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今から20年程前にムエタイの練習にと、しばらくタイのジムで練習していた時期があります。その時に、試合ではセコンドがインターバルに行うバケツに砕けた氷と水を入れた氷水を使ってのムエタイ式アイスマッサージは印象的でした。
ムエタイ修行中に、何人かのムエタイのトレーナー技術を見てきました。当時のムエタイのトレーニングシステムや選手のケア?は私が行った1989年は、事前にムエタイから勉強してくる稽古や考え方等を、キックの師匠より受けておりました。、タイから帰ってきてその報告して解説は受けました。1989年当時でもムエタイの練習はそれより25年前に師匠が行った1964年とさほど変わっておらず、何が科学的かは考えさせられました。
先生は、『向こうは(ムエタイ)は現実の殴り合い蹴り合いを何百年もやっている、向こうに行き、試合が伸びで、しばらく向こうの練習を見たり、簡単に教わったんだよ・・・・・、教わることは大切だよ・・・・、確かに選手がやっているマッサージはいいねェ~』歴史から来る経験の差はやはり知っている先人に習う以外無いと痛切に感じました。
これは、治療においても全てにおいて同じだと想います。私の経験から指導者の言うように出来ないのは、自分が未熟なためが殆どであり、出来る人からすれば当たり前のようです。 ムエタイはトレーニングにおいてもケアーにおいても合理的にやっていると想う様になりました。
先ずムエタイ式アイスマッサージですが、ムエタイのセコンドはラグビーの魔法のやかん同様、ブリキのバケツに氷水が入っており、インターバル中に打たれた大腿部、ボディーなどを砕けて小さく角が取れた氷入りの水にてオイルを塗るような感じで、マッサージします。また、選手の身体には、独特の匂いがするオイルが縫ってあります。これは、打撃格闘技であるので、滑ってパンチや蹴りが効きにくくする、一種の緩衝材の役目ですね。
氷水は直ぐに流れるため、適度にかけながら滑らすようにマッサージします。最近国際式ボクシングなどでは、氷嚢のようなものでインターバル時に頸部を冷やしたり、分厚いステンレス製のコテのような小道具で押し付けたり撫でたりしています。カットマン(ボクシングのセコンドの血止め役)の話によれば、腫上がるのを試合中に抑えられるようです。試合後は幾ら腫れようが、先ず試合中に腫れない事を優先します。
話はアイシングに戻りますが皮膚が弱そうな方や、体力の虚してるような方の場合は濡れタオルをしばらく患部に載せて放熱させるのが良いようです。私は、スポーツ選手の場合は、治療中にアイシングする事もありますが、殆どは自分で練習後にアイシングして貰うようにしています。
ま た、自宅灸・アイシング・を自己ケアーとして実行してもらう方もいます。アイシングは患部を虚血状態にして、その後アイシングを中断すればドッーと血液が流れる現象が起きます。この原理を、利用した肩こり等の軽減法も存在します。