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久しぶりに書きます。おっと、まともなのは5月31日以来ですね。その間、わりと忙しかったかな?小学校で6年生相手にアホウドリの授業をしました。これは、前回5月末に1回目を山階の出口博士がやったのの引継ぎ。初めての経験でしたが、食いつきの良い子供たちのおかげで、楽しく出来ました。小笠原ホエールウォッチング協会の会報誌にアホウドリについて原稿を一つ。読みたい人は是非会員になってくださいね そして、1週間ほどの帰省。おいしいもの沢山食べさせていただきました。カーズ2も見たし。今日は入港してからガイドだったんだけど、潜ると昨日まで内地にいたのを忘れますね。良い意味で強制リセットでした。 そして、恋しくなるのはザトウクジラ。(早)いままで、何度も海の中でクジラを見てきたけれど、濁った海の向こうからクジラがぼんやりと見えてきたときは、いつも心臓が音を立てるほどにどきどきする。寄ったときはファインダーに集中しているからか、そんな風に感じたことはない。なぜだろういつもぼんやりとクジラが見えてきたときには、怖いともいえない、たとえようもない気持になる。
2011/08/04
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MDフェアで次世代ガイド写真展がありますそして、その後は、ガイド会ライブが開催僕はいけないのですが、この週末お時間がある方は是非<ガイド会ライブ>日時:7/9(土)時間:18:30開場 19:00~21:00 場所:サンシャイン60展望フロアー(地下1階の専用エレベーター利用) 定員150名 会費8,000円 バイキングスタイルのフリードリンク、フリーフード(立食形式) *椅子は30脚ほどご用意いたします。 メーカーさんからの協賛品やガイド会メンバーのお店のグッズをオークションします。落札したお金は全て東北関東大震災の復興支援(主にダイバー関連)に使わせていただきます。各地のダイビングガイドが集まってのイベントです。現地の最新情報を仕入れることが出来るチャンス!マリンダイビングフェアの後はこちらへ是非どうぞ。申込みは、連絡先の住所、電話、メールアドレス、お名前、人数を 明記の上、iron@if-n.ne.jpとinfo@nana-dive.comの両方へメールを下さい。 確認しましたら、整理番号を明記した返信メールを送りますので、 指定口座へ会費のお振込をお願いいたします。 振込確認後、最終参加登録ナンバーを送信いたしますので、当日この 内容をプリントアウトないし、携帯に転送した内容で確認して、受付 をさせていただきます。
2011/07/04
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FaceBook 登録したままほっときっぱなしだったのですが、最近使い始めました。アカウントをお持ちの方は、南 俊夫で検索してみてくださいお持ちでない方はこちらからアルバムが見られます。月に歌うクジラザトウクジラ2011聟島で撮影したアホウドリ
2011/06/03
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以前に、アメリカのNature's Best Photography Magazine の海の写真を集めたコンテストOcean Views Photography Contest 2位に入ったことをお知らせしましたが、雑誌が届きました。気になる1位のFranco Banfiさんの作品は、ロシアで撮影された氷の下のベルーガの水中写真でした。それに続く2位に選ばれたなんて、ホントにいいのかな?ってかんじですが、小笠原を世界にアピールできたのは嬉しいことです。 しかし、この雑誌の面白いところは、必ずしも上位入賞の作品が大きく掲載されたり、表紙を飾らないということです。今回も表紙のカメの作品は上位入賞ではないですし、見開きで使われているのもそうだし、デザイナーの力が強いのかな?ともあれ大きく掲載されてラッキーです。
2011/05/31
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昨日はアホウドリ飼育プロジェクトの打ち上げがありました。もちろん、『ダーウィンが来た』をみんなで見ながら。この事業が分かりやすくまとまっていましたが、でも30分じゃ短いですね・・・見逃した方は明日再放送がありますのでお見逃しなく午後4時20分~4時50分 NHKダーウィンが来た「アホウドリ 小笠原に帰ってきた!」 そして、6月3日には日本テレビで午後9:00~11:24『本当のエコを考える地球旅行 ~明日へのチカラ~ 相葉雅紀が見た、感じた、これからの生き方』 でアホウドリも紹介されます。詳しくは番組HPをご覧ください。 写真は、スタッフのモーリーが描いた、聟島のアホウドリ飼育サイトです。とても素敵な絵で額に入れて飾ろうと思っています。この絵でTシャツ作りたいんだけど・・・買ってくれる人が集まれば実現したいんだけどな
2011/05/30
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大事なお知らせを忘れていました。本日19時半から20時までNHK『ダーウィンが来た』でアホウドリの飼育プロジェクトの特集があります。詳しくはこちらをご覧ください。デコイの中に仕込んだカメラを遠隔操作するデコイカメラ!で捉えた映像も沢山出てくるはずです!この撮影は僕が多くさせていただいていました!求愛ダンスのすごいのがあるはずですので楽しみにしてください! 写真は2月に初帰還した2008年飼育のアホウドリ Y-01 です。クロアシやコアホウの営巣地で撮影していたら、目の前に飛んできました。予期していない出会いにテンパリました。
2011/05/29
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お問合せいただいた方々、遅くなってすみませんでした。イルカの本、在庫が入りました。1冊2,625円(税込み)で、申し訳ありませんが送料350円と、振り込み手数料をご負担していただくことになります。(ゆうちょ銀行ならかかりませんので)ので、イルカとクジラのポストカードを8枚おまけにつけちゃいます。あと、ご希望の方には、サ・サ・サインも(笑)本とポストカード8枚セットで2,975円です。 ご希望の方はこちらまでメールをください。 ポストカードはこちらです
2011/05/29
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義援金写真販売についてのご報告です 現時点での売り上げ90,400円、予定寄付金額は47,400円でしたが、複数お買いげいただいた方や経費の見直しをしたところ、寄付金額は62,550円となりました。 先ほど、ゆうちょ銀行を通じて日本赤十字社に振込みをしました。 微力ながら被災者の方々の力になれたことをうれしく思います。本当にみなさんに感謝します! これからも自分に出来ることを精一杯して行きます。 南 俊夫
2011/05/29
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アホウドリ飼育プロジェクト無事終了して26日に父島に帰ってきました。12日から巣立ち始めた雛ですが、最後に残った1羽のヒナも25日に無事巣立ちました。2月から約4ヶ月、のべ81日間のキャンプ生活でした。 一緒に参加したみなさん、ありがとうございました。来年は写真絵本を作るべくがんばります。 このプロジェクトに参加するきっかけを作ってくれた小笠原ツーリストのひろし君 そして、いつも僕のやりたいことに協力してくれる家族に感謝します。
2011/05/29
