーズンの8月には出来高が少なくなるので、株の買い手がかなり減る。 党の全国大会や選挙があると、国全体が株を買うほうに目が向かなくなる。」

「中間選挙の年の1966年、1974年、2002年には大底を付けた。2002年は1931年以降で最悪の12月だった。ダウ平均とS&P500は6%以上の下落、ナスダックは9.7%の下落をした。 大統領選挙の前年の12月にダウ平均が下げたのは、第2次世界大戦以降で3回しかなかった 。1975年(マイナス1.0%)、1983年(マイナス1.4%)、2007年(マイナス0.8%)である。大統領選挙の年の12月はかなり良くて、S&P500は平均1.2%と、過去15回のうちの12回で上昇している。」






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最終更新日  2021.02.01 19:36:47
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