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MATU

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2024.05.05
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本書は、1万6000件超の大小のプロジェクトのデータを網羅する、この種のものとしては世界最大を誇るデータベースをもとに書かれた。



実コストが算出 されなかったのも同じことだ。


だから放っておけ。


都市計画の世界では、当 初予算はただの頭金に過ぎない。


実際のコストを最初から市民に知らせでもしたら、


何も 永久に承認されないだろう。



彼らの望みはただ1つ、プロジェクトを始動させる ことだった。


「なぜ見積もりはつねに低めなのかと、彼らに聞いたことがある。ただこう言っていたよ、



「本当の見積もりを出したら、何も建てられやしない」と」



「フィージビリティ・スタディ (実現可能性調査)」は、


公正な分析というよりは、プロジェクトの実行会社に都合のよい、



隠れみののような役割を果たしているという。



「自分は違う」「今回は違う」と思ってしまう


第一に、RCF法がバイアスを排除することを、メリットではなくデメリットとみなす組織や人が多いからだ。


プロジェクトに承認や資金を与える側に、コストや工期の実態を知らせたくないという思惑があるから、


(たとえば最近よくあるように、予測を歪曲したことの法的責任を問われるなどして)


修正を余儀なくされるまでは、当初の予測を押し通そうとする。 



第二の理由は、強力な独自性バイアスを克服するのが難しいからだ。



「今回は違う」は、独自性バイアスの決まり文句である。



バイアスにとらわれやすいのも無理はない。この罠を避けるために、 怠らないようにしなくてはならない。








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最終更新日  2024.05.05 19:09:55
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