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できました。というか報告遅くなりましたが、4月頭に献本が届き、中旬には発売されていたようです。2月にケータに行く直前まで、文章の修正、写真の差し替えを行い、色校正も一度しか出来なかったので、心配事も多かったのですが、なんとか仕上がりました。 島に移り13年、最初は自分の本など考えもしなかったのですが、初めての自分の本が出せたことを幸せに思います。 今まで島に住み続けることが出来、撮影を続けられたのも様々な人たちの協力があったからだと思います。特に、当時ダイビングガイドという仕事をしていたにもかかわらず、休みの日にまで海へ付き合ってくれた妻の真由実、一歳のころから一緒にボートに乗せて撮影に付き合わせてしまった息子翔太に感謝します。 内容はミナミハンドウイルカの生態を中心に、小笠原の魚たちやクジラも紹介しています。小笠原以外にも世界で見られるイルカを紹介する章や、水族館のイルカたちを紹介する章(ここではシャチ以外のほとんどの写真を水口さんにお借りしました)もあり、大人でも楽しめる内容になっていると思います。 今は、amazonでも買えるようになった様ですが、僕のほうでもまとめて注文する予定ですので、よろしければご連絡ください。ポストカードのオマケでもつけようかと考えています(笑) 表紙の写真は移住した年、98年の9月に撮影したミナミハンドウイルカの親子です。
2011/04/21
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予定通りに昨日、聟島から帰ってきました。今回は2週間と短かったので、楽なものでした。4週間ぶりに見るヒナたちは、大きく成長し、給餌の時に捕まえるのも苦労するようになって来ました。幼かったときの、産毛でふわふわなかわいい姿が、産毛が抜けてくると大人のような姿になってくるのですが、頭のてっぺんから抜けてくる子は、まるでザビエルだし、モヒカンのようになっている子もいるし・・・うれしいやら悲しいやら・・・そして、3年前に巣立った亜成長も徐々に増え、プロジェクトは順調に進んでいるといえるでしょう。 次回は24日に出発し3週間のキャンプの予定です。その間にクジラの撮影にでたいのですが、どうやら小笠原は入梅のようです・・・ ガイド会ブログ昨日アップしています。スーパームーンのクジラ公開です。こちらもご覧ください!
2011/04/18
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久しぶりの書き込みになってしまいました。明日から、再び聟島に行ってきます。今度は短く?2週間です。久しぶりに会うヒナたちの成長が楽しみです。前回のブログの幸運は翌日にも・・・の続きはまた今度で義援金写真販売ご協力いただいた方、ありがとうございました。まだ、サイズによっては額の入荷がなく、発送できていない方もいます申し訳ございませんが詳細は帰ってきてからお知らせします。
2011/04/03
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先日の満月はスーパームーンってやつだったんですね今、知りました(笑)そして、偶然にも、そのスーパームーンの3月19日夕日とクジラの撮影をしていたものの、良いクジラを見つけられないまま日没に。港へ向かってボートを走らせていると、山の上から満月が姿を現したのに驚きました。そして、驚きはそれだけではなく 信じられないことに、月の下には親子クジラの姿をあらわしました・・・ 月の道を泳ぐクジラ。昔、何度も読んだダイアンアッカーマンの『月に歌うクジラ』を思い出しました。暗くなり撮影が出来なくなっても帰るのが惜しくて、いつまでもクジラと月を眺めていました。そして、その幸運は翌日にも・・・
2011/03/26
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今日の空は1日中厚い雲に覆われていました。天気がいいと海が気になり、撮影に出なければ、という気になってしまうのですが、そんな気持を持つこともなく1日ゆっくりと過ごすことが出来ました。とはいうものの、今日も4時に目が覚めて、どうしたものかと困っています。ということで、朝早くからご注文いただいた写真の印刷をしていました。額の入荷が遅れているのですが、もうじき届けられると思いますので、しばらくお待ちください。写真は21日に撮影、夜明けの海、親子クジラの息吹です。【義援金を集めるために写真販売しています。】詳しくはこちらをご覧ください寄付する金額は目安です。売り上げから経費を差し引いた額を寄付しますので、提示額より多く寄付できます。【被災チャリティーのお知らせ】ガイド会とWEB-LUEの共同開催によるスライドショー、チャリティーが行われます。主催者側の参加者は、鉄多加志(静岡・三保、アイアン)八木かつのり(伊豆・川奈、ダイビングサービス川名日和)佐藤輝(神奈川・葉山、ダイビングショップNANA)ガルーダ五十嵐(フィリピン・リロアン、トロピカルパラダイス)堅田純平(沖縄・久米島、エスティバン)大村健(タイ・カオラック&タオ、Big Blue)上田直史(和歌山県・串本、串本シーマンズクラブ)鍵井靖章(水中写真家・WEB-LUE)古見きゅう(水中写真家・WEB-LUE)宮下洋平(水中写真家・WEB-LUE)田端重彦(デザイナー・WEB-LUE)越智隆治(水中写真家・WEB-LUE)を 予定しています。会場では、この震災にあたって、古見きゅうちゃんがfacebook上で立ち上げた「Smile for all」大切な人たちへ。みんなの笑顔が 届きますようにの趣旨説明などもさせて頂きます。会場: 新橋BOX住所: 東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館地下1階電話: 03-3571-6020日時: 4月1・2日の2日間、午後7時から午後10時イベント参加へのお問い合わせは、以下にお願いいたします。鉄多加志 iron@if-n.ne.jp越智隆治 ochi@web-lue.com 僕は参加できないのですが、みなさんよろしくお願いします
2011/03/26
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19日からほぼ毎日撮影に出ていました。変わりやすい春の海況ですが、凪の日にも恵まれよい撮影が出来ました。とくべつアクティブなクジラにあえることはなかったのですが、地味ながらも自分らしい写真が撮れたと思います。天候の良い日は、日の出から日没まで13時間海の上で過ごした日もありました。その甲斐あってか新たなイメージも作ることが出来ました。その写真は、まだ完成度が低いので出し惜しみで(笑)まだ、チャンスがあるかもしれないので、シーズンが終わってから発表したいと思います。 残念ながらツアーに参加できなかった方々。来年、一緒に撮影しましょう! ※義援金写真販売について多くの方の協力により、決めていた額よりも多く寄付が出来そうです。ありがとうございます引き続きよろしくお願いします。
2011/03/25
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ガイド会でも、みんなが様々な出来ることをしています。4月4日から3日まで予定していたマリンダイビングフェアが7月に延期になりました。それにあわせて行われる予定だった『ガイド会ライブ』も7月に延期となりました。が、4月4日に新橋BOXでwe-blueと共催でチャリティイベントを開催することになりました。僕は参加できず、大変申し訳ないのですが、告知させていただきます詳しくはまたお伝えします。 Smile for All「 今、私たちが生きている一日は、亡くなった方々の生きたかった一日」 今、自分で出来ることを!
