(旧)ぐりぐり寺 寺だより

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2010年06月05日
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カテゴリ: 仏像の話
奈良でお寺巡りしたいところなのに、有休を通院で使い続けている今日この頃。



4月のことですが、横浜市金沢区にある真言宗御室派のお寺・龍華寺で、ご開帳があるので行きました。
龍華寺というお寺、聞いたことがなかったのですが、なんと天平時代作の脱活乾漆像が御開帳とのこと!
横浜に、天平時代の像!? しかもお金がかかる脱活乾漆造。
発見されたのは平成10年というので、二度びっくりです。

見つかったときは頭も手も足もばらばら、しかも近世の修理で左足と右足が逆にくっついていたとのこと。
そこで京都美術院(だっけ?)で丸2年かけて、乾漆像の方法で修理して、きれいになって帰ってきました。修理の跡はまったく分かりません。

お姿は こちら
高さ90cmくらい、半跏像です。小顔で均整のとれた体つき、つやつやなめらかな黒肌、なかなかステキ。造りの細かい瓔珞や臂釧の形が、言われてみれば天平っぽいかもしれません。
流れるような衣紋に見とれて、長居してしまいました。

どうして天平時代の豪華乾漆像が、当時田舎だったはずの横浜にあるのか???
・・・もともとは、兵庫県の金蔵寺にある如来像と、三尊形式だったのではないかといわれています。(金蔵寺の如来は頭部しか残っていません)
それを江戸時代にもらってきて、龍華寺に奉納したのでは?と推測されております。

滅多に拝めない乾漆像、次はいつ御開帳になるかは、不明です。
年一度とか決まっているわけではなく、何年も公開されないままかも・・・。
(展示期間中は24時間警備員をつけなくてはいけないので、大変みたいです)
金沢文庫あたりで、またお目にかかれる日がくることを祈っています。

お庭もよく手入れされているんです。↓





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最終更新日  2010年06月06日 21時07分37秒
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