ちびろずるーむ

ちびろずるーむ

その5




いよいよとても楽しみにしていた「世界遺産・水原華城」へ。

優美な名称ですが、実は城壁にぐるりと囲まれた城塞都市です。

車窓からでも城壁が見えて来ました。降りると、ものすごい風。



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ぐるりと廻って周囲を眺めました。遠くの方まで城壁で囲まれて

いました。5.7kmあるそう。築城したのは、朝鮮王朝第22

代王・正祖。遷都をも視野に入れて、新都市・華城を建築しまし

たが、完成から4年後に48歳で急逝したため、儚く消えました。



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華城建築の背景には、朝鮮王国最大の悲劇と呼ばれる事件があり、

正祖の父が祖父(王)の怒りを買い罪人で死去。即位した正祖は、

亡き父の名誉を回復させ風水上良好な水原の華山に墓所を移しま

した。その参拝のため滞在したのが、華城行宮。「宮廷女官チャ

ングムの誓い」も一部撮影されたそうですが、行けませんでした。



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私達は、国弓の弓射り体験が出来る近くの練武台から、出発しま

した。此処は、東将台ともいわれ兵士達の訓練を指揮した場所。

西にもあり。コリアングリーンの色がとても美しく印象的でした。



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城壁の上を歩いて行くと、旗が。あちこちに見えます。この色が

方角を表すそうで、此処は東だから青。中国天文学に従っていて

東西南北の四神、青龍・朱雀・白虎・玄武で方角を表すそうです。



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お天気が良いので城壁に立つと遙か彼方まで、よく見えました。

ビルが建ち並んでいます。此処水原は、京畿道の道庁所在地です。

また城壁を歩いていると、目の前に派手な建物が見えて来ました。



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これは東北舗楼。敵が城壁に近づくのを防ぐため、火砲を隠して

おいていつでも攻撃できるように造ったらしいですが、なんだか

建物が派手で優雅な感じさえしたので、説明を聞いて驚きました。



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正祖が考え事をした場所と云われる「訪花随柳亭」此処は、華城内

で一番華麗な楼閣。周囲を監視する各楼のひとつでもあり東北角楼

とも。眺めは最高だそうです。私は超筋肉痛で残念ですが諦めました。



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韓国唯一の美しい水上楼閣、「華虹門」です。ちょうど楼閣の真下

だったので写真が撮れなくて残念でしたが、7つのアーチの下を水が

流れる美しい様子が見られるようです。水原八景のひとつだそうです。



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大砲が置いてある「北東敵台」を見て、雄大な北の入口「長安門」まで

歩いて、地上に下りました。典型的な韓国の城門だそうです。私達が、

歩いて見て廻ったのは、ここまで。壮大な城壁に、圧倒されました。

たくさん歩いたように思えましたが、地図を見たら、ほんのわずか。



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時間が限られるツアーだから仕方が無いのですが、水原華城散策の

起点になる「八達門(南門)」も「華城行宮」も見ることすら出来なくて。

とても残念でした。次に行くときには、この辺りを散策したいです。

そしてもっとゆっくりと時間を取って、城壁と宮殿を見たいと思います。

たくさん歩いたので帰りの車では、みんなお昼寝タイムになりました。




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