2011/03/18
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アメリカのNature's Best Photography Magazine の海の写真を集めたコンテストOcean Views Photography Contest 準決勝に残ったというお知らせを以前にしましたが、聟島から帰ってきたらうれしいメールが入っていました。WinnersFirst Place Franco Banfi (Beluga Whale)Second Place Toshio Minami (Spinner Dolphins)Third Place Kaido Haagen (Grey Seal)まさかの2位受賞でした。1位のFranco Banfi はナショナルジオグラフィックの表紙を飾ったこともある写真家です。WEB見たらたまげました。アナコンダの水中撮影してました。こんな人たちの間に混じれるなんて、みなさんの応援のおかげです。本当にありがとうございました。1位のベルーガ、どんな写真なんでしょう。気になりますね~雑誌はHPから買えますのでチェックしてください5月には、Windland Smith Rice International Awards というネイチャー全般のコンテストが締め切られます。2008年に入賞できたので、今年はWinnerに入れるようにがんばりたいと思います。 そして、本日、600以上のアクセスがありました。見ていただいた皆さんありがとうございます。ガイド会ブログも本日更新しています。そう、海はつながっています!
2011/03/17
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みなさまへのお願い アホウドリのキャンプのお話や、イルカの絵本、についてなど、お知らせしたいことは沢山あるのですが、今日はこの場を借りてお願いがあります。東日本大震災で被災した方のために多くの機関で義援金を集っていますが、このたび、微力ながら、私個人として次のようなことをしたいと思います。ポストカードと写真額を購入していただいて、その売り上げを公共の募金機関に寄付したいと思います。1、イルカとクジラのポストカード8枚セット クジラは出来立てほやほやの新作です。 8枚セットで1,200円(送料込み) 1セットに付き700円寄付します。 2、写真額 2Lサイズ 写真中央のもの(額の大きさ 24センチ×19.5センチ) 3,500円(送料込み)1個に付き1,500円寄付します。 A4サイズ 写真左のもの(額の大きさ 39センチ×30センチ) 10,000円(送料込み)1個に付き5,000円寄付します。 A3ノビ サイズ 写真右のもの (額の大きさ 56センチ×44センチ)20,000円(送料込み)1個に付き12,000円寄付します。 写真は好きなものを選ぶことが可能です。このブログに出ているものを選んでもらっても良いですし、相談していただいて選ぶことも可能です。ただし、フィルムで撮ったものは作成できないので、選択の際にご相談ください。また、受付してから作成すること、週一の船便での発送となることからお時間がかかることをご了承ください。支払いは銀行振り込みでお願いします。(手数料はご負担お願いいたします。ゆうちょ銀行口座をお持ちなら手数料はかかりません)また、集まった募金の金額を明確にするために、終了時にはブログ内にて、協力いただいた方のリスト(ハンドルネーム、匿名も可)募金の領収を証明するものを公表したいと考えています。ご協力いただける方、ご質問はこちらまでメールでお願いします。昨日の日記に島本さんが書き込んでくれた言葉です。「今、私たちが生きている一日は、亡くなった方々の生きたかった一日」是非みなさまの協力をお願いいたします。※ もちろんすでに募金をなさっている方もいると思いますし、募金だけがすべてではないということは理解しています。
2011/03/16
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報告が遅れましたが、キャンプから無事に帰ってきました。 メールや携帯に電話くれたかたがた、ありがとうございました。個別に連絡していない方もいますので少し状況を説明します。 アホウドリの飼育事業が行われている聟島を漁船で出発したのが3月11日の12時30分15時ごろ、父島の西を走っているころに無線で地震の情報が入りました。このときの情報では津波は16時10分に50センチ。父島入港予定は15時45分。この時点で心配だったのは係留してあるボートのことでした。時間は下げいっぱい。50センチだったら問題ないかな・・・と思っていると再度連絡が入り、大津波警報に変わり父島は4mの津波とのことで、テレビでは東北がすごいことになっている。湾内に差し掛かると、次々と船が沖へ出てゆきます。港に向かって走っているのは僕たちのみ。16時50分に接岸し、急いで荷を降ろすと車に乗り、そのままボートへ向かいました。もうすでにほとんどの船が非難していました。車を少しだけ離れた、少しだけ高い場所にとめて、急いでボートを出しました。 沖へ出てエスコートのドルフィンテールに横付けさせてもらい、ほっと一安心。スタッフが暖かい紅茶を入れてくれました。横付けした瞬間、体の力が抜けたのを覚えています。みんなと海を見ていると、どんどん潮が引き、前浜や青灯台の階段がみるみるうちに姿を現しました。製氷海岸のエダサンゴも見たことがないくらいの広範囲で顔を出しています。そして、再び水位が上がると前浜は、砂浜が見えなくなるくらいまで水が上がっていました。同じような大きさの津波が何度も繰り替えされ、そのまま日没に。風が上がって横抱きしてもらうのも厳しくなってきたのでボートを離して一人で待機することにしました。この時点ではもうすぐに終わるだろうと思っていましたが、大きな間違いでした。 漁港の入り口付近まで見に行ってみると、潮が渦を巻くように動き引いてゆきます。まだまだ続くと思い、沖へ出てゆくと、今度は小笠原ダイビングセンターの韋駄天から 『カップラーメン食べるか~』 『長くなりそうだから横抱きしろよ~』と声をかけていただき甘えることに。そしてそのまま一夜を明かしました。次の日も潮位は動き続けていたのですが、津波の来る間隔は長くなっていたので、森田さんのご好意でボートを預けたまま8時ごろに一時、自宅へと戻りました。