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Feb 11, 2005
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昨日の続き)

もう一つおもしろい話がある。雪のない国の人が優勝することも珍しくないということだ。タイではフルーツ・カービングが割合普及しているためか、その技術が生きるのかも知れない。フィリピン人も素晴らしい成績を挙げるそうた。どこかに彫刻に特化した村があり、村人は小さい時から彫り物に携わるので、その村の出身者があちこちに出場して上位に食い込むという話だった。どこぞの国の経済特区を思わせる。

旭川の参加作品を一通り見て驚いた。全部具象。ヨーロッパでは圧倒的に抽象作品が多いと聞いていた。北米は具象と抽象が混在しているそうで、そうするとロシアはどうなんだろう。ハルピンは?

ハルピンの大会は1つの巨大な氷の固まりを彫っていく。他の大会ではそんなに大きな氷は出さず、いくつかのブロックを合わせていく。だからどうしても線が入る。しかし、線なぞは入らない方がやはり見た目に美しい。

氷を接着させるには、水を使う。水をかけると、そこが凍る。それでくっつくという簡単な原理だ。しかし、実際に彫るのも、氷を接着させるのも、気温が大きくものを言う。

零下10℃くらいだと、氷を彫るのにもちょうど良いし、接着も問題ない。しかし、零下20℃以下では、接着させたい箇所に不用意に水をかけると「ピシッ」と割れ目が入るのだそうだ。表面張力が云々ということだったが、良く理解できなかった。

それから私も実体験として言えるが、温度が下がりすぎると彫るのも大変になる。氷が締まって、最後には人力では削れなくなってしまう。本当に岩のように堅くなる。除雪車が家の前を除雪しながら突き進むと、脇に追いやられた雪が高さ30センチほどの壁を作ってしまう。運悪く除雪車が夜に来て夜中に零下30℃まで下がると、朝は目も当てられない。雪の壁が岩になって、ショベルが突き刺さらないからだ。

最後にちょっといい話を。カナダに ice carving を紹介して広めたのは日本人。そのうち最も功労のあった一人は、カナダ文明博物館のカフェでシェフを務める Mr. Ikuo Kanbayashi。こういう話は是非多くの人たちに広めたい。





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最終更新日  Feb 11, 2005 02:58:36 PM
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