ちびろずるーむ

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直島&犬島ツアー☆2009


「大変急で申し訳ないんですけど、明日、直島・犬島に行きませんか?」

土曜日、某会社からの電話。今日になってツアーのキャンセルが相次ぎ

大変な事になっているそう。桜がやっと満開だもの、お花見を取るかもね。


それであちこち電話をしているそう。急だけれど、ベネッセアートの直島も

近代文化遺産の犬島も、興味があるし特別な用事も無いし、参加しました。

参加数は15人で、その少なさにビックリ。ゆったりしてて良かったですが。


直島は、岡山県玉野市の宇野港から、20分。そこはもう香川県。進研ゼミの

ベネッセが、アートプロジェクトを展開していて、外人さんにも人気の島です。


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港には草間彌生氏の赤南瓜が、お出迎え。自由に入って遊べるらしいです。

今回はツアーなので見るだけで通過。バスで走っていると、安藤忠雄氏設計

の建物が見られます。海の傍には、草間彌生氏今度は、黄南瓜が有ります。

ベネッセアートサイト で、数々の野外作品があります。宿泊施設もあります。


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見晴らしの良い高台に、 「ベネッセハウス ミュージアム」 。館内は、撮影禁止。

この外壁は、大理石の原石だそうです。雨風に打たれて自然に磨かれていく・・

あのつるつるの大理石になるには、どのくらいかかるんでしょうね?原石のまま

でも味わいがあって、美しいと思いましたが。店内は、現代美術館になってます。


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学芸員(?)の方が案内して作品を説明して下さり、とても楽しかったです。建物

は、安藤忠雄氏のコンクリート打ちっ放しの建築。説明があると現代アートも身近

に思えます。この日は、朝曇っていたのですが、途中から晴れました。海風が少々

冷たくも感じますが、気持ちイイ~。山には早くもツツジがいっぱい咲いていました。


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またバスに乗り、もっと上の高台にある 「地中美術館」 に行きました。2004年設立。

安藤忠雄氏設計の鉄筋コンクリートの建物自体も、作品。地下3階建て。ここには、

クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品が、永久設置され

ています。上空写真を見ると、山頂に幾つかの意味深な窓があるようにも見えます。


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チケットセンターから歩いて5分に、地中美術館はあります。撮影はダメなのですが、

その途中に、クロード・モネのジヴェルニー(仏)にある庭園を縮小したような庭が。

今ちょうど花盛りでとても綺麗でした。甘い香りもします。睡蓮は咲いてませんが、

季節になったら素敵になるでしょう。去年、ジヴェルニーを訪れたので懐かしい~!


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地中美術館は、平日なら館内ツアーがあるのですが、土日祝は無し。折角なのに、

とても残念。太陽の動きで作品が刻々と変わる様を楽しんで~云々と説明書には

書いてありましたが、それでも何の事かさっぱりわからない作品も、ありました。

滅多に来られないんだから、作品のコンセプトが、やっぱり知りたかったです。


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消化不良のまま、こちらも終了。ベネッセハウスに戻り、和食処「一扇」で昼食。

そして次に、本村地区に行き、 「本村・家プロジェクト」 を自由散策しました。


古民家を使用してアーティスト達がアート空間を造り上げているという物。「角屋」

「南寺」「護王神社」などが有料で入れるんだけども、もうチケットも買わなくて

私達は何処にも行かずカフェで、ひとやすみ。現代アートは、もう足りました~。


犬島には、直島の宮浦港からチャーター船で向かいます。35分間のお昼寝タイム。

この 犬島 。実は、岡山県岡山市。備讃瀬戸内海に浮かぶ島々のほとんどが

香川県の島なのに、此処は岡山県なんです。しかも岡山市なんです。驚きました。


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岡山の宝伝港からだと、定期船で5分間。あっと言う間に到着します。この犬島、

良質な花崗岩(犬島みかげと云われる)の産出で、全国的に知られています。

かつて銅の精錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や大煙突など

独自の産業景観を90年近くを経ても良好に形成していて、「近代化産業遺産」


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に指定されています。現在は、 「犬島アートプロジェクト」 として、精錬所の保存・

再生、環境に負担を与えない三分一博志の建築・柳幸典のアートワーク・岡山

大学と協働した環境システムが展開され、完全予約制で見学することが出来ます。

今回の私達は、一番最後のツアーだったので、余りゆっくり出来ず残念でした。


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この日はお天気良く、海を隔てた対岸・牛窓辺りがよく見えました。牛窓からは

犬島の大煙突が見えるそうです。今後は私も探して見よう。ツアーは、精錬所跡

から。ただ歩くだけで、説明がほとんど無くて残念でしたが、銅産業の事などは機

密にされているのかもしれません。大煙突は、使用可能のも幾つかあるようでした。


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カラミ煉瓦は、鉄とガラスなどで造られるので、黒ずんでいました。樹木が生い茂り

そこは廃墟そのもの。かなり良い雰囲気でした。近代の遺跡は、栄枯盛衰を感じて

少々儚く思えます。この遺構は写真撮影OKでしたが、三分一博志の建築物及び、

アートワークは、全て撮影禁止。鏡の反射を使ったアートで、そして環境システムが


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とても面白かったです。どれも新鮮な驚きと楽しさがありました。ぜひ訪れて体験して

欲しいです。ツアー終了後に、カフェでオリーブソーダを飲もうと思ったら、時間なし。

ランチ時には、まつり寿司や、デザートも有るそうで。今度は、犬島だけに的を絞って、

訪れてゆっくりしたいですね。突然決まったアートの島巡りでしたが、楽しかったです。




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