風呂を沸かす間、テレビをつけて愕然としました。想像していたよりも悲惨な状況に目を疑いました。39日ぶりの楽しみにしていた風呂でしたが複雑な思いでした。 もしも、漁船の聟島出発が10分遅れていたら、船は入港せずにそのまま沖で待機したでしょう。そうしたら、係留していた僕のボートは壊れていたでしょう。岸壁には20リットル入りの軽油のポリタンク2個を入れたケースを置いていたのですが、20mほど離れた場所まで流されていました。おそらく水位はたいしたことなかったのでしょうが、津波の力に驚きます。 自分はとても幸運でした。 一人で非難しても友人たちの好意で食料も暖もとれ、交代で仮眠することもできました。当初は『やっと父島に戻ってきたのに家に帰してもらえない~』なんて言っていたのですが、ちゃんと帰る家がある。帰ってからも何の不自由もない生活ができる。離れている家族の無事も確認できた。こんな幸せなことはないです。 次の日も津波注意報は解除されずでしたが、ウェザーステーションへ上がると凪の海にクジラが泳いでいました。凪のやさしい海でした。本当はこの日からクジラの撮影を始める予定でしたが、津波が起きたのもこの海だと思うと、とても海へ出る気にはなりませんでした。しかし、のんびりと泳ぐ親子クジラを見ていると、自分ができることを大切にしてゆくしかないなあ・・・という思いが心の中にじわじわと沸いてきました。 帰宅してからPCを開くとガイド会のメーリングリストで、みながお互いのことを心配し、励ましていました。宮城県・南三陸町、志津川のグランドスカルピンのスタッフの無事も確認されました。川本会長はDeepBlueの田中さんへ連絡し、僕がボートで沖に非難していることを確認にしてくれたとのことでした。そんな仲間たちの会話を見ていて、やっぱり、自分ができることをするしかないという思いが強くなりました。 次の日、朝からキャンプの荷物、たまった洗濯物を片付け、パンクしていた船台のタイヤ交換など用事を済ませ、午後遅くなってしまいましたが、一人海へ出ました。疲れが取れないのか、朝起きて、体が重かったのですが、どうしても今日のうちに海へ出たかったのです。 こんなにも優しい海がありました。柔らかな夕焼け空に親子クジラがゆっくりと、そして力強く泳いでいました。被災地の皆さんが、海を優しく眺める日が来るのを心から祈っております。僕は自分ができること、今、何ができるのか、何をすべきか、わからないのだけど、精一杯生きようと思っています。 福島のゆうこさん!今回は残念ですが、いつまでもクジラと一緒に小笠原で待ってますから!希望だけは捨てないでがんばってください!
2011/03/15
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本来なら出発している時刻ですが、まだPCに向かう余裕?海は久しぶりの凪!順風なスタートのはずですが、荷物が届かなくて足止めされています。ドック明けの小笠原丸、宅急便が満載で、まだ空いていないコンテナもあり、大きな荷物は手付かず状態だそうです。僕がこのキャンプ用に買ったものも配送が佐川なので(ヤマト優先)、いまだコンテナの中・・・お昼ごろには出発したいんですがどうなることやら。今晩またブログアップしてる、なんてことにはならなければいいけど。ということでこれから港に荷物を探しに行ってきます。
2011/02/02
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久しぶりの書き込みになってしまいました。イルカの絵本も大詰めで最終的な形が出来上がってきました。同時に来月から始める新しいことの準備もあってバタバタ(頭の中が)です。小笠原のケータ列島はコアホウドリやクロアシアホウドリが繁殖地になっています。過去にはアホウドリも繁殖していましたが、羽毛採取の乱獲により、現在は、鳥島と尖閣諸島でしか繁殖していません。しかし、鳥島は噴火の恐れがあるので、新たな繁殖地を作るための事業が行われています。アホウドリの巣立ったところへ帰ってきて繁殖をするという習性を利用して、鳥島から連れてきた雛をケータ島から巣立たせて、新たな繁殖地にしようとする計画です。そのためには連れてきた雛を人の手で育て、巣立ちをさせなければなりません。今年で4回目になるこの事業に参加することになりました。ケータ島にキャンプしながら雛に餌をあたえ育てるという仕事です。5月末まで交代で続くのですが、初回は2月2日に出発し、戻るのは3月10日という長丁場。雛は箱に入れられて、鳥島からヘリコプターで運ばれてきて、それを僕たちが背負ってコロニーまで運びます。この事業自体の撮影は許可の問題があるので今年はできないのですが、とにかく自分自身でしっかり感じてこようと思っています。そして、来年は本にまとめることを目的に撮影する予定です。今までも新聞社や雑誌などが取材していますが、僕自身が実際に雛を背負うという重みを感じることにより、彼らには作れないものができると思っています。今年はコアホウドリやクロアシアホウドリの撮影をしっかりしたいと思います。 1ヶ月のキャンプは不安もありますが、楽しんでこようと思います。しばらく音信普通ですが、帰ってきたらレポートしますので楽しみにしていてください。 写真はケータ列島の北の島で撮影したカツオドリの親子です。
2011/01/30
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イルカの絵本の作業も終盤にはいってきました。最終的な文章のチェックや写真の差し替えなどを夜毎しています。小笠原では固体識別も進んでいるので、使う写真にも気を使います。特に性別や親子関係などは気を使います。OWAの調査をしている友人に協力してもらい、精査をしていますが、ペアの写真で使おうとしていた、なかよさそうな2頭がオスだったり・・・親子に見える大きさの2頭が親子ではないことが分かったりと、一筋縄ではいきません。ただ、新たな発見もあり楽しくもあります。 発売は3月初旬の予定ですので楽しみにしてください!写真は使われるかな?撮影当時、2歳2ヶ月と2歳7ヶ月の子供をつれた親子の群れです。
2011/01/23
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今日はうれしいメールがありました。アメリカのネイチャーズベストフォトグラフィーコンテストの海部門のコンテスト2011 Nature's Best Ocean Views contestのセミファイナルに選考された連絡でした。2008年の年間コンテストに入選。2009年の年間コンテストは落選2010年の年間コンテストは準決勝までそして今回は海の写真のみを対象にしたOcean Views contestに応募とりあえず準決勝には出場できました。派手ではないので海外受けは良くないかな?と思っていたのですが、好きな写真だったので応募しました。入選するなら他のカットのが自信あったんだけど、これが引っかかったのはとてもうれしいです。残ったのはこのハシナガイルカの写真です。去年の6月に撮ったもので、僕の中では、今までにない感じの写真になりました。ファインダーをのぞいていて、雲の切れ間から太陽が出た瞬間にこの絵が見えたときぞくっとしたのを覚えています。今は手元を離れた、EOS20D(エスコートのマサヒロくんが買ってくれました)10-22ミリレンズで撮っています。
2011/01/18
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小笠原丸、東京入港は6時だったそうです。横揺れで荷物と一緒に親子で転がっていたそうです(笑)上の写真は昨日の海、沖から見た父島。そして、今日の海、ウェザーから見た烏帽子岩です。立っていられないほどの強風でした。
2011/01/16
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小笠原丸の船内まで荷物を持って行き、お別れをしたらあっさり『バイバイ~』だって・・・もう小笠原丸のなかが楽しくてしょうがないようだ。いつもながらわかれるときは、もっと遊んであげればよかったな~ って思う。 次は2ヵ月後だな!待ってるよ!
2011/01/15
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今年は冬型が長く続いて穏やかな日が少ないですね。今日は小笠原丸の出港日、穏やかになってくれましたが、また風が強くなってきました。明日は時化るようです。内地も大荒れ、小笠原丸も揺れているかな?今日の出港で小笠原丸はドックに入るため31日まで運行はありません。 小笠原丸出港後、ウェザーステーションに上がるとクジラのブローがあちこちに見えたので、ちょこっと見に行ってきました。雲が多く、西日をやわらかくしてくれていて良い条件でしたが、かんじんのクジラは呼吸回数も少なくすぐ潜ってしまい、近くに2ポッドいたのですが、動きも不規則だったので撮影にはなりませんでした。写真は最初に待っているときに、いきなり近くにでたクジラ一呼吸し、すぐ潜ってしまったので、あわててカメラを手にして撮りました。 60Dでの2度目の撮影でしたが、だいぶ慣れました。最初の不安も解消できて使いやすいです。値段もお手ごろだしお勧めします!
2011/01/15
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昨日はここ数日にない快晴、凪でした。朝10時ごろのんびり出港し、穏やかな父島の南で鯨を探しましたが見つからず。アカバを釣ったり、お弁当を食べたりとのんびりすごしました。そして西の海も穏やかになったので、南島の西側を帰ろうとしたところでブロー発見!ブローが一つしか見えなかったのですが、よく見ると脇にちっちゃい子供が!つい最近生まれたばかりのようで、呼吸をするための浮上も『ぴょんっ』と一生懸命飛び出すようなかわいい子でした。体も白っぽく、胎児の名残なのか背びれも少し曲がっていて撮影したデータを見ていたらしわも残っているようでした。そして、母親の背中がでかいこと!今まで小笠原で見たザトウクジラの中で一番おおきいいんじゃにかなあ親子はゆっくりとハートロック前をおよぎ、ときどき子供が母親にじゃれるようなしぐさをしていました。撮影しながらゆっくりとついて行き、巽島にきたところで日没。派手なアクションは見られませんでしたが、夕日に照らされる親子クジラといった初カメラで初鯨には十分すぎる一日でした。ただ、巽島で日没はちょっとがんばりすぎで、帰航したときは真っ暗でした。 気になっていた60Dの操作性も撮影し始めると違和感なく撮る事ができました。さすがに1800万画素、画質はキレイでした。 写真は子クジラ、今シーズン、この親子にまた会えるかな?
2011/01/10
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寒いですね~明日は予報では海に出れそうな気配60D初撮りでクジラ撮りたいな~60Dは慣れが必要ですが、付属のRAW現像ソフトDPP昨日インストールしてアップデートを行ったのですがいままで、欲しいな~って思っていたトリミング時の水平補正やハイライト、シャドウ部の調整ができたりといった今まで欲しいなって感じていた機能が追加されていて、うれしい驚きでした。 写真は20Dで撮ったマダライルカ20DのAFでも撮り方によっては、ジャンプするイルカも問題なく合わせてくれます。以前驚いたのは、クジラのブリーチングを撮ったときに、連射した6コマの中でピントの合っているコマとコマの間に背景にピントがあっているコマがありました。ピントが背景にあってしまったことの残念さよりも、AFのすごさに驚きました。
2011/01/08
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新しいカメラ、EOS60D、1月4日にAmazonで購入したので今便では届かないだろうな~と思っていましたが、昨日届きました!今日、すこしいじってみたのですが、使いにくい感が・・・大きさは20Dとほぼ同じなんだけど、持ったかんじが20Dとも40Dとも微妙に違って、小指がなんか変な感じ。それから、右手の親指でまわす、サブ電子ダイヤルが小さくなって回しづらい!これは、困った・・・全然感覚が違う。よく使うとこなのに!マルチコントローラーもサブ電子ダイヤルの中央になってしまった。いままでだったら、右手の親指で自然に操作できたのに。ストロボの露出補正もメニューから呼び出さないとできない~と、早くもいろいろな問題点が!ただ、シャッターボタンの感覚や連射感、AFはすごくいい感じ。バリアングルの液晶モニターも使いやすそうだし早く体がなれるようにたくさん撮るしかないですね。ただし、40Dとの併用はややこしいかな。しかたないからもう一台買っちゃおうかな。でも新しいものっていいですね!
2011/01/07
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現在、陸ではEOS40Dと20Dの2台を使用していますが、 僕の撮影するものでは、20Dでもこれといった不満はないのですが、40Dももう3年、20Dは5年使ったので、そろそろといった感じで物欲に負けて、新しいカメラ(EOS60D)を買ってしまいました。40Dより連射は少し少なくなりましたが、5コマ/秒は、昔使ってたフィルムカメラのEOS5と同じでクジラ、イルカがメインの僕にはベスト。スポーツを撮るわけでもないので、良いコマ数です。多すぎると選ぶのが大変なので、整理が苦手な僕にはちょうどいい。重量も40Dより少し軽くなり、僕の手に一番しっくりする20Dと同じくらいに。これクラスの大きさだと70-200/F4のレンズをつけてもバランスよく長時間の撮影にも集中力切らさずにできます。発売当初10万円以上したカメラですが、現在は6万8千円。これなら1年後に買い換えても惜しくない金額です。(5,600円/月)ただ、バッテリーの形とデータカードが20,40Dと変わってしまったのが共用できないのが不便です。 まあ使ってみたらいろいろ出てくると思うので、またレポートします。写真は若いカツオドリ、メインの被写体がトリだったら7Dにしたかな?でも10万以上だからちょっと気軽に買えないかな。
2011/01/05
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。小笠原も冬型が続き大時化の毎日です。写真は今朝のウェザーからの一枚。砕ける波が美しくしばらく撮影していました。こんな日しか撮れない写真、というのも確かですが、観光客には気の毒なお正月便でした。 今年は新たなことにチャレンジします。写真も楽しみにしてください(更新は今までどおりときどきですが)
2011/01/02
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今年は、正月やすみ!ゆっくりとすごします。釣りでもいきたいんだけどな~当分無理そうです。 久しぶりに島で家族ですごしています。
2010/12/30
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ガイド会の一大イベントでもある、次世代ガイド写真展来年は4月に行われるマリンダイビングフェアにて出展します。今、その作品を選んでいるのですが、毎年のことながら悩みます。僕は、来年が最後の出品となることもあるので有終の美じゃないけど、見てくれたみなさんが、足を止めてくれるようなものにしたいと思っています。が、3点って難しいんですよね~1点なら、潔く決まるんだけど、3点だと組み写真としても見られるのでなんてことを考えながらも、最後だから好きなの出すかな! 写真は、2008年にだしたマダライルカ。その後、アメリカのネイチャーズベストフォトコンテストにも入選できた思いで深い一枚です。 撮影データ EOS20D Tamron17-50mmレンズの20mm ISO200 f3.2 1/200 PLフィルターをつけていました。
2010/12/29
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父島も寒い日が続いています。今週いっぱいは冬型が続きそうですね。貨物船、共勝丸は昨日、東京を出航したものの東京湾内で待機中。しけの予想のため、年内はあきらめ、父島入港は年明けになるとのことです。船員さんたちは年末休暇もとれずに船内で待機しているとのことです。 写真は今年4月に撮ったもの。メスを追うオスの集団の一頭は口を少しあけながら浮上するのが癖?のようでした。今年もすでに父島周りでクジラは多くなっていて楽しみです。年明けは少し時間があるので撮影にでたいけど・・・来年は3月中旬に自分の撮影の時間を作ったので、今からいろいろ考えています。その後のクジラ撮影ツアーも、こんな夕方の撮影も行う予定なので楽しみです ザトウクジラ撮影ツアーのお知らせ 使用するのは僕のボート、ナインライブズ、10人のりのボートですが、 撮影しやすさを考えて定員は4名限定で、操船ももちろん僕が行います。 通常のホエールウォッチングツアーでは、南島や海中公園などほぼ決まったスケジュールど おりに動く形になりますが、このツアーでは朝から夕方まで決まったスケジュールなしにク ジラの動きにあわせて海の上で過ごします。 条件がよければ夕日とクジラの撮影を行います。これが目玉かな? 長年のクジラの撮影の経験から背景や光を考えた操船、 まあつまり、いつも僕やチャーターしてくれている水口さんが撮っている状況で皆さんにも 撮影してもらおうって考えています。 もちろん写真を撮らないかたでも、クジラをゆっくり観察したい人も大歓迎です。 3/19(土)東京発 3/24(木)東京着 3/26(土)東京発 3/31(木)東京着 キャンセル待ち受付中 の2便で行います。もちろん2航海での参加もOKです。申し込みご質問はこちらまで小笠原丸のチケットや宿の手配の相談などもお受けしますので、お気軽に問い合わせください。また定員が4名と少ない上に、すでに3/26の便は仮予約の方で定員に達してキャンセル待ちです。お早めにお問い合わせください。注)撮影はボートの上から行うもので、クジラの水中撮影を目的としたものではありません
2010/12/28
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ガイド会ブログには書いたのですが、世界中の写真家から公募、選考して作った写真集『世界のネイチャーフォトグラフィー2011』が発売されています。水口さんが編集したもので、コンテストとは違い、ひとつひとつのテーマに沿った写真を選びストーリーを持った構成となっています。写真一つ一つも、目を見張るものが多いのですが、編集のすばらしさが、それを際立てていて見ごたえのあるものとなっています。それから、印刷がすばらしい!僕の写真もあるのですが、自分がモニターで見て仕上げた色とまったく変わらず、もしかしたらそれよりキレイかもしれません。ちなみに僕は5点掲載していただけました。えっなにこれ?どうやって撮ったの?なんてのもありますので、是非、見てください。買っても損はないですよ~
2010/12/27
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昨日のアクセス数が、367もあった。なぜ?普段は100程度なのですが・・・昨日は更新もしていないし・・・ お知らせです。 水口さんの新刊がでました。講談社ブルーナックシリーズ『クジラ・イルカ生態写真図鑑』小さなサイズですが、中身は充実です。水口さんの写真のほかにもフィリップニクリンなど海外の写真家の写真が多数使われています。僕の写真も2点使われていますので是非見てください。 表紙のザトウクジラの親子は、小笠原で撮影されたもので、僕にとっては思い出深い一枚です。初めてのザトウクジラの取材のときでした二日間、時化で海へ出れず、ようやく出た初日、午後になってやっと出会えたこの親子。最初の水中撮影のトライからボートに戻ってきた水口さんの一言『パーフェクト!』今でも忘れられない一言僕の誕生日でした。
2010/12/26
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真夜中の2時すぎ、激しい揺れで目を覚ましました。父島ではめったにない地震。その後、すぐに津波警報のサイレンが鳴り響きました。ほぼ同時に起きて着替えていると、外では次々と車のエンジンをかける音がします。『海岸に近づかないように』という放送とは反して、船を持っている人たちが次々と港に向かいます。警報では津波は1~2m。浅い港内に係留している船は、この大きさの津波が来たら間違いなく被害を受けるでしょう。港に着くと、次々と漁船やダイビングボートが沖へと出て行きます。僕もそれに混じって湾の中ほどまででて、非難しました。午前3時、満月に照らされた海は静かで美しく、それが不気味でもあり。そして4時過ぎには警報は注意報に変わったので、帰航。港には水位が50センチほど上がった跡がありました。震源が近かったからか?小さいものですんでほっとしました。 写真はまったく関係ないですが、鴨川シーワールドのベルーが。製作中の写真絵本にでるかな?
2010/12/22
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父島は今日も雨です。一日がんばってPCに向かってあれこれやっていました。2008年に入賞することができたネイチャーズベストフォト年間コンテスト209年は予選落ち(自身あったんだけどなぁ)2010年度の応募作品にたいして8月にメールがあり、入賞?と思ったら決勝に残ったので大きいファイルの送付の要求でした。そして結果は!残念ながら最終選考には入りませんでした。そして、今募集中で12月に締め切りなのが、海の写真を対象としたネイチャーズベストオーシャンビューフォトコン。今度はこれに出して見ようと思い、今日はあれこれ写真を見ていました。2008年の年間コンテスト入賞は奇跡のようなものだったので、今度は気楽にセレクトしてます。難しくも楽しい作業です。 写真は無関係ですが御蔵島のイルカ、96年5月12日の写真ですイルカの絵本
2010/11/26
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小笠原関係のブログなどで書かれていますが、ザトウクジラが父島周辺で見られたそうです。父島周辺での確認はもう少し後のイメージですが、うれしいことですねぇ一度しか見られていないようなので、南へ行くクジラだったのでしょう。いよいよシーズンの幕開け!まだ気が早いかな・・・ クジラ撮影ツアー、うれしいことに前半は定員に達してキャンセル待ちです。後半はまだ2名の空きがあります。お問い合わせお待ちしていますツイッターっていうのに登録してみたけど・・・つずくかな・・・ ザトウクジラ撮影ツアーのお知らせ使用するのは僕のボート、ナインライブズ、10人のりのボートですが、撮影しやすさを考えて定員は4名限定で、操船ももちろん僕が行います。通常のホエールウォッチングツアーでは、南島や海中公園などほぼ決まったスケジュールどおりに動く形になりますが、このツアーでは朝から夕方まで決まったスケジュールなしにクジラの動きにあわせて海の上で過ごします。条件がよければ夕日とクジラの撮影を行います。これが目玉かな?長年のクジラの撮影の経験から背景や光を考えた操船、まあつまり、いつも僕やチャーターしてくれている水口さんが撮っている状況で皆さんにも撮影してもらおうって考えています。もちろん写真を撮らないかたでも、クジラをゆっくり観察したい人も大歓迎です。3/19(土)東京発 3/24(木)東京着 3/26(土)東京発 3/31(木)東京着 キャンセル待ち受付中の2便で行います。もちろん2航海での参加もOKです。申し込みご質問はこちらまで小笠原丸のチケットや宿の手配の相談などもお受けしますので、お気軽に問い合わせください。また定員が4名と少ない上に、すでに3/26の便は仮予約の方で定員に達してキャンセル待ちです。お早めにお問い合わせください。注)撮影はボートの上から行うもので、クジラの水中撮影を目的としたものではありません
2010/11/25
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お知らせです。来年3月にザトウクジラの撮影ツアーを行います。使用するのは僕のボート、ナインライブズ、10人のりのボートですが、撮影しやすさを考えて定員は4名限定で、操船ももちろん僕が行います。通常のホエールウォッチングツアーでは、南島や海中公園などほぼ決まったスケジュールどおりに動く形になりますが、このツアーでは朝から夕方まで決まったスケジュールなしにクジラの動きにあわせて海の上で過ごします。条件がよければ夕日とクジラの撮影を行います。これが目玉かな?長年のクジラの撮影の経験から背景や光を考えた操船、まあつまり、いつも僕やチャーターしてくれている水口さんが撮っている状況で皆さんにも撮影してもらおうって考えています。もちろん写真を撮らないかたでも、クジラをゆっくり観察したい人も大歓迎です。日程は3/19(土)東京発 3/24(木)東京着3/26(土)東京発 3/31(木)東京着の2便で行います。もちろん2航海での参加もOKです。申し込みご質問はこちらまで小笠原丸のチケットや宿の手配の相談などもお受けしますので、お気軽に問い合わせください。また定員が4名と少ない上に、すでに3/26の便は仮予約が入っている状態です。お早めにお問い合わせください。注)撮影はボートの上から行うもので、クジラの水中撮影を目的としたものではありません
2010/11/14
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めっきり冬めいてきました北よりの風に冷たい雨。 今日も御蔵島の写真を一枚。夕方にであったイルカたちは海に入った僕たちから離れることなく夢中になって泳ぎ続けました。撮影した写真はニコノス15ミリにRDを200増感、開放絞り2.8で撮っていたと思います。開放でも周辺までシャープに写るニコノスレンズは今見てもすごいなあ・・・ニコノスの15ミリやRS13ミリの水中専用に設計されたレンズは今思うとすばらしいものでした。
2010/11/13
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毎日、イルカの写真を眺める日々です。今日は御蔵島のイルカのポジを探し出すのに一苦労。探し出したファイルを見るともう15年も前のポジでした。初めての御蔵島まだイルカの船は2つしかありませんでした。小さな和船で海へ出るとあっという間にイルカの群れに出会い、へとへとになるまで泳ぎました。今、写真を見返すと当時お気に入りだったストックもぶれている写真が多いこと・・・だけど、なんか一生懸命さや必死さがにじみ出ているような写真を見ていると若かりし?ころの自分を思い出すのでした。そんな失敗だらけの写真の中でも、なんとか今でも見れるカットが数枚。写真は初めての御蔵島、カメラを覗き込むような2頭のイルカ、あまりものフレンドリーさにびっくりしたのでした。1996年5月12日 ニコノス15ミリにRD100で撮りました。
2010/11/12
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またまた更新が久しぶりになってしまいました。父島も朝晩はずいぶん涼しくなってきました。以前にもちょこっとお知らせしましたが、子供向けのイルカの写真絵本進行しています。現在は仮のレイアウトもでき、写真の割り振りを検討中です。イルカの生活を紹介する本ですが、小笠原の海の中の生物やクジラなんかも載ります。しかし、イルカの撮影を始めてもう10数年たつのに、ない写真ってありますね…ただ、ここ数年は自分自身、いろいろ考えて撮ってきた成果か、使われる写真は最近のものがほとんどです。何をどう撮ってまとめるか、使う写真を検討しながら、とても勉強になりました。おかげで寝不足な毎日です。 詳細が決まりましたらまた報告します。写真は一昨年の7月嫁島で撮ったミナミハンドウイルカです。
2010/11/11
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久しぶりの更新で、久しぶりに潜ってきました。このところサンセット、ナイトばっかりだったので明るい海は久しぶり。台風のうねりと東風で兄島瀬戸と滝之浦で3本。朝一には滝之浦でハンドウイルカ2頭と泳ぐこともでき久しぶりにイルカの撮影も。カップル?なのか仲睦まじく泳いでいました。 以前、ナショナルジオグラフィックのアメリカ版の表紙にデビットデュビレ撮影のタテジマキンチャクダイの幼魚の顔のアップが使われていました。それを見て以来、ならば、俺は正面顔のアップ!と、見かけるたびにチャレンジしていたのですが良いカットは撮れずじまいでした。そんなことも忘れていたのですが、久しぶりに潜った『三畳一間』には様々な大きさの幼魚が4匹も!念願かなって正面顔をたっくさん撮影できたのでした。この覆面レスラーのような顔が好きなんです。
2010/11/03
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今年の夏は雲の写真をたくさん撮った。これは9月18日エスコートでガイドのお仕事の合間に撮ったもの。たしかマッコウクジラ見に行った帰りだったと思う。あちこちにあるスコールと雲に隠れた西日が綺麗だった。これでマダライルカなんかいたりしたら・・・でもどうやって表現したらよいかわからないけど
2010/10/06
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雨の一日でした。今日はナイトダイビングはお休み。昨日の夜からプリント作業をしています。なかなか色が出なくて四苦八苦していますが良いものができるようがんばります。ある宿のお部屋に飾っていただくものです。できたらまたご報告しますね。 写真は、目つながりで、昨日撮ったネズミフグの目です。これもノートリミング、ここまでよれるのもナイトの利点でしょうか
2010/10/04
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台風の跡は少なくありませんでした。宮の浜もあちこちでサンゴが壊れていて、レンテンヤッコのハレムの場所もダメージは大きく2匹いたメスが1匹見当たりませんでした。オスもヒレが傷ついて、残っているメスに対しての求愛行動も見られず。水温はそんなに下がっていないし、気になります。観察していたホシゴンベのペアは健在で、今日も産卵していました。しかしその瞬間は早くて・・・撮影方法を考えないと無理そうです。写真は帰り道、というより波打ち際でアオリイカライトの光の影響かまったく逃げず、というより寄って来て寄りすぎて、こんなカットがノートリミングで撮れました。
2010/10/03
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台風が去ってから涼しくすごしやすくなってきました。ナイトダイビングも明日あたりから復活しようかと思っています。今日の写真は先日撮ったもので、シャコの仲間ですが、手持ちの図鑑では種類まではわかりませんでした。水深2mほどの砂泥に直径3センチほどの綺麗な円形の巣穴にいました。撮影中、ライトに集まるプランクトンを食べていました。 名前、判るひといたら教えてくださいな
2010/09/30
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台風の影響もすっかり落ち着いた父島です。数回の停電はあったもののボートも被害はなく無事に過ぎ去ってくれました。ただ、小笠原丸は大変だったようですね。 シャチの写真の問い合わせで久しぶりにポジを見ました。もう10年前になりますが、アラスカで見たシャチです。このとき6頭ほどの群れはイシイルカのハンティングを見せてくれました。この写真の直後にボートの舳先に現れたシャチの口にはイシイルカの肉片が咥えられていました。
2010/09/29
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久しぶりにゆっくりとした夕方を過ごしています。といっても仕事終わりにボートの台風養生ロープを解き、さっき帰ってきてシャワーを浴びてブログを書いています。 最近、仕事が終わってあわただしく夕方の撮影で潜っていたので、こんな時間にビールを飲みながらPCに向かっているのがなんかうれしかったりします。別に無理してがんばっているわけではないのですが、なかなか良いカットが撮れない中、後半は疲れがたまり、勢いで潜っていた感じだったきがしますが、台風のおかげで心置きなくお休みできます。 なにしろ目的の産卵は一瞬、ワンカットの勝負なので、撮影できなかったときは落胆します。そんな帰り道にテンションをあげてくれたオマケが初めて撮影できたこのヒレボシミノカサゴ。ライトの光を嫌い、珊瑚の下へと隠れるので撮れるのは2,3カットですが、ペアでいることも確認したので今後も観察し続けようと思っています。 明日は休みですが海はまだ荒れているでしょう。いままで撮ったものを振り返りながら新しい何かをみつけることができたらと、思います。
2010/09/